205日目(2)
205日目(2)
「たった一つの画像とツイートが、始まりだった」
高槻はモニターにそのツイートを出そうと探し、すぐにやめた。
その場にいた者は皆、実物を見ずとも思い出せた。
画像は、高さ、直径、共に数十メートル以上の巨大なコンクリートの円筒。
配水池と呼ばれる、水道局の水槽施設。
震災発生からおよそ数時間後、円筒上部を空撮したものだ。
建物のあちこちに亀裂や崩れ、煙が漂って来ているのも写っていた。
円筒の頂きに、様々な色の作業服とヘルメットの人間が十数人登っていた。
彼らはめいめいに柵から地上を見下ろしたり、小さな蓋を開いて水槽内を覗き込んだりしている。
何かの機械を配管に取り付けて、バインダーの書類に書き込んでいる者もいる。
その写真には、文章が添えられていた。
『【緊急】テロリア人、震災に乗じテロ決行。***配水場に侵入、タンク内に毒か細菌を混入している模様。この地域の住民は、続報あるまで水利用を控えて下さい』
ツイート投稿からおよそ二十分後に、その写真が『緊急給水に向け、水道局員が配水施設各所の臨時点検を行なっている所』だと指摘が入る。
そのツイートは悪質なデマとして、多少はまともな人々からの非難もされ始めた。
だが、その頃には、既に何千ものリツイートがついていた。
写真と文章のコピーが、何百人ものアカウントによって更に拡散されていた。
更に一時間で、模倣と思われる別の写真とデマツイートがおよそ30種類投稿され、それらも一千件近いリツイートで拡散されていた。
曰く
『ショッピングセンターから商品を盗み出している』
『無人の銀行を荒らしている』
『ATMを破壊している』
『警察に偽装して武装している』
『消防員に偽装している』
『避難所を不法占拠し、避難者を脅迫している』
それらの写真の正しい内容が判明するまで、数時間から一日以上を要したと言われる。
いずれも店員や社員による運び出しや、地元の役所、警察・消防による応急活動の写真だった。
もっとも、『外国人のテロが起きている』と思いたがっていた多くの日本人にとっては、それらの事実になど元より大した意味はなかった。
最終的にそれらの写真と文章は二百万人の目に入り、一万人前後のアカウントが、『北の本国からの指令で、在日テロリアの反日テロが始まった』『日本国民は対抗しなければならない』などと発言していたのが確認されている。
最初に被災地となった山陰・山陽地方で。
続けて関西地方、九州で。
東海・中部地方で。
関東――最後には、全国で。
在日外国人の多く居住する地域や住宅へ、避難所となった公園や公民館へ、暴徒が押し寄せた。
避難所が暴徒の発生場所となった例もあった。
『国防有志市民隊』などと名乗った彼らは、鉈や金属バット、先の尖ったパイプ、猟銃やバーナー、手製の火炎放射器まで持ち寄っていた。
震災直後から一週間の間で、日本中に広がった虐殺の犠牲者数は、90年以上前に起きた大震災の時のそれをも大きく上回った。
反対に、暴徒を諌める市民や警察の動きは、90年前をも大きく下回っていた。
暴徒に加わらない大半の日本人も心のどこかでは思っていた。
『あの国やあの国出身の連中なら、そういう事もあるかもしれない』と。
そして、自分と関係のない場所で起きるデマと虐殺に、凄まじく無関心だった。
一番最初のツイートは、投稿されたその日のうちに、リツイートとフェイバリット数が万単位に達していた。
デマを流し虐殺を煽動したツイートとアカウントは、その大半が、数年経った今でも削除される事もなくツイートを続けている。
「昔と違い『日本に敵対的な本国を持っている』というのが、そうしたテロの噂にに信憑性を与えたんだろうと――」
「そういう問題じゃねえだろう。俺はリアルタイムであの騒ぎを追ってたんだから。良く分かってんだよ。何度も奴らに殺されそうになってな」
当時を総括する高槻に、高地が嘲笑で返す。
「『馬鹿な事を止めろ』と彼らを止めようとした結果、『反日テロ協力者』として殺された日本人の数は、未だに正確な数が分からない」
「まあ、これがあった結果、凄い速さで日本からの難民対策が世界中で進んだ訳じゃない」
どこか愉快そうな口調で、遥が口を挟んだ。
「大戦後、先進国では初めてだったんじゃないかね。各国の外務省から『退避勧告』が出るなんて」
「もう先進国じゃねえ」
高地が吐き捨てる様に返す。
「1万人以上の虐殺が起きて、首相がそれを大っぴらに開き直る国だぜ。岸末ちゃんの言う通りな、『他にもそういう国は幾つかある』けど、晴れてそういう国々の仲間入りしたんだ」
「虐殺だけじゃない……『年間数十~百ミリシーベルト』の放射線量に加えて、虐殺があったんだ」
ぼそっと曽根木が付け足す。
死者達の間に、忍び笑いの声が伝播する。
「そんなセットコースは日本以外、どこにもない」
「うわ、止められなくたって行きたくないねえ、そんな場所」
咳払いしながら高槻は話を続ける。
「あくまでも難民だ。『尻尾を巻いて帰国した』なんて言ってる馬鹿者もいるが……国外へ出られたのは結局、永住外国人の3割以下。彼らはもともと日本にしか住めない日本の住民なんだよ。残りは国内での安全な場所への移住を実施した」
「ものは言い様だな。50キロ圏すれすれの、住民全員避難した後の団地なんて当てがいやがって。その避難団地の門に『働けば自由になる』とか書いてあるって噂は本当かよ」
「言葉に気を付けろ……こっちだって、君らの冗談にそこまで付き合ってられる気分じゃないんだ」
フロート達の揶揄する言葉に、高槻の口調にも棘が露わになる。
「そして今、日本人の目に触れる場所に、そういう外国人は殆どいなくなった」
「でも、日本人は逃げられないんだね。そんな世界中から退避勧告が出ている危険地帯から」
「岸末首相が頑張ったからね。国際社会からの、表立った虐殺への非難も、国民を国外へ避難させるべきだという世界各国からの忠告も、国内ではもう殆ど聞こえなくなった」
「でも、本当は大体バレてるんでしょ」
「知ってても、普通の日本人はそんなものに関心がないのさ」
遥と曽根木の会話に、再び咳払いをする高槻。
「さっきから喉の調子でも悪いのかい。ここの空気が悪いか……すまないね、呼吸しないもんで、そういうのに鈍いんだよ」
「君らの言う通り、『線量がもう全国で危険レベルに達した日本から、全国民を一時的にでも退避させるべきだ』という世界からの忠告も、日本政府はヒステリックに噛みつき、国内には『日本を貶めようとする不当な外圧』として伝えた」
「いやいや、頑張ったね。日本政府の皆さん……『日本は安全です』『安全です』『中傷は許しません』『敵国の脅威があるんだから、国内の不審な人種に警戒するのは自然な事です』『震災直後の痛ましい犠牲でしたが、こんなのどこの国でも普通にある事でしょう』『日本ばかりが殊更に悪く言われるのは、アンフェアな事で――』」
「虐殺事件が明るみに出たのと、こうした対応の結果、今では、本当にどこからも何も言われなくなった。世界は今では静かに待っている。僕らが静かに死に絶えるのを――日本を取り巻く状況はとても静かになった」
「ふふ、『こいつらはもう死ぬしかないし、別にもう死んでもいいね』って事になったんだね」
「『岸末首相の努力によって、デマや誤解は解消し、日本の名誉は回復した』と言う事に国内ではなっているけどね」
「アメリカと中国は、諸外国に対しても日本と岸末政権を擁護しながら、同時に日本消滅後の『汚れた死の島』の権益を狙う方向に移っている。この二国は余計な事を言わない、日本政府の一番の味方になった。日本国民の命にも良心にも関心がないから」
「岸末ちゃんも一番それを知ってるから、出来るだけ向こうに高く売り渡すつもりなんだろうよ」
「日本の自動車と鉄鋼輸出には、今の所、目に見える影響はない。だけど輸出入市場は年を追って物凄い速度で縮小し続け、国内経済も弱り始めている」
高槻の話は数年前の虐殺騒ぎや、岸末外交の話から、今の話に移っていた。
彼は統計資料を棒読みするみたいな口調で、『現状』を並べて話す。
各地方の郊外や格差の大きな地域では、餓死者や生き倒れも見えにくい場所で増加している。
まず一人暮らしの老人が、続いて母子家庭の幼児が、続いて二十代の男性が、次に四十代の独身男女が、砂がこぼれる勢いで死んでいる。
それらに比べれば目立たなかったが、介護心中の件数も年を追って倍増を続けている。
子供の死亡数は、この4年間、戦後最大を更新し続けている。
―――とんっ
「我々生者こそが、黄泉へと滑り落ちている。君らには、そう見えているのか?」
ふいに閉じたファイルで机を叩きながら、高槻は言った。
「それと入れ替わりに、『死から浮上した』君らがこの国の新しい主となる」
睨みつける高槻の視線に、遥は赤い瞳で見返す。
「そういう宗教なんだろう? 死者達の間で流行っている『フロートとシンクの神話』は」
「一つ言っておくけど、別に私が流行らせた訳じゃないよ。そちらは、私ほか何人かの足取りと、その話の分布の関係を随分執拗に探ってたみたいだけど」
「ふん」
頷きもせず、睨んだまま鼻を鳴らした高槻は、再び彼女へ尋ねる。
「優越感を持っているのか? 生者に」
遥は苦笑を浮かべながら、一度だけかぶりを振った。
「いいや、羨んでいたんだよ。数年この仕事してても、分からないのかい?」
「分かる……何が?」
「死者はいつも、生者を妬んでるんだって」
高槻は溜息をついて、遥から視線を外す。
「でもね」
不意を突く様に続いた遥の声。
高槻は目線を上げる。
「生きているんだったらさ、運命とは戦わなくちゃ。世界には抗わなくちゃ。そうだろう? 生きてるんなら」
遥は笑みを浮かべながら、尋ねる様な口調で高槻へ語りかける。
「確かにあんたらは、もう膝位まであの世に沈んでそうだ。だから、そのまま沈んで行くのかい? 皆で静かに……それは『生きている』とは言わない。そういう態度は、死者の領分だ」
「ご高説もっともだが、俺はもうごめんだ」
話し合いが一旦終了し、高槻達が去った後、遥と他のフロートもいち早く退室した。
高地と曽根木が二人だけで部屋に残っていたのはたまたまだった。
「『生きるなら世界と戦う』、ああいい話だよな。でも具体的な話……どいつもこいつも一つの方向に向かせようって、アイツの魂胆丸出しじゃないっすか」
近くの椅子の背もたれを押さえて、ギシギシ音を鳴らしながら呟く。
音の聞こえ方が気に入らない様子で、忌々しげに顔を歪める。
「生きてた頃は、こんな音じゃねえ。もっときちんと響いてただろうが。低い音だって身体中に響いてたのに」
高地は椅子を乱暴に前へ滑らす。
椅子は、テーブルに当たって更にスピンする。
「ついてけねえんだよ。俺は、フロートの選択肢だってもっと色々あるだろうって言いてえんだよ。他の可能性を閉ざして、目を塞いで一つの理想。自分の約束の地。アイツは、自分がくたばっても誰かに後を継がせようとしている」
「それだけ本気だって事じゃないのかな」
「かえって危ねえんすよ、そんなの」
曽根木の言葉に、高地はトーンを落として答える。
暗い顔で下を向いていた彼は、少し顔を上げて曽根木に視線を向ける。
「俺ね、AAAの、あの黒ゴス女に顔繋いだんすよ。ここを出たら、あいつらに渡りつけてもらって、ちっと他所に行こうかと思ってるんです」
「石堂さんね……まあ、それは好きにしたらいいと思うよ」
「曽根木さんはどうなんすか。そろそろね、アイツに乗っかって同じ所目指すんじゃなく、別の所――」
高地が言いかけた時、サイレンが鳴り響いた。
部屋だけでなく廊下からも。
火災警報とは違う、高音で反復するサイレンだった。
どうして花紀が選ばれなければならない。
どうしてこいつらは傍観しかしない。
どうして私は傍観しか出来ない。
私は無言で問い続けている。
誰にも聞こえないし、答えられない問い。
繰り返している。
ちょっと仕草を作っただけで、『心を入れ替えて従順になった』と思い込む。
ドラマや漫画の登場人物の方がもっと疑り深い位だ。
しかし、あいつらは、別に頭が悪いんじゃないのだろう。
目に見える態度以外、本当はあまり関心がないんだ。
私にも、花紀にも、自分以外の何者にも。
花紀は意識のある時、よく『忘れてね』と訴える。
発作があった時の事、苦痛の中で叫んだ事が記憶に残っているみたいだ。
消えそうなほど小さな声。
だけど、発作が起きて私に喰いついて来たこの子は、『忘れて』と言った事を忘れたかのようだった。
いっそこの身が花紀の糧になれば良い。
そう祈りながら半ば差し出す様にした肩も、この子にはもう噛む事は出来ない。
そして、あいつらは。
私より前から花紀の仲間で家族だった筈のあいつらは、発作の事どころか、花紀そのものを忘却しようとし始めている。
私には分かる。
こいつらは、今手当てを続けながらも、忘却を始めている。
目の前に横たわっているものが花紀である事を。
それが花紀であった事すらも。
花紀という子がここにいた事までも、忘れ去ろうとしていると。
名前のない『末期発現者』という、かつて仲間のフロートであった腐った肉片だと思い込む事で、多くの痛みから解放される。
そうやって、時々耳に挟む、私の前にいた昔の仲間も見送って来たのだろう。
そうだ。
こいつらは何事もなく花紀が消えてくれるのを待っている。
何事もなく、花紀の苦しみが、夢が終わるのを待っている。
悲しむふりをしながら。
怯えたふりをしながら。
怒ったふりをしながら。
こういうのを『まるで死人の様だ』と表現するのだろうか。
だが私に言わせれば、これこそが『まるで生者の様』だった。
生者の様な死人どもが、言葉少なに、貼りついた無表情で、葬式の支度を始めている。
私も、その茶番に取り込まれている。
だって私は、そういうのが何よりも得意だったのだから。
自分を殺して、群れに溶け込ませる事には慣れている。
そうしないと、生きて行けなかったのだ。
そうして、生きて行けなくなったのだ。
今、生きる事をやめた私に、こんな事をし続ける意味などない。
ただ、この子だけが、ここで私の見つけた――見つけてしまった『意味』だった。
今日も花紀は苦しんで、形を崩壊させ、足掻いている。
今日を――――生きている
傍観し続ける私の、止まった筈の心臓が張り裂けそうになる。
この痛みから免れようと、この子を忘却してまでルールにしがみ付き、我が身と群れの保身に固執するこいつらの『意味』は一体何だ。
分かっている。
生前やっていた様に、集団を作り埋没しないと、外敵に立ち向かわないと不安なだけだ。
生前を無意味に模倣するこいつらは、正しくゾンビの群れだったのだ。
ホラー映画の中のあいつらの様に、無意味に町を闊歩し、会社や学校へ向かい、ショッピングセンターに押し寄せる。
存在そのものが生者のパロディでしかない、哀れなフリークス。
ならば私は何だ?
同じじゃないか。
同じかもしれないが、あるいは違うのか。
違うなら何だ。
そう、私は―――きっと『亡霊』だ。
亡霊は、生者の理屈で動かない、生者の希望で歩かない。
亡霊は、生者と違う意味の中に存在する。
私は、森津衣菜の亡霊は、花紀の見る夢の為に花紀の影となった。
それだけが私の持っている意味だ。
「そうして、この子と夢を分かち合ったつもり?」
ロープの支度をする津衣菜。
その視界の隅に上半身血まみれの少女が写っている。
「この子の夢の一部になったつもり?」
折れた首からゆらゆらと揺れる頭部は、虚ろな目を津衣菜に向けている。
「同じ夢を見たつもりになったの?」
彼女――飛び降り直後の自分自身が、津衣菜を嘲笑っている。
「でも、この子はあんたじゃない――」
「うるさいな! そんなことは……わかってる……」
「いいや分かってない、分かってる筈がない」
背中を向けている筈なのに、幻影は視界の隅から離れない。
いつの間にかそれは、自分の足元を這いずっていた。
「だってあんた、生きるのをやめた時、分かる事もやめちゃったじゃない」
「……黙れ」
低く罵った時、幻影は消えていた。
津衣菜は予定通りに、天井数か所にロープをかける作業を手早く終えると、その中の一本の輪っかを自分の首に掛けた。
フロートが普通の生者の様に『首吊りで死ぬ』とは考えにくい。
まして、津衣菜の様な『折れた首をギブスで補強してる』フロートに至っては、まずあり得ない。
少し考えれば分かる、特に対策部職員ならば常識レベルだと言える事だ。
でも、実際にぶら下がっている少女を目にして、すぐにそう判断出来るかどうかは別問題である。
ドアを開けてすぐ目の前、顔の前に足がある位の高さで吊り下がっていた津衣菜に、巡視に来た職員は二人とも彼女から目をそらしてしまった。
津衣菜のすぐ前にいた一人は、そのまま携帯で本部へ報告しようとした。
津衣菜は、ロープを緩めると落下速度で彼の頭上から急襲し、倒したショックと首の締めで気絶させた。
廊下へ後ずさりし、大声で周囲の者を呼ぼうとしていたもう一人は、身構えたまま一歩室内に踏み込むが、その眼前に津衣菜の姿はない。
「―――?」
目の前に物凄い勢いで、ロープに括りつけられた金属のポールが顔めがけて吹っ飛んで来るのを認めた。
次の瞬間には鼻血を吹きながら廊下へ吹き飛ばされていた。
津衣菜のロープが落ちるのと連動して、壁のラック上から弧を描いて落ちる様仕掛けられていたものだった。
「ずっと見ててもさ……何も出来なければ意味がないよね」
対策部職員から奪った電気警棒を手に、感情のない声で語りかける津衣菜。
その足元には、職員の呼び声で駆け付けた美也と日香里が倒れている。
最初から室内にいた千尋は、ロープを準備する前に口を塞いで、担架ごと縛り付けてある。
津衣菜は千尋の元にも歩いて行くと、念の為に電気ショックを与える。
「……津衣菜さん………」
日香里の掠れた呼び声は、悲しんでいる様にも聞こえた。
「ついにゃ……」
背後から、この部屋に残っているもう一人の声。
津衣菜は千尋の意識が途絶えたのを確認してから、身体の向きを変えて、声のした方向へ優しく微笑みかけた。
「お待たせ花紀。私があんたに明日を見せてあげる」
copyright ゆらぎからすin 小説家になろう
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