地球と異世界の位置関係
157日目
昨日はタンムの町を散策した後自宅に戻りましたが、タンムの町やロイニレスの町もプレモーネに比べ物が溢れかなり安定した感じでした。
2つの町を見てきた後だとドグレニム領が田舎の辺境と言われているのが分かった気がします。
その後ホブゴブリン用の甲冑と剣を量産しておき、今日はゾルス達道路工事組を送迎してバイルエ王国に続く道の制作を加速させます。
転移魔法で砦に移動をすると既に準備を整えていたゾルス達を送り届け、留守番のバルタ、ロゼフに量産した甲冑と剣を渡して自分は一旦プレモーネ戻りグランバルさんに手紙を届けた旨を伝え月山部長の所に行きます。
「おはようございます」
「ああ武内君、おはよう、今日はどうしたんだ?」
「ええ、とりあえず工場の方がどうなっているか聞きに来たんですが、どんな感じで進捗してますか?」
「まあそうすぐには動かんよ、今はまだ建物を立ててる最中だ建設だけでもあと20日以上はかかるよ」
そう言って急かすなと言う感じで笑いながら月山部長が答えます。
「そうれはそうと、武内君としては、交易品販売所に公衆浴場も作るんだろう?そっちの準備はしているのか?」
「そうですね、全くしてないです、まあ両方とも自分の錬成術で建物とか作ってしまおうと思ってますんで、作り始めたらすぐに出来そうな気がします。今の所は下水など工事が終わるのを待ってる感じですね」
そう言って笑うと月山部長は少し呆れている感じです。
「まあ無計画と言う訳ではなさそうだからいいが、それなりに計画はしっかりとしておいてくれよ。なんせ日本人の雇用にかかわって来るんだからな」
まあ月山部長の言う通り、交易品販売所も公衆浴場も日本人を雇って管理させるので無計画で欠陥があると後々問題になる可能性があるという事でしょう。
月山部長には計画はしっかりとすることを伝え雑談の後、相談所を後にします。
その後一旦自宅に戻り、遺跡と転移魔法で迷宮に向かい状況を確認しましたが、遺跡の周りには魔物の気配も無くむしろ静かな感じの印象を受けましたが、迷宮の方に向かうと状況が一変しています。
「なんだこれ?」
思わず口からそうこぼれましたが、迷宮の入り口の洞窟は大量のジルクスパイダーが巣を張り完全に糸で入り口が塞がっています。
念のため転移魔法で以前攻略した16階層に転移魔法でゲートを繋げ様子を見てみるとどうやら迷宮内部まで
ジルクスパイダーは進出してないようですが、オークなどの魔物が以前より多く居るような感じです。
とりあえず16層を見回ってみましたがほとんどが魔力により発生したオークのようで倒すと肉体は霧散し魔石だけが残ります。
今後、魔物の大量発生が起きた際は迷宮からも魔物が溢れる事が予測されるのも念頭に置いておいた方が良さそうな気がしてきますのでこれも後でグランバルさんに報告です。
その後、ドグレニム領内の村々を見て周りましたが特に問題も無さそうなので自宅に戻り転移魔法の実験を繰り返します。
とはいえ転移魔法で日本に行けない理由は魔力が足りないのが原因じゃない様なので、以前遺跡で見つけた本を見ながら原因を探ります。
夕方まで本を見ながら考えましたがどうもうまくいきません。
うん、ロゼフを呼んで意見を聞いてみよ・・。
そう思い二ホン砦に転移をしロゼフを連れて自宅に戻り転移魔法について意見を交わします。
「マサト様、以前遺跡で見つけた本や魔法陣だけでは何とも言えませんが、一度この召喚魔法陣を使ってみてはいかがですか?」
「召喚魔法陣を?でもそれで何かわかるの?」
「いえ、何も分かりませんな・・・。どこと繋がったのかを解析する魔道具でもない限りは・・・」
そう言ってロゼフは腕を組んで考え込みますが、魔道具なら作れそうな気がします。
「ロゼフ、今から魔道具を作るから、召喚魔法を発動させる準備をしてくれる?」
「それは可能ですが、解析をする魔道具など作れるのですか?」
そう言うロゼフにネレースから貰った創造魔道具作成の能力を伝えると納得したかのようで召喚方法の再確認をしています。
自分は小さい魔石を融合させて大きくした魔石を魔力石化してから付与をし魔道具を作成します。
イメージとしては召喚魔法陣が発動の際に召喚された物が居た場所へ魔法陣を通じで魔力を流し場所を逆探知するイメージです。
出来た魔道具を持ってロゼフと共に遺跡に転移し魔道具を設置した後召喚を試します。
「マサト様、このような紐を魔力石に通した輪のような物が魔道具なのですか?」
「そうなんだけどうまく行くかどうかは分からないね」
そんな感じでロゼフも召喚準備が出来たようなので魔道具を起動しロゼフに召喚を開始させます。
ロゼフが魔力を魔法陣に流し込むと、魔法陣が薄く光だし徐々に光が強くなっていきます。
そして魔法陣の中にはコボルトが現れキョロキョロと見回し自分達に気が付くと牙を剥き出して飛びかかってきます。
体勢を反らす感じでコボルトの攻撃を避けるとコボルトはそのまま自分の横を通り過ぎ逃げていきます。
「マサト様、追わなくてよろしいのでしょうか?」
「ロゼフ、今のコボルトだよね・・・、召喚って異世界からの召喚じゃないの?」
「分かりませんが、異世界にもコボルト居るのでは?それよりマサト様が作られた魔道具はどうでございますか?」
「そっか、調べてみたら何処から来たか分かるよね」
そう言いながら魔道具を手に取り魔力を流し魔法陣が繋がりコボルトが元居た場所を調べます。
目の前にコボルトが居たであろう場所のが見えますが何処かの森か林の中でしょうか?木が見えるだけで何処なのかが分かりません。
「マサト様如何ですか?」
「う~ん、森の中か林の中っぽいけどどこなのかが分からない感じだね、ちょっと転移魔法で行ってみようか?」
そう言って転移魔法で先ほど見た場所へ転移魔法でゲートをつなぎます。
「あれ?ロゼフ、意外と近い場所だよ・・。魔力消費が少ししかない・・」
そう言ってコボルトが居たであろう場所に足を踏み入れると確かに森の中ですがヌスターロス大陸のどこかのようです。
「ロゼフ、失敗だねここヌスターロス大陸だ・・異世界じゃないよ」
「左様ですか・・。ではもう一度試してみましょう」
その後何度か試しましたが召喚できるのは全員ヌスターロス大陸の魔物ばかりです。
「マサト様、恐らくこの魔法陣は本に書かれているような効力のある魔法陣では無いようでございますな」
「そうだね、完全に違う効能だね」
そう言ってロゼフを二ホン砦に送り届けた後自宅に戻ります。
うん、完全に失敗だ・・・。
異世界から何かしら召喚出来れば転移魔法が日本に繋がらない理由や日本に帰るすべが見つかるかと思ったのが完全に無駄な感じです。
その後、いくつか仮定を立てましたがやはり、やはり分からない事ばかりです。
うん、ネレースに聞くか・・・。
そう思いステータスを開き質問1を押します。
目の前が真っ白になり、次の瞬間にはネレースが座る白い部屋に移動していました。
「うん、とりあえず謝るからそのたこ焼き食べるの後にしてくれない?」
「むぅぐ、・・・」
「いや、取らないから、まずはとりあえずその手に持ったパック置こうか」
「ふぅ、なぜそなたは毎度毎度変なタイミングで来るのだ!」
「いや、どんだけ間が悪いんだよ、ていうか何時間、いやどれだけ食べてたんだよ!ていうかどこのたこ焼きだよ!」
「何をいう、まだ3パックだけよ、それにこれは銀〇このたこ焼きよ!」
「そう、たこ焼き、ていうか粉もん食べるなら大阪に行けばいいじゃん、大阪のたこ焼き美味しいよ」
「そうなのか?このたこ焼きよりも美味しいのか?」
「そうだね、まあお店がいっぱいあるから普通の味の店もあるけど、美味しい店は美味しいよ、なんたって大阪では一家に一台たこ焼き機が配備されていて日常的にたこ焼きを食べているとかいないとか・・・」
「そうなのか?大阪と言う場所ではたこ焼きが主食なのか?ならば調べて食べに行くことにしよう」
「うん、家電量販店に行くとたこ焼き機コーナーあるし・・・。まあ頑張って、あと大阪の町を歩くなら、ヒョウ柄、トラ柄が基本だからその辺も重要だね、普通のファッションで行くと明らかに浮いた存在になるよ。あと主食ではないと思うよ・・・」
「そうか、よい事を聞いた、褒めて遣わす、ではもう用は済んだな」
そう言ってネレースは自分を強制送還しようとします。
「チョイ待て!!!何で毎回毎回、ファッション情報やグルメ情報聞いたら追い返そうとするんだよ!こっちが聞きたい事があって来てるんだから質問に答えてからにしろよ!」
「なんじゃ、お主、器が小さいのぉ~」
「いや、器とか関係ないよね、たこ焼きの本場を自分が教えてあげただけだよね・・・」
「まあよい、そういう事にしておいてやろうか・・・。で?何を聞きたいのじゃ?」
「そう、本題はたこ焼きじゃなくて、この世界、ていうか地球やウェース、そしてそれ以外の世界ってどうなってるの?」
「どうなっているとはどういう事じゃ?」
「う~ん、うまく説明できないけど、地球は銀河・・・ていうか宇宙空間にある惑星の1つでしょ?ウェースも同じ銀河系の宇宙空間にあるの?」
「ふむ、まあウェースも地球で言う宇宙空間に存在していると言えば存在しておるが、全く別の宇宙空間となるな・・・」
「どういう事?いまいちよく分からないんだけど・・・。」
「まあ人間には理解出来まい、そうさのぉ~簡単に言えば地球で言う宇宙空間と言うのは我ら神からしたら箱庭のような物」
「うん、分かったような分からない様な、じゃあ聞き方を変えるけど、ウェースと地球はどういう位置関係なの?」
「位置関係じゃと?そのような物はある訳なかろう、次元が違うのじゃ、言うなれば全く別の空間と言えばよいのか?いや位置関係と言うならば亜空間、分かりやすく言うならば通常の物理法則が通じない時空連続体を隔てた場所にあるという事か」
「いや、ますます意味が分からないから・・・。もっと分かりやすく、というかイメージが湧くような説明が欲しいんですが・・・。ていうかその言っている事、ていうか原理をスキル付与するみたいにパ~っと光の玉にして付与してよ」
「はぁ~、これだから人間は・・・。ここまで分かりやすく言っても理解出来んとは・・・」
そう言うとネレースは手のひらをこちらに向け光を放つ何かを飛ばします。
それが自分の体に吸い込まれると、勢いよく頭の中に色んな事が流れ込んで来る感覚です。
「ふむ、おぬしには過ぎたる情報量だったか・・・」
そう言ってネレースは笑っていますが、急に頭の中に流れ込んで来た大量の情報の為、頭痛がするほどです。
「ステータスオープン」
思考がままならない状況で気力を振り絞りステータを開き、溜まっているステータスポイントを知力に振り分けます。
50P、100Pと振り分け150P振り分けたところで情報処理が追い付いてきます。
結果的にステータスポイント250知力に振り分けるとネレースの言っていた亜空間と言うのが理解出来るようになった気がします。
「ほう、咄嗟にステータスを上げたか。フフッやはりおぬしは面白いのう~、普通なら情報量に押しつぶされるだろうに・・・」
「ていうか分かっててやったのかよ!こうなるの分かってるなら先に言うのが普通じゃない?」
「ふむ、それは先に聞かぬおぬしが悪いのであろう、まあ用は済んだであろう、では帰るがよい」
そう言ってネレースが手をかざすと目の前が真っ白になり自宅のリビングに戻っています。
さて、理論は分かったけどあとはどうやって転移魔法と組み合わせるかだな・・・。
とりあえずステータスポイントをあと100程知力に振り分けておこう。
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異世界人順位:2位
名前:マサト=タケウチ 人間 (35歳)
LV:319
職業:錬成術師
ステータスポイント:500
HP:1971
MP:3412
体力:924
筋力:751
敏捷:385
知力:330
物理耐性:260
魔法耐性:210
スキルポイント:999
スキル:
中級火魔法LV3 中級水魔法LV2 中級土魔法LV4 中級風魔法LV1 中級雷魔法LV2
中級光魔法LV3 中級闇魔法LV1 上級死霊術極 上級付与魔術極 上級影魔術極
中級剣術LV2 中級大剣術LV5 状態異常無効 鑑定LV10 アイテムボックス∞×∞
風纏いLV1 見切りLV6 加速LV3 転移魔法 創造魔道具作成
保留:
質問残0回 ・質問自由1回 ・スキル選択残:3個 ・望み3個 ・望む物:0個
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拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。
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