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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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お風呂

78日目


今日は転移者の宿舎に風呂を建設する予定なので、まず朝一で部長の相談所に向かいます。

「おはようございま~す」


そう言って中に入ると月山部長と滝山さんが居ました。

「おはよう、武内君、昨日はなんか大変だったようだね」

「いえ?なにも大変じゃなかったですが・・・。ああ~滝山さんがミノタウロスに背負われてたので滝山さんが大変だったんだと思いますよ」


そう言うと月山部長は笑いながら滝山さんを見ます。

「いや、あれは本当に乗り心地悪いですよ、一度部長も体験してみてください」


そう言う滝山さんに月山部長は笑いながら機会があればなと言っています。

うん、多分、機会は無いような気がするな・・・。


そう思いながらも滝山さんに、剣と短剣、そして謝礼のお金を渡します。

「とりあえず、槍は持ってるでしょうが、剣と短剣は無いでしょうから使ってください」

「ありがとうございます」

そう言って滝山さんはアイテムBOXにお金と剣、短剣を収納します。


「それで月山部長、お風呂の増設は許可下りましたか?」

「ああ、一応許可は貰ったんだがな、一度グランバルさんも風呂がどんなものか使わせて貰うという条件が付いてるんだ」


そう言って部長はヤレヤレと言った顔をしています。

「まあ、しょうがないですよね、未知のものですから試したいんでしょう」


そう言いながら恐らく領主館にも風呂を増設することになりそうです。


「じゃあ部長、風呂の増設をしていきましょう、案内をお願い致します」

そう言て席を立ち部長の案内で宿舎に向かいます。


宿舎は全部で9か所あり、1つ目の宿舎は1回目の転移の人と2回目の転移の人が住んでいます。

1つ目の宿舎の敷地に入ると、訓練をしているようで、聞き覚えのある声が聞こえて来ます。


「「燃やせ小〇宙を!!心の中にあふれる小〇宙を解き放て!!燃えろ俺の小〇宙!!」」

なんか今日は複数の声が聞こえるんですが・・・。


そう思い宿舎の庭を見ると、心を満タンにするガソリンスタンドを燃やそうとする痛い人が2人に増えてます。

「月山部長、帰っていいですか・・・」

「武内君、どうしたんだ?」

「いや、なんか痛い人が居たので見なかったことにして帰ろうかと・・」


そう言って痛い人を見ると向こうも気が付いたようでこちらに向かって来ます。

「久しぶりじゃないか!!」


そう言って痛い人は気軽に声を掛けてきます。

「いや、普通に久しぶりって、ていうか痛い人が増えてるし!!」

「痛いとはなんだ!!これの何処が痛いんだ!!」

「いや、ペ〇サスが2人に増えてるし!」

「前回もそうだがお前に男のロマンは無いのか!!」

「いや、そう言うロマンは要らないですから」


そういって冷たい目線を送りますが本人たちは完全にどこ吹く風です。

そしてそんなやり取りを月山部長が温かい目で見ています。


いや、仲良くないからね?微笑ましい光景じゃないですからね?


「それで今日は何をしに来たんだ?」

そう言って痛い人は来訪の理由を尋ねてきますが、なんかこんな人の為に風呂を作りに来たってすごく負けた気分です。


そう思っていると、月山部長が痛い人に風呂を宿舎に増築をしに来たと伝えます。

「本当か!!この世界に来てから風呂もシャワーも無く毎日体を拭くだけなのが嫌だったんだ」


そう言ってなんか喜んではいますが、個人的に痛い人に喜ばれてもうれしくはありません。

そう思いながら増築予定場所に向かいアイテムBOXから採掘してきた5×5メートル程の石を5個程出して錬成術で加工をしていきます。


個の宿舎は男女比が7対3で男性が多いようですがとりあえず、男風呂、女風呂共に同じ広さで風呂場を作、魔道具を設置します。

「とりあえずこれで完了ですが、とりあえず魔道具に悪戯したら壊れますんで、壊したら修理の際お金取りますんで、魔道具を弄らない、触らないを徹底してください」


そう言って釘をさして2軒目の宿舎に向かいます。

うん、そもそも宿舎の部屋割り変えて女性用宿舎と男性用宿舎に分けた方がよくない?


そう思いながら順調に風呂を設置して行きます。

3.軒目、4件目と普通に設置を出来ましたが、宿舎の庭で戦いの練習をしている日本人を見かけるのですが、普通の人に混ざって宿舎1軒に付き2人ぐらいは痛い格好をしている人が訓練していました。


「月山部長、日本人は不条理に異世界へ飛ばされるって時に何であんなものを望めるんでしょう?」

「まあ不条理だからこそ現実を逃避した結果、なんじゃないかな?」


そう言って月山部長は諭すように話します。

うん、まだ王〇将軍の鉾とかはまだ許せるのですが、スト〇ムトル〇パーの格好とか、グラマラスなお姉さんがセラ〇ム〇ンの格好とか絶対犯罪ですよ?、それとゲームキャラの露出度の高い鎧って目の保養にはいいですが、防御力ありませんよ、それで森に入るんですか?もうほんとに頭が痛いです。ア〇ンストラ〇シュ練習している人とかも居ましたし。


それにしても、痛い望みを叶えるネレースも問題ですが、意図的に痛い人を選んで転移したんじゃないかと言う疑念がわきます。


そう思いながら宿舎全部に風呂の設置が完了します。

「武内さん」


そう言って声を掛けられ振り向くと、パチ物のアクセサリーを売っていた望月君と知らない女の子がいます。

「ああ~パチもんの望月君」


そう言って挨拶をすると後ろにいた女の子がお礼を言ってきました。

「あ、あのミシンありがとうございます。ミシンが手に入ったんで洋服がどんどん作れるようになりました」


そう言ってお礼を言って来たのは以前望月君が言っていて月山部長にミシンを渡してと頼んだ子で横山さつきさんと言うそうです。


「武内さんから頂いたミシンで是非お礼に服を作りたいんですが」

そう言って紙に書いた完成予想図を渡されます。


「気にしなくていいよ、むしろ、お店開くの優先で販売用の洋服作った方がいいよ」

そう言って完成予想図を横山さんに返し、ミシン用の糸をアイテムBOXから出して渡します。


「いえ、是非作らしてください!!この世界の貴族の人にも負けない服を作りますんで!!」

そう言って自信満々に言ってくれているのですが、この世界の貴族にも負けないってどう見ても少女漫画に出てくるキラキラした貴族風の人が着ていそうな服になんですが・・・・。


「まあ、今は特に必要ないし、むしろ望月君にこの服を作ってあげれば、目立つしアクセサリーの売り上げも上がる気がするから、望月君に作ってあげて」


そう言って丁重にお断りさせて頂き、望月君には犠牲になってもらいます。

うん、痛い人の仲間入りはしたくないんだよ。


とりあえず風呂の設置も完了したので一旦月山部長の相談所に戻ります。


「月山部長、宿舎なんですが、今は男女が一緒になってますが、折を見て男女で分けた方は良くないですか?」

「まあな、それは私も思っているんだが、女性だけだと防犯面なんかに不安があるからな」

どうやら月山部長もその辺は考えていたようですが、色々と懸念があり思うようにいかないようです。


「それと、物資の件なんですが、一部を販売という形で売るというのはどうでしょう?」

「売るのか?」


「はい、まあタダで支給してもいいんでしょうが自活を目指すなら売った方がいいと思うんですよ」

「まあ確かに、欲しいものがあれば働いてお金を稼いで買う事で自活につなげるという事か。」


「そうですね、あとはその売り上げをこの前話した投資の資金や何か必要な時に使うお金や相談所の運営費に充てる事で相談所事態も自立できますし、人を雇う事で今以上に日本人の管理や把握、サポートがしやすくなると思いますし」


そう言うと月山部長は同じ転移者からお金を取るのが後ろめたいようですが、日本人のサポートなど現在手が回らない部分もカバーしやすくなる事には納得しているようです。

実際、3回目の転移で120人近くがプレモーネに来て現在170人以上の日本人がプレモーネに住んでいます。

それを月山部長一人で把握しサポートするのには無理がある現状なのはご自身が一番理解しているようです。


「そうだな、確かに言われる通りだが、まずは全員が職に就いて収入を得てから販売を検討すべきだろうな。だがまずは生活基盤の確立だ」

そう言って月山部長は自分自身に言い聞かせるように話しているように感じます。


「まあこの件はおいおい考えて行きましょう。あと、月山部長にはお願いばかりで申し訳ないんですが、農業機械、まあ耕運機とかその他の機械を扱える人いないか探してもらえますか?」

「農業機械をか?」

「そうですね、とりあえず、もう一個日本から持ち込める物を農業機械にしようかと思ってます」

「まあ、確かにそれは役に立つだろうが、燃料はどうするんだ?」

「そこは魔石を動力にするように改造する予定ですので何とかなると思います」


そう言って相談所を後にします。


とりあえず、風呂が出来たことで転移して来た日本人の不満も少しは解消されるでしょう。

そう思いながら領主館に向かいグランバルさんの所に行きます。


「で?何の前触れもなしに風呂を増築しに来たと?」

そう言ってグランバルさんは呆れた様子でこちらを見ています。


「いや、だってどうせ後で作れって言うの分かりきっているんで、言われる前に来たんですよ」

そう言って増築場所をどこにするのかを聞きます。


「いや、お前、いきなり来て増築って」

「まあ、下水の場所さえわかれば後はそこに排水管をつなぐだけでから特に問題は無いですし」

「いや、勝手に増築されるこっちが問題だろ」


そう言っているグランバルさんですが、どうやら自分が後で絶対作れって言いだすと言われ、なんだかそわそわしています。

「マサト、風呂って言うのはそんなにいいものなのか?」

「そうですね、かなりいいものです。心も体もリフレッシュできますし、リラックスも出来ます」


そう言うとグランバルさんは完全に落ちたようで、増築候補の場所を案内してくれます。

途中、グランバルさんの奥さんと娘さん、息子さんが加わりお風呂の設置場所会議が始まります。


うん、人が増えると纏まらなくなるんだよね・・・。

そう思いアイテムBOXから女性用の下着や肌着、男性用の下着や肌着をだしてグランバルさん達に見てもらいます。


「マサトさん、これが日本の下着ですか?」

そう言って興味深々なのは奥さんのレイシアさんとメイドさん達です。

「そうですね、これは普通の女性用下着で、大人用はこちらにもありますが・・・」


そう言って、大人の女性が主に勝負する際につけるような下着を見せると女性陣全員がキャッキャと騒ぎながら見ています。

「とりあえず、自分に合うサイズがあれば差し上げますんで何枚でも差し上げますよ」


そう言って女性陣を日本の下着と肌着で足止めしグランバルさんと風呂候補地のを選びます。

うん、女性はこういう物を目の前に出せば足止め出来るし、しばらくは選ぶのに夢中になるから余計な横やりが入らなくなってスムーズに設置が出来るでしょう。


そう思いながら領主館の住居区画の一角に風呂を設置することに決まりました。

グランバルさんいわく、ここが自分達と使用人、両方の居住区画に近く利便性が良いとの事です。


場所が決まれば下水の位置を確認し、アイテムBOXから5×5メートル程の石を6個程出して風呂制作にかかります。


とりあえず、脱衣所を8畳ほどの広さにし、浴室を12畳ほどの広さにして浴槽も6畳くらいの広さにします。

シャワーは無いので上から打たせ湯のようにお湯が落ちるように出る場所を3箇所作り、最後に魔道具を設置し完成です。


「マサト、お前のスキルって便利だな・・・」

そう言って間近で見ていたグランバルさんがなんかしみじみと言ってますが、あなた自分がプレモーネに来てからかなり無報酬で人働かせてますよね?


そう思いながら女性陣の元に戻るとまだあれやこれやと品定めをしています。

「マサト、これはどうやって収拾するんだ?」

「まあ収拾はつかないですね・・・」


そう言ってとりあえずサイズが合わなさそうなものだけをアイテムBOXに収納し後はご自由にという事で領主館を後にします。



うん、グランバルさんの奥さんのレイシアさん、セクシーランジェリーを真っ先に確保していたからこの分だと、子供もう1人か2人くらい増えるんじゃない?

ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。


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