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憧れの彼女  作者: 「」
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寝起きの春人くんは「お風呂いってくる」と言ってのそのそと立ち上がり、重い足取りで部屋から出ていくのだったが扉が閉まってすぐにノックの音が聞こえた。

なんだろう。



「ごめんルームキー忘れた」

「春人くん寝起きぼけぼけだね」



テーブルに置いてあったカードキーを取ってあげて手渡す。

苦笑いを浮かべて受け取り今度は本当に温泉へ春人くんは出掛けていき、私は部屋に一人取り残された。

彼はお風呂に入ると長い。

温泉だしサウナもあったから、いつも以上に今回は長風呂だろうなぁー。

お揃いのリングを弄りながら彼のことを想う。


テレビをつけてみたが特に面白そうな番組もなくBGMとしてそのままにしておく。

さっきまで春人くんが寝ていたベッドで寝そべり足の指でぐいっと小さなバッグを引き寄せる。

中にはかぜ薬や胃腸薬などの薬類が小分けして入っており、ティッシュやハンカチ二人分用意して側面のスペースに収納されている。

折り畳み傘も念のため持ってきていたけれど、天気予報を信じるのであれば旅行中に出番はない。

明日は水族館に行く予定で、道中はレンタカーを借り春人くんの運転で移動だ。

今日はもうお出かけする必要もないのでお財布を仕舞う。代わりに避妊具を取り出し、今寝ているベッドとは違うもう一つベッドの枕元に置いておく。

多分私はそっちで寝るじゃないかな。春人くんここで寝てたし。

今日するかしないかはわからないし、明日はもっと疲れているだろうから旅行中にえっちするかは疑問だけど準備はしておく。

出来ればしたい。


お風呂上がりにアロマでボディケアをしてもらったので疲れもないし匂いも良い。

下着はシンプルな白のレースなもの。

一応ショートパンツをずらして確認。……よし。

どうやら彼は派手だったり装飾過多なランジェリーの類は好まない。

直接聞いたわけでないけど、態度や仕草でわかってしまうものだ。

でも例外としてガーターベルトとストッキングは好きなようだ。いつもと興奮の度合いが違う。

流石に今日は用意してないけど。

さぁいつでも帰ってくるが良い。


そう意気込んでみたものの、しばらくしてノックされたドアを開くと宮下君と香ちゃんが立っていた。

ちゃんとカードキーを持っていったので春人くんじゃないのはわかっていたけど、そんなに時間も経ってないしね。

しかし、なんの用事だろうと疑問。

流石に二人して相談というわけでもなさそうだ。

私は二人を部屋に案内してベッドに腰を落とした。

彼らは窓際のソファに落ち着いた。



「智明は?」

「少し前に温泉に行ったよ」

「ならちょうどいいか。まどろっこしいのは苦手なんで単刀直入に聞きますけど」



少し緊張した面持ちで宮下君は言葉を続ける。



「白雪先輩って浮気してます?」

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