港街シオサキ2
「じゃあ、シャドウとフェザーの実家に向かう準備をしようか」
「まずは4頭の馬の調達からね」
「こっちでは私達が言葉を知らない方だから、2人にお世話になるわね。よろしくね」
「任せてください。でも、船でお教えした挨拶程度ができれば何とかなりますよ」
冒険者ギルドにも行ってみるが、シャドウ達の実家の地方への護衛依頼などは無いし、乗合馬車のようなものも無いとのことであった。
シャドウ達の通訳でまずは馬4頭を購入しにいくが、通常の馬と戦馬の価格差が少ないこともあり、臨時収入もあったので皆で戦馬を調達することにした。
「で、4人とも馬の名前は前と同じにするのか?」
「同じように可愛がりたいからね。2代目ということで」
ヨルク、ジーモント、ゾフィ、カミラがそれぞれの雄馬に対してライズ、サンド、ハンク、ゾーンの名前をつけるという。
「草原が多いからか、この中つ国は戦馬の有名な産地なんですよね」
「船で運ぶと思えないから、陸地で運搬するのか?」
「おそらくそうだと思いますよ。時間はかかりますが。その分、向こうでは高価になるのかも」
前世ならば、大量輸送はタンカーやコンテナ船など船の方が時間はかかっても低コストだったが、造船技術など色々と前提が違うので比較できない。
「それにしても、やっぱり黒髪黒目の人が多いよな。シャドウとフェザーみたい」
「それでも顔の模様は違うし、模様もなかったり控え目だったりするわね」
「それは集落、部族によって違いますから」
この港街シオサキを行き交う者は、他国からの人間も居るからか金髪、銀髪、赤毛などもいるが、店員は基本的に黒髪であった。
それに顔の模様は、都会になるほど控え目になることが多いらしい。
「じゃあ、実家への言い訳のためにも、色々な物を調査するわよ」
「って、カミラ。いつもみたいに分かれてしまうと言葉で困るでしょう?シャドウにお願いする男性陣、フェザーにお願いする女性陣で班分けしましょうか」
「賛成!」




