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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
旅立ち

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刺客3

『何とかシミが来てくれたのね……』

ユリアンネは動けない体のまま応援が来たことだけは認識できる。

『これは麻痺?さっき毒って言っていたわね。ポーションを……』

腰袋から解毒ポーションを取り出そうと思っても身体が思うように動かない。どんどん毒がまわってきたということであろうか。

『即効性は無かったけれど、良い麻酔薬になるかも……』

余計なことを考えてしまうユリアンネ。


シミリートが先行してユリアンネの近くに駆けつけたが、そのすぐ後にも鉄鍋のドラで目を覚ました他の仲間達もやって来ている。

「リリ、こいつを盾に!」


意識はあるが麻痺で脱力しているユリアンネを人質として立たせるほどの力は無いリリアンナ。もたついているところに、それに気づいたシミリートがユリアンネを飛び越えてリリアンナに斬りつける。

リリアンナはユリアンネから離れざるを得ないが、完全に隙を見せたシミリートの背中をヴァレマンが斬りつける。


そこへ他の仲間達が駆けつけ、ヴァレマンを押し倒して武器を取り上げる。リリアンナへも同様に杖を取り上げて押さえつける。

「ユリ!シミ!」

「たぶん何かの毒だ」

致命傷ではないシミリートがユリアンネの様子を見て、ユリアンネ作の解毒ポーションを魔法の腰袋から取り出して飲ませる。

「シミ、ありがとう……」

「良かった……じゃ無いわよ。2人とも、こっちも」

カミラが傷回復ポーションを2人に手渡して飲ませる。


「“蒼海の眼”ということか?」

「多分ね」

というユリアンネ達の会話を横に、適当な布を口に含ませて自殺防止をしながらかまど付近に連れて行かれるヴァレマンとリリアンナ。


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― 新着の感想 ―
ヴァレマン、リリアンはギルドを通して護衛依頼に入ったのでは? それならギルドは二人が悪のクランに所属していたことを知らなかったことになります。 冒険者が何処かのクランに入っているかどうかまではギルドが…
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