表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
王都生活

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

293/976

臨時出店

「そろそろお店を開いてみようかと思うのだけど、みんなはどうかな?」

 ゾフィが食堂で6人そろって食事をしているときに切り出してくる。


 確かに店舗付の住居を借りているのに、ずっと露店市場でしか出品して来なかった。そちらで少し自信がついたということであろう。

「良いと思うけれど、露店と違って継続して来て貰うには品揃えとか方針が無いと難しくない?」

「そこで、臨時なのよ。短期間だけ店を開いて、この商店街での客層に合うものを探していくの」

「ふーん、それならば余計に良いかもな。本当は、出品の内容を覚えて貰って、この店を目当てに来てくれると良いのだけど、最初は隣近所に来た人がついでにのぞいてくれることに期待だしな」


 話し合いの結果、継続して同じ系統のものを出品し続けるため、ジーモントの屋台的な串焼きは避け、ヨルクの武器、カミラの細工物、ゾフィの衣服、ユリアンネの薬とスクロールとなった。

 ヨルクの武器は、焼き入れを試行錯誤の途中でありいまだ中級上位のままであり、カミラとゾフィも同様レベルである。

 ユリアンネも、主力の傷回復や魔力回復ではない頭痛薬や解熱剤などと、ゾフィの羊皮紙を使った≪火球≫と≪治癒≫のスクロールであり、露店と品揃えは変わらない。


 3日間限定で開店し、ヨルク、カミラ、ゾフィのうち2人が交代で店番することになった。



「これなら露店の方が良かったわー」

「そういうなよ」

 お試しが終わったところで結果は散々なものであった。

 露店では早く完売していたヨルクのナイフなどやユリアンネのスクロールも売れ残り、カミラとゾフィの物はほぼ売れていない。

「ヨルクとユリのはそれぞれ、隣近所の商品と被るところもあるから差別化が難しかったのかもな。カミラとゾフィのは、露天に比べて見てくれるお客の絶対数が違ったのもあるのか」

 出店しなかったジーモントが客観的に判断してくれるが、事前確認や検討の甘さが原因であり落ち込むだけであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ