表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
旅立ち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

194/922

巨大蜂

ジーモントが調理した熊肉を昼食に食べた後はさらに森の奥に進む一行。人が歩いた気配もほぼなくなり下草がそのままの場所になってしばらくすると羽音が聞こえてくる。

「あれは!」

見つけたのは巨大蜂ジャイアントビーが1体だけであった。

「あれってしばらく追いかけたら巣に帰るかな?」

「本気で蜂の巣を狙うの?」

「流石に巣にはたくさんの蜂がいるから、鎧がない今はやめておいた方が」

「そういえば蜂蜜ってお肌にも良いらしいぞ」

何気なくのつもりであったシミリートの発言が行動を決定させてしまう。

「何をしているの!早く追いかけるわよ。でも静かにね!」

カミラとゾフィが主導するが、ユリアンネも蜂蜜の高い薬効に期待があり、どうせなら入手したいと考えて流れを止めない。意外なところでは、フェザーも兄シャドウに自己主張をしているようであった。


巨大蜂は人間なども襲う割に、魔物と思われるような大きな花をつけた植物の花の蜜も集めているようで、その生態を観察することになった一行。

その花の蜜を採取した後、進む方向を転換するので見つかったのかと緊張するが、どうも違ったようである。

「ようやく巣に戻るのかな?」

「それだけ敵が増えるかもしれないから気をつけるのよ」

元々見つかりにくいように、蜂の近くにはゾフィとカミラだけが後を追いかけていて、残りは少し離れた場所をついて来ていた。そのカミラが残りのメンバに指示をする。


そして巨大蜂の後をついていくと、小さな丘の洞窟のような穴に入って行くのが見える。

「どうやらあの奥に巣があるのかしら」

「もう少し様子を見てみようか」

洞窟の入り口がかろうじて見える場所で少し休憩しながら見張っていると別の巨大蜂と思われるものも洞窟の中に入っている。

「確定でしょうね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ