川でのリザードマン戦闘
「みんな、もう少し上流に移動を!」
少し開けた場所が、もう少し上流にあることを見つけたゾフィが仲間達にその旨を伝える。
特に攻撃手段もなく盾もないヨルクやカミラ達がすぐにその言葉に従って上流に向かう。
「ユリも早く移動を」
「シミこそ」
ユリアンネは投石を防ぐために≪結界≫も発動してあり、王級の≪炎槍≫より多発できる上級の≪火槍≫をいくつも発動させている。
ドロテアも、水中から上がり身体がたくさん見えてきたリザードマンに上級の≪火炎≫を発動しているが、今まで川に浸かっていて濡れた鱗が相手では水分を乾燥するまでに時間がかかるので、橋の付近で戦っていたときよりもダメージが与えられていない。
一方のシミリートは、魔槍である≪刺突≫のソートスピアの機能を活かすことで、心臓付近など急所を突き刺すことで確実に敵を倒して行っている。
「こっちは足場もあるわよ。早く!」
既に移動を終えたカミラが叫んでくる。
「じゃあ、行くか」
踏みとどまっていたシミリート、ユリアンネ、ドロテアが移動すると、それを追いかけるようにリザードマン達も上流側へ移動してくる。
その顔へ狙い澄ましたゾフィの矢、そしてカミラの≪穿孔≫の投擲用短剣などが突き刺さり、1体は崩れ落ちる。
「じゃあ、残るのは数体だけだ。安全第一で頑張ろう」
「シミ、あんたが危ないのよ」
互いに笑いながら、残るリザードマンを倒していく。
落ち着いて、前衛であったシミリートやジーモントの怪我を治療しながら、倒した敵を引き上げて素材を回収していく仲間達。




