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オカルト
「ついに尻尾を現したわね。ピーターが巫女服を着ているはずもなければ,人間の言葉を喋るはずもないわ。お嬢ちゃん,あなた,ピーターじゃなくて巫女さんでしょ」
「…は,はい…」
「おい! 三郷,バラすなよ!」
真依子を睨みつける篤志を,その10倍くらいの眼力で明日香が睨みつけた。
「篤志,どういうこと? 巫女さんがいるということはここは神社よね? 神社なんて胡散臭い所に私を連れてきたわけ?」
明日香の言葉にすかさず反応したのは笠井だった。
「神社が胡散臭いですって!?」
「ええ。私,神様とかそういう超自然的なものは信じてないの。オカルトが大嫌いだから」
「でも,さっき数百年前に死んだはずの源義経に話しかけてましたよね? あなたには幽霊が見えています。オカルト体験をしています」
「そんなわけないじゃない。あれは幽霊じゃないわ。源義経は,ユニコーンの角を食すことによって不老不死になったのよ」
「めっちゃオカルトな説明きた!!」




