精霊魔法2
「そして精霊魔法は、精霊と契約を結ぶ必要があります」
「悪魔ギアマと契約したみたいに?」
「はい。ただ悪魔は魔法に長けているので契約して魔力を供給すれば6属性や無属性など色々な魔法も使用できますが、精霊は基本的には自身の属性の魔法だけになります」
「そういえば、悪魔ベリスがそんなことを言っていたような」
「悪魔もそうですが、精霊と会える機会がないとそもそも契約は結べませんので、運、縁が大事になります」
「そうね。でも精霊は魔界にいる悪魔と違って、この世界でもそれなりにいるって聞いたことがあるような」
「はい、神界にいる神や天使の神霊、魔界にいる悪魔に比べて、精霊は精霊界だけでなくこの世界にいることも多いです。しかも誰かと契約することなく」
「どうして?」
「精霊は、この世界でもその属性の力が強いところにならば、精霊界にいるのと同様な補給を受けることができるようです」
「ということは、フェザーとストームさんは、その土属性の強い場所で土精霊と会えたということ?」
「はい、そうなります」
ユリアンネの顔に期待の色が出てしまったのであろう。
「はい、おそらくご案内することは許可されると思います。確認して来ますのでお待ちくださいね」
そして戻って来たフェザーが了承された旨の合図をする。
「先日の洞窟ではないのですが、また山の麓に向かうことになります。皆さんが心配されると思いますので、一緒に行かれるか相談しましょう」
「そんなの決まっているじゃないか。一緒に行くぞ」
「シミは、ユリをストームさんと少人数で行かせたくないだけじゃないの?私は素直に精霊様の姿を拝めるかもしれないのが楽しみだわ」
「ま、俺達もせっかくの機会は大事にしたいし、な」




