オーガ村長3
後方からのオーガ3体を片付けたユリアンネ達も、村長への遠隔攻撃に参加したところで、一気に形勢が変化する。
近接攻撃に強い村長も魔法攻撃を回避することができなかったのか、≪豪炎≫を受けた後は動きが悪くなり、シミリート達の攻撃も受けることになった。
そして、最後まで炎の攻撃を行うことなく、地面に倒れる。
「念の為です」
倒したことで油断していたシミリートを横に、サンダーが村長の首を切り落とすことで、一息をつく。
「それにしても、急に静かになったな」
村長宅には他に気配もあったし、実際に叫び声のようなものがいくつも聞こえていたはずである。
再び念の為に木片などを構えたブラック達と共に村長宅に入ると、女性体、そして今まで戦っていた少年のような体格よりももっと小さな子供の大きさのオーガ達が血を流して倒れていた。
「村長まで倒されて、自決したということか……」
「油断しないように……」
ブラックに声をかけられたシミリートが、落ち込んでいた気持ちを奮い立たせるように、自分の顔を両手で叩いて、全てのオーガが本当に死んでいることを確認してまわる。
その確認が終わった後、村長宅から出て、外で待っていたユリアンネ達に告げる。
「オーガ村の殲滅は完了だ!」
「よし!」
やっと本当の一息をつくことができたユリアンネ達。
その後は、魔法の袋を取り出し、本当に死亡しているのかを確認するために、その袋に死体を収納できるかで確認しながら、素材や刀などの回収などを行っていく。
その段階で、村の外に待機していたカミラ達も呼んで、皆で村の中の探索も開始している。




