洞窟のリザードマン2
「ユリ、危なかったな。それに助かったよ」
ボスと思われる大きなリザードマンを倒した後は、少しずつ通常のリザードマンの数も減らして行くことができ、今は休憩で座り込んでいるところである。
「貰った式神のおかげで助かったわ。でも、使い捨てだから使いどころが難しいのよね」
「紙や墨が手に入れば良いのよね。トリアンに帰ったら親と一緒に探してみるわ」
「うちの親にも頼むわよ」
皮革屋のゾフィと工芸屋のカミラの頼もしい言葉だが、以前にも探して見つからなかったので過度な期待はしない。
「それにしても、大きなリザードマン、きっとボス相当だったんだろうけれど、あいつはBランク程度だよな。オーガと変わらないし、オーガのときにはそれをたくさんと対峙したのに」
「シミ、そういうな。俺たちもCランク相手だと油断し過ぎていた」
「それで、ユリ、ゾフィ、テアを危険な目にあわせた……」
「まぁ、私たちも自分達で身を守れないのに油断してしまったわ」
ゾフィも含めて反省している。
「ただ、素材の件は、それとは別よ。また素材が取りにくい倒し方になっているじゃない!みんなもっと腕をあげて、魔物の傷を減らせるように頑張って!」
「えー。分かったよ」
「まずは解体だな。休憩を終わって、頑張るぞ」
ユリアンネ達の方に気を取られて、リザードマン達から負ってしまった傷の治療も含めた休憩であり、解体などは後回しにしていたのである。
「じゃあ、俺はここで料理の準備でもするか。せっかくだからリザードマンの尻尾も食べてみるか」
「お、楽しみだな」




