表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
旅立ち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

192/922

セルヴ大森林2

ルードルフの街から乗合馬車で魔の森の手前まで来た、ユリアンネ達8人。シャドウとフェザーの兄妹の2人も含めて、セルヴ大森林に実際に入るのは初めての者ばかりである。

「見た目は普通の森ね」

「だけど、これがとんでもなく大きいのでしょう?迷子にならないようにしないとね」

一緒に馬車に乗っていた他の冒険者3人は軽く会釈をして森に進んで入っていたので、追いかけるように中に入る。


街道ほど整備されたわけではないが、獣道よりは道っぽいものが出来ていて、それに沿って森の奥に進む。

「この道って、森の反対まで続いているわけではないのよね?」

「奥に行くとBランクどころかAランク魔物まで出てくるらしいから、そんなところに道の整備はできないよな。だから途中で道も消えるだろうし、あまり当てにしないで道なりに進むか」

「でもそれじゃ魔物にも遭遇できないんじゃない?」

「狩人の罠もこんな入り口近くには設置していないだろうし、適当に進んでみるか?」

ゾフィ達の話も踏まえて8人がぞろぞろと道から外れながら森の奥に進んでみる。いくら静かに歩いても流石に8人も一緒に移動しているからか、なかなか魔物に遭遇しない。入り口に近くて魔物が少ないのもあるのかもしれない。


一方で、久しぶりに自分達のペースで行動ができているため、ユリアンネはフェザーと一緒に見つけた薬草の採取なども行いながら進んでいる。

「あ、あれ!」

草むらに潜んでいるEランク魔物の蛇などを見つけることもあるが、直ぐに倒して小さな魔石と牙をとり出して皮を剥いで肉だけ取り分けておく。

「もっと肉らしいものを!」

ヨルクが期待するが、なかなか遭遇できない。

「やっぱりトリアンダンジョンみたいには、魔物と遭遇しないわね。メイユやアンハンの周りのオークとかは異常だったのね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ