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冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった。【50話以上投稿予定です】  作者:


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14/49

14話

幼馴染・春視点


春は最近、よく優の実家を彷徨いていた。

優が出てこないか、待っているのだ。


でも、出てくるのは妹か母親だけ。


「…あの、いい加減辞めてもらっていいですか?」

「アンタには関係ない」

「…関係なくないですよ。この家は私の家です」

「違う、私と優の家」


こんなやり取りは何度も繰り返された。

最初の頃は


「何を言ってるんですか!ここは私の家ですよ。あと追い出す前提にしないでください!!それに、認めません!!あなたみたいな変態は!!」


と激しく言い合っていた。

しかし今では、もう春もツッコむ気力はない。

何より優は引っ越したことを知らない。

春は哀れだな、と少し思った。



優視点


家の引っ越しも家具の整理も終わった。

新しい住居は、かなり良い感じだ。


冤罪後から少しずつ集めたグッズも飾った。

うん、いいね。


優の実家には、かつて家族や友達の写真、コレクションがたくさんあった。

優は思い出を大切にしていたのだ。


だが今は、冤罪後にできた仲間の写真はあるものの、家族や高校以前の友達の写真はひとつもない。



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