リザードマン退治2
「あなた達って、やっぱり強かったのね」
フィジが、リザードマンを苦労することなく撃退した仲間達に対して呟く。
「盗賊などを倒すときにも分かっていただろう?」
「人間相手だし、見るからにチンピラ、下っ端を相手だったから、こっちの強さなんて分からなかったのよ。でも、こんな強そうな魔物を相手に、ちゃんと連携もして」
「ま、何度も一緒に戦っている仲間だからね」
「で、この後はどうする?様子見という約束だったけれど」
ある程度の素材を剥ぎ取り魔石も入手した後は、手分けして橋にあった倒木などを撤去し、倒したリザードマンの死体を燃やしていた。
それらの目処がついても、リザードマンの増援は来ないので、これからの行動が悩ましい。
「今の間に襲って来てくれたら、どっちに巣、もしかしたら村があるか分かったのに」
「警戒しているのかもな」
「フィジ、どっちに人の村は多いんだ?」
「え?うーん。どちらかというと程度だけど、上流の方かな」
「よし、じゃあ上流の方に行ってみよう」
シミリートが決めた考え方に異を唱えるものもいなく、再び戦馬に騎乗して北上していく。
街道付近では草原であったが、だんだん湿原のようになって来て、その草の高さが人の背より高くなってくる。
「これ、バトルホースだから良いけれど、歩きだと周りもわからないし大変だな」
「いや、戦闘になったら馬を降りるだろう?」
「余計なことを言うと、って!」
再び川の中から石が飛んでくる。
自分達は草よりも上に体が出ているので、良い的になっていると気づく。




