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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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事後処理

お読み頂き誠にありがとうございます。

頑張って1日1話の短いスパンで投稿できるように頑張ります。


お読み頂いた皆様、ブックマーク・ご評価を頂いた皆様、誠にありがとうございます。

土田の撤退と共にバイルエ王国は一斉に敗走します。


「カウア、カウイ、カウウ、カウエ、カウオ、逃げるのは追わなくていいから、残っている敵を掃討して」

「ケルチ、コルチ、バイルエ王国軍に分からないように追跡して、再集結して再度進軍をするようなら知らせて、それと王都付近まで戻るのを確認したら戻ってきていいから」


そういて指示を出し自分も残敵の掃討戦に移ります。

といってもほぼ残っている敵はおらずまわりには道を埋め尽くバイルエ王国軍の兵士の死体です。


うん、いつからこの光景を見ても罪悪感や不快感を抱かなくなったんだろう。

日本に居た時にこの光景を見たら絶対に腰を抜かすかリバースしてただろうに。


これが自分の元々の本性?それとも異世界に転移した際に人の命が軽いこの世界に合わせて性格が書き換えられた?なぜ人をこれだけ殺しても何にも思わないんだ?


死体に囲まれて立ち尽くしながらそう考えますが答えは出ません。


「マサト様、敵の兵士はほぼ掃討致しました」

そう言うアルチの声で自問をやめ今後を考えます。


「さて、この死体の山をどうするか」

そう呟いて死体の処理を考えます。

このまま放置をすると魔物が集まってきてしまいますし、埋葬しようかと思いましたが、とりあえず遺族のもとに返してあげることにします。

と言ってもこれが親切なのか、悪魔の所業なのかというと悪魔の所業だろうと思います。


「カウア、カウイ、カウウ、カウエ、カウオ、5体満足な死体と、損傷の酷い死体を分けて集めて、腕が欠損している死体は五体満足な死体と一緒でいいから。あと破損している武器も一緒に集めてくれる?」


そう言ってカウア達に死体の収集を命じ、自分は木を切り、切った木を錬成術で台車にしていきます。

「マサト様、何をなさるので?」


疑問に思ったアルチが声をかけてきます。

「うん、死んだ人を遺族のもとに帰してあげようと思ってね」

「それはお優しいお心で」

「そうかな?優しいというよりも酷い、いや、人間のする所業じゃないかもね」


そう言って自嘲気味に笑いながら台車を量産して行きます。

「マサト様、こちらに死体を集めておりますが、すべて集め終わるにはしばらくお時間を頂くかと思いますが」

「うん、いいよ。時間がかかるのは想定済みだから気にしないで」


そう言って五体満足な死体の所に行き死霊術を使用して死んだ兵士の肉体を操ります。

今回は数日、おおむね3.4日動けばいいのでかなり力をセーブし、そして同じ言葉を繰り返しながら歩くようにイメージします。そして人に声を掛けられたら死霊術が切れて只の死体に戻るようにも細工します。


「よし、できた!」

そう言って起き上がったバイルエ王国兵の死体を使って台車に損傷の激しい死体を積み込ませそれを引いてバイルエ王国に戻るように命じます。


「ドグレニム領には化け物みたいに強い兵が居る・・・あそこに攻込んだら生きて帰ってこれない・・」

そう死体が呟きながら台車を引いて次々に歩き出します。


「アルチ達はあの死体が無事に森を抜けてバイルエ王国領内に入れるように護衛して」

「護衛ですか?」

「うん、無事にバイルエ王国に戻って貰わないと困るからね」

「かしこまりました」


そう言ってアルチ達はバイルエ王国に向かって歩く死体の護衛の為、森の魔物を狩り始めます。


当初、損傷の激しい死体が余ると困るので歩ける死体に多目に運ばせてましたが最後の方になると歩ける死体が大半を占めるようになったのでゾロゾロと敗残兵が歩いているようになっています。


「マサト様、死体を集め終わりました」

そう言ってカウア達から報告を受けた時には深夜になっていました。


しまった、グランバルさんに戦勝の報告入れ忘れた・・・。そう思いサンダーウルフを伝令に走らせようと思いましたが全員出払っているのでラルに行ってもらうことにします。


「ラル、プレモーネの門まで言ってアモンさんを呼び出して完全勝利だって伝えて、伝えたら戻ってきてね。あと途中にプレモーネから出てきて展開している部隊が居たらその人達にも伝えてあげて」

そう言ってラルを伝令に走らせます。


「マサト様、我々はいかがいたしますか?」

そういうカウア達には道沿いの森に居る魔物を狩り数を減らすように伝えます。

「魔物の死体は魔石を抜いてこの辺に積んでおいて」


そう言って台車づくりの為に木を切って開けた場所に野営用の家を出し中で休みます。

とりあえず、返り血でドロドロだから防具を含めて水で血を流してからシャワーを浴びて寝よう。



70日目

朝起きると、野営用の家の前には魔物の死体が山詰みになっています。

「マサト様、おはようございます」


そう言って声を掛けて来たカウア達に挨拶を返し魔物をアイテムBOXに収納します。

「魔石はこちらに」

そう言ってカウアから差し出された魔石を見ると結構な量があります。


「カウア、魔物は結構集まってきてたの?」

「はい、血の匂いにつられてかなりの数が集まってきております。恐らくしばらくは魔物が増えるかと」

「そうか~、雨でも降って血が流れないと集まって来る魔物は減らないか・・」


そう言いながらしばらく魔物が増えるという事は、すでに魔物の活性化で滞り気味の交易も止まる事を意味しています。

戻ったらグランバルさんに相談して対策を考えよう。


そう思いながらアイテムBOXに家を収納し、カウア達に影に入ってもらったら、ラルに跨りプレモーネに向かいます。

そう言えばそろそろゾルス達に護衛された日本人がプレモーネに着いている頃でしょうかね。


プレモーネの門に着くとアモンさんが待っていました。

「マサト、遅かったな」


そういうアモンですがバイルエ王国軍を撃退したからでしょうか笑顔でのお出迎えです。

「まあ死体の処理と道の近くにいる魔物を間引いてましたんで」


そう言うとアモンさんは真剣な表情になり、魔物の状況を尋ねてきます。

「そうか~、戦争で血が流れればその匂いで魔物が集まって来るからな、一時的にあの道は使えそうにないな」


恐らく商人が行き来できなくなるのを心配しているのでしょう。

「とりあえずグランバルさんの所に言ってきますね」


そう言ってラルに跨り領主館に向かいます。

途中、月山部長の相談所に行き、戦勝報告をしましたがやはり複雑な表情をしていました。


今度、じっくりと月山部長と話さないとな・・・。

そう思いながらグランバルさんの執務室に入ります。


「マサト、完勝だったようだな」

「そうですね。まあ最初から完勝のつもりでしたし、それに指揮官が素人ですから」


そう言って今回の戦いの概要を話します。

「そうか、まあ確かに道でつかえたら大軍も意味をなさないな」


そう言って納得をしています。

「しかし、死体を動かしてバイルエ王国に送り返すってのはどうなんだ?」


「そうですよね~、まああのまま魔物の餌になるくらいなら遺族の元に帰してあげた方がいいかな~って、思ったんですよ。まあ、(ドグレニム領には化け物みたいに強い兵が居る・・・あそこに攻め込んだら生きて帰ってこれない・・)って呟きながらですが・・」


「いや、それ怖いだろ!!!」


「まあ、はたから見たら戦死した兵士を故郷に連れ帰ろうとしている敗残兵って感じですから。のちに英雄視でもされるんじゃないですか?」

「それも悪だくみの一環か?」


そう言ってグランバルさんは呆れた顔をしています。

「さ~どうでしょう?戦死した兵や負傷兵を残して敗走した将兵は国に戻ってどんな目で見られるか」


「それで?今後はどうするんだ?」

「そうですね、とりあえず森の中を通る道を何とかして通行可能にする事が最優先ですね。バイルエ王国は暫くほっといていいでしょうし」


「森を通れるようにする事の方が大事か?バイルエ王国はどうする?」

「バイルエ王国には交易をした方がお互いの為になると、こちらの意思は伝わってるはずですし、今回の敗戦を受けてしばらくは大人しくするでしょう。あちらから使者が来るまで待てばいいと思いますよ?」


「そうなるといいんだがな、じゃあ森を通れるようにして交易を再開する方が重要だと?」

「そうですね、物流の停滞は経済の停滞につながりますから早期に交易が再開出来るようにすべきですね。まずは森を抜ける道を拡張し荷馬車などがスムーズに進めるように道を平坦にすることからでしょうね」


「とはいえそう簡単にはいかないぞ?戦場となった場所だ、血の匂いで魔物が集まって来るしそれを討伐してもその討伐した魔物の血に別の魔物が集まって来る。それに道を広げたらまた敵が攻め込んできた時自分たちの首を絞めることにもなりかねん」


「まあそれは暫くないと思いますよ。それよりも自分がこの世界に来て一度も雨が降ってないんですが、雨は降らないんですか?雨が降れば血が流れて魔物も森に戻ると思うんですがね」


「いや、雨は降るが今の時期は滅多に降らん、あと1.2か月もすれば雨も降ると思うが」

「1.2か月ですか・・・。じゃあ交易を再開させるとなると、まとまった兵士を使って商人を護衛のと並行して魔物狩りを継続するしかないですかね?」


「いや、それは無理だ!魔物の活性化で領内の魔物が増えて村々に被害が出ている、そちらに兵を回す予定だ。到底森を抜ける道には兵をさけん」


そう言って無い袖は振れんと言わんばかりです。

「報告します!!」


そう言って兵士がグランバルさんの執務室に駆け込んで来ます。

「どうした!」

「はい、も、森からモンスターの一団がプレモーネに向かって来ます。その数2百~3百、そして捕えられたと思われる人間が集団の中心に・・」


「マサト!!!」

「あ~、多分それゾルス達でしょうね~~」


そう言うともはや呆れを通り越して諦めの境地に至ったような顔でこちらを見ています。

いや、完璧な護衛ですよ?魔物一匹通さぬ魔物の防壁ですよ?


「おい、アモンに伝えろ、その魔物の群れは敵じゃない、マサトの配下だとな、それであいつも分かるだろう」


そう言ってアモンさんへの伝言を兵士に伝え再度走らせます。


「で?その魔物はどうするつもりだ?まさか町に入れろとか言わんよな?」

「それは言いませんよ、町に入れたら町の人が大騒ぎするでしょ」


「じゃあどおするんだ?」

「しばらくはプレモーネの近くに野営してもらって、その後砦に帰らせます。ゾルス達用に防具作ってもらう予定なんで防具が出来たらゾルス達に砦に連れ帰ってもらいますよ」


「それはダメだ!!、町のすぐ近くに魔物が野営している状況を許せるわけがないだろう!!」

そう言ってグランバルさんは断固として許可を出さないようです。


「じゃあゴブリン軍団だけ森の砦に帰らせます」

「そうしてくれ、ゾルスとかいう眷属達は影に入れるんだろ?」

「そうですね、入れますんでゾルス達だけ影に入れて他は帰らせます」

「おれはお前の影に入った魔物の事は何も聞いていないからな。自己責任で行動しろよ」


なんか思いっきり責任逃れをされ自己責任にされてしまいました。

これでも一応は侵略してくる敵軍を退けた英雄なんですけど・・・。


「因みにグランバルさんは兵士が不足して森を抜ける道にまわす余裕がないって言ってましたよね?」

「言ったがそれがどうした?」


「良い事思いついたんで」

そう言って笑うとグランバルさんはまた何かろくでもない事をと言わんばかりの顔をしています。


「ゴブリン軍団に森の魔物を討伐させればいいんですよね?ゴブリンにとっては討伐した魔物は食料ですから」

「それで?道を通る人間の安全は確保されると?」


「全員は無理でしょうがある程度は効果があると思いますよ?まあ一旦砦に返して再編してからにはなりますから直ぐには森に派遣できませんですが・・・」


そう言うとグランバルさんは暫く考えて、俺は何も聞いていないから好きにしろ、そう言って書類仕事を始めました。


うん、じゃあ好きにさせて頂きます。

まずは二ホン砦からプレモーネ方面に出る道を作って移動の時間の短縮からだな・・。

お読み頂きありがとうございます。


またブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがお読み頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

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