オーガ村の噂2
「で、その間引きの足らなかったオーガ村の討伐を相談されたと言うことか?」
リーダーであるシミリートが話を聞いて来たオーガ村の話である。
「そうなるな。普通の実力では返り討ちにあうのが分かっているが、ミノタウロスのダンジョンを問題なく無事に踏破した俺たちならば大丈夫だと思ってくれたらしい」
「流石にCランクのミノタウロスと違って、銅級の俺たちだとBランクは荷が重いんじゃないか?銀級のシミとユリなら大丈夫だろうが」
「まぁBランクの地龍やAランクの飛龍の山を越えてきた実績はあるけれどね」
「で、村といってもどのくらい居るのか分からないのだよな?」
「あぁ、今まで倒して来た人たちも、村に攻め入ったわけではなく、近くを散策している少数を相手にしただけらしいからな」
「でも、そんな強いのがいたらこの集落は危ないんじゃないの?」
「一応、山脈の向こう側らしく、まだこっちのことは気づかれていないのだと思われているらしい。ただそれがいつまで続くか分からないから、俺たちに相談が来たと言うことだ」
「で、シミは受けようと思っているのね」
「あぁ、シャドウやフェザーが将来に困って欲しくないし、俺たちもこのツキノハラの人達には世話になっているからな」
シミリート以外も、いざとなれば逃げれば良いと思いながら、集落のために数を減らすことには協力するつもりになっている。
「じゃあ、しょうがないわね。で、この集落からは誰がついてくるの?」
「サンダーは来るのが確定らしいぞ」
「刀のお礼と思っているのかしら。まぁ道案内はお願いしたいけれど、無理は頼めないわよね」




