トリアンでの今後の計画
再会の話にも区切りがついたところで、シミリートは再び衛兵団の拠点に向かう。
「そうか、みんなは反対派か。普通ならそうなるよな。それにしてもシミも銀級冒険者か。頼もしいな」
「色々と経験させていただきましたので」
ストローデ領でも、メイユ、コルバック、モンブロワそれぞれの代官や街の雰囲気が独立に対してどのような態度であるかもこのタイミングで報告する。
「そうか。代官たちもそれぞれの立場もあるだろうからな。貴重な情報をありがとう。で、衛兵への復帰はどうする?」
「まだ仲間たちとの今後の話にたどり着いていませんので……」
「構わないさ。それよりも復帰しないならばなおさら頼みがある。近くまで来ているという魔術師団員との連絡役をして欲しい。衛兵が動くと目をつけられる可能性があるから、冒険者のままの方がありがたい」
「なるほど。承知しました」
「本当は魔術師団の少尉相手なら、軍曹の俺なんかからでは失礼なのだが、シミの話を聞いているとそこはわかってくれそうだよな。取り急ぎだからと謝罪しておいてくれ」
マンファンからニキアス宛の手紙を受け取り、宿に戻るシミリート。
まだユリアンネを動かしたくないのもあり、ジーモントとドロテアの3人で戦馬に乗って移動することにした。ユリアンネのゼラにジーモントが騎乗するのである。
「ゼラ、お願いね。私の代わりにジーモントを乗せてあげてね」
馬屋まではユリアンネも付き添い、見送る。
「シミリートさん、さっそくお越し頂いてありがとうございます」
ニキアスはシミリートたち3人の来訪を歓迎してくれる。15人いたはずの魔術師団員だったが、冒険者証を持つ者の何人かはトリアンの街に行っているらしい。
「ニキアスさん、こちらトリアンの衛兵団の分隊長マンファン軍曹からになります」
「どういうことですか?」




