魔の森の間引き募集
近隣の村のオーク退治の後も、引き続き生産活動、魔法などの訓練や地下水路の魔鼠退治を行なっているユリアンネたち。
ユリアンネはポーション調合で≪簡易結界≫を用いるようになったことと、習熟を続けているため品質がさらに上がり、もう少しで高級下位の品質になりそうな期待がある。
他の仲間たちも試行錯誤の成果もでて、少しずつ習熟して神殿の市場での売り上げも上がり出した。
そのような頃、冒険者ギルドで、先輩冒険者のガルトとファンの大男2人組に声をかけられる。
「おーい、お待ちかねの魔の森の定期間引きの話が出たぞ」
別に待っていたわけではないが、経験しても良いだろうと話し合ってはいた。
魔の森、セルヴ大森林には冒険者たちが日頃から魔物を狩りに行ってはいるが、それでも十分な量が狩れているとは言えない可能性があるらしい。あまり放置しすぎると森から魔物が溢れる、魔物氾濫、スタンピードの懸念があるため、国が費用負担をして大々的に魔の森に魔物の間引きに行くとは聞いている。
さらに、この間引きの際には王国の騎士団や魔術師団も参加し、彼らが出発する際には王都の中をパレードすることで民衆が集まるお祭り騒ぎになるらしい。
「屋台も出るらしいし、俺たちもパレードを見に行こうぜ」
「ヨルクはいつもそれだな。まぁせっかく王都に来たのだし、名物は押さえておこうか」
冒険者ギルドで、間引きに参加する旨の申し出を行うと、指定の日に集合場所まで来ると、森まで連れて行ってくれる馬車に乗れると言われた。
「森をいくつかにエリア分けして、それぞれごとに参加チームが指定されるらしいぞ。戦力的に、騎士団や魔術師団が真ん中で一番奥まで行くことに期待され、両脇を有力な冒険者クランに割り当てて、俺たち単独のパーティーになるほど端の方らしい」
「まぁ初めてだし、色々と様子見ね。何日も野営するならばしっかり準備しておかないとね」




