表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
遠回り

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

843/922

人型魔物ダンジョンの悪魔2

「で、封印の解き方を教えてくれる?」

 広間に移動したところで、ギアマの目の前にデメテルの女神像を見せて確認する。


「一番簡単なのは、この女神像を壊すことだな」

「いや、それはやめておきたい。この女神像なんかを壊すと、後で何を言われるか」

「はぁ。我ら悪魔は封印される方なのに、その解き方を聞くなんておかしいだろう?」

「あ、知らないのか?」

 ギアマが素直にいうことを聞かないので、シミリートが別アプローチに切り替える。


「そんな訳がないだろう!」

「いや、言えないのは知らないだけだろう?情けないなぁ。じゃあ、ベリスにでも聞くことにしようか」

「我を役立たずみたいに言いやがって!」

「違うのか?」

「違うわ!良いか、よく聞けよ。その像に魔力を供給するんだ。封印ではなくその奥の封じられているものに対して」


「やってみるわよ」

 ユリアンネが女神像に手を当てて、少しだけ魔力を流そうとしてみる。

「普通にやると、手前にあるもの、これが封印ね。そこに魔力を供給する感じがするわ」


「ねぇ、ユリ。その封印の強化をやってくれるだけでも良いんじゃない?」

「確かにカミラの言う通りだよな」

「いや、それで何年持つか分からないだろう?ユリだって封印のことに詳しいわけじゃないんだし」

「確かに。じゃあ、やっぱり悪魔を引きずり出して倒す方が良いわね」


 皆の意見も揃ったようなので、ユリアンネは女神像でも奥の方に魔力を流し込むようにしてみる。手前の封印に邪魔されるのか、なかなか思ったようには行かないが、それでもだんだんコツがつかめてくる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
悪魔が2体いると交渉が楽でいいなwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ