精霊魔法
「フェザー、精霊魔法について教えて欲しいのだけど」
陰陽師のサン・アーチャーとの技術交流を終えたところで、さっそくフェザーに相談するユリアンネ。
「ようやくですか」
「え?」
「きっとそうおっしゃると思っていました。ですので、饗応役は精霊魔法使いのストーム・ウォーカーにしていたのですよ」
「あ、やっぱり」
「テア、頼む。ユリと一緒に精霊魔法を教えて貰ってくれ」
何か気配を感じたシミリートがドロテアに頼み込む。
ドロテア自身は、九字などを教えてくれているサンダー・バードとの修行も楽しいと思っていたが、確かに精霊魔法には興味がある。
「サンダーさん、私も精霊魔法に興味がありまして」
「ドロテアさん、それならばどうぞ。ストームにも話しておきます」
結果として、ユリアンネとドロテアがフェザーとストームに教えを乞うところに、サンダーも同席するという形になった。
「お二人が今までに精霊魔法に接した機会は?」
「フェザーとストームさんの土。それと、金級冒険者のエックハルトさんと一緒にいたシグランさんの風ね」
「そうですね。基本的には精霊は属性がありますので、火風水土光闇の6種類になります。名前の通り、得意なのがその属性になりますので、私達は土属性の土、石などの系統の魔法が得意です。植物も土系統になりますので、そちらに発展していくこともできます」
「今まで見たことがない気がするけれど」
「はい、やはり攻撃には石つぶてのようなものが効果的ですので。でもユリさんは、塗薬の効果を高めるのに、生命を司る大地の精霊に祈りを捧げているのをご覧になったこともあるかと」
「あ、なるほど。あれは植物の」
「はい、そういうことです」




