29話
そして、そんな大人気ラーメン屋に足を運ぶ、優の元知り合いたち。
妹視点
ここに来れば、お兄ちゃんに会えると思ったのに……。
定員さんに聞いてみよう。いつ店に来るのか。
「すみません、このお店って、優さんが経営してるんですよね? いつ来るんですか?」
川「来ませんよ。」
「え、でもお兄ちゃんが作ったお店ですよね?」
川「だから来ないんです。当然、優さんも家族が追いかけてくるのが分かってるので、経営は全部私に任せてもらってます。」
「そんな……じゃあ、お兄ちゃんはせっかく自分のお店のラーメン、食べられないの?」
川「食べられますよ。」
「どうやってよ!」
川「普通に出前を頼むので。」
「……確かに。」
川「それに、優さんがどこにいるかなんて、あなたのような駄妹には教えません。」
「……っ」
妹は完全に、自分が敵として見られていることを悟った。
だが、兄からの評価があまりにも違いすぎる現実を痛感し、ここで言い返すことはできなかった。
そして、同じように元の知り合いたちも何人も訪れ、皆、川に同じ対応を受けた。
中には「会えないなら死ぬ」と騒いだ人もいたが、川は冷静に警察を呼んだ。
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