11話
姉視点
姉はずっと家にいる。
もう、外には出たくないようだ。
「ただいま、お姉ちゃん」
「……」
冤罪が判明してから、妹と少し喧嘩した。
ただいまと言う気力も出ない。
前はすごく仲が良かったのに……全部弟のせい。
いや、冤罪野郎のせいだ。
でも、私は何もしてない。
ただ弟を怒っただけなのに、痴漢なんて最低だって言っただけ。
……仕方ないじゃん。分からないもん。
私だってクラスメイトから責められるし、大変だったんだから……
冤罪が明らかになってから時間は経ったけど、
私はずっと自問自答して、楽しそうにしている弟の動画を眺めていた。
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妹視点
今日も、お姉ちゃんは返事をしてくれなかった。
お母さんともあまり話していないようだし……
もう、この家族は終わりだね。お兄ちゃん……
「って、お母さん、どこに行くの?」
「先生と一緒に優に会いに行くのよ」
どうりで、珍しく変な時間に外に出ると思ったら、先生と一緒か。
私でもダメだったのに、先生がいいわけがない。
「もう、優は退学も取り消しで良いみたいだから、これからまたここから通ってもらうわ」
「……本当に!!」
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