表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
ストローデ領

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

551/976

トリアンの住民慰撫2

「で、シミはいつまでここにいるのよ」

「どういうことだよ」

「衛兵団に戻らなくて良いの?戦争は終わった、と慰撫してまわる領軍の仲間に戻らなくて良いの?」

 独立騒動の最初の頃は住民から無茶な徴集などもあり、特に独立派の男爵と衛兵団の衝突などもあったが、今回のルオルゾン領軍との交戦はあくまでも西の草原と小山の領主館の2箇所だけであり、街中に被害はなかった。

 それもあり、「独立騒動は終わった。モンタール王国のストローデ領として今後も暮らしていく」という旨を領軍が触れまわっているのである。


「マンファン分隊長とセレスラン班長からも打診は受けているが、今のタイミングで戻るべきか悩んでいて」

「それは?」

「みんなもこのままトリアンで一生を過ごすのか?」

「う。それは。前は逃げるようにこのトリアンを去ったけれど、やっぱり王都にも良いところはいっぱい有ったわよね」

「でも、ここで実家を継ぐつもりだし」

「カミラやジモはそうだよな」

「じゃあヨルクやゾフィは出ていくのか?」

「ユリも?あ、ごめん」

 カミラは謝ってくる。確かにユリアンネも、このトリアンでオトマンの書店を継ぐ予定であったが、そのオトマンは亡くなり“オトマン書肆(しょし)”も無くなってしまっていた。


「あの無茶な徴集に対する賠償はされるらしいね」

 皆がユリアンネを気遣ってくれるので、少し違う方向の話を返す。

「でも私はそのお金を孤児院にまわして貰うようにお願いしたわ。もう生きていけるだけのお金は稼げるようになったしね」

 ユリアンネの悲しそうな笑いを見て、カミラが抱きつく。

「今すぐに決めなくて良いわよね。もう少しこのままで」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ