ツキノハラの洞窟奥2
洞窟の奥でストーンゴーレムに遭遇した一行。
「私が」
ドロテアが≪炎壁≫を発動してみるが、ダメージを与えられたのか分からない。動きを変えることなく炎を越えて前に進んでくる。
「こいつにショートソードを使っても刃こぼれが心配だな」
「それを言うとバトルアックスでも、だな」
「仕方ないわね。シルヴィス!」
ユリアンネがミスリルの使い魔をワイバーン形状にさせて、ストーンゴーレムの頭に突撃させる。
「おい、おい。どうなっているんだ?」
シルヴィスの突撃で頭が崩れても前進して来る。
≪炎槍≫
ユリアンネが切り札である王級火魔法を、ストーンゴーレムの胸部に向けて発動する。
その威力の効果で胸に穴が開くと動きを止めて崩れ落ちて行く。
「流石に魔石か何かをやられたら倒せると言うことか」
シミリートはつぶやくが、シャドウとフェザーがこそこそ話しているのが気になる。
「どうしたんだ?」
「いえ、皆さんは流石だと。うちの者達はこの魔物に対しては逃げることを前提にしておりましたので。私達の刀では刃が持ちませんので」
「そうか確かに。今から行くところって、何らかの方法で到着していたはずなんだよな」
「はい、神像を盗んだグレートベア達も逃げまわって往復したのかと思います」
もうこれ以上強い敵は出てこないと思って進むが、その期待は裏切られる。
「地龍かよ。もう良いよ……」
皆の嘆き声もわかる。≪石壁≫を発動して皆の手助けをしながら≪岩槍≫などの攻撃魔法で倒して前に進む。
シャドウ達だけでなく集落の男達も何か言っているようだが、こちらは聞いても言葉がまだ分からないので放置しておく。




