表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『終焉を告げる常闇の歌』  作者: Yassie
第11章 荒れ狂う海
301/348

プロローグ


 和也が冥竜として復活してからしばらく時が経って2ヶ月後。


 11月11日


 ーー 竜国 ーー


 不気味で巨大な城の廊下に、靴音をたてながら朱莉は歩いていたが、唐突にその歩みを止める。


「何かようかしら」


 その質問は曲がり角の向こうに立つ、ルシファーに投げられた。


「聞こうと思っていた事があるんだ」


「なにを?」


「どうしてこちら側につこうと思ったんだ?」


「今さらなに?」


 その答えを知っている者は少ない。

 凶星十三星座(ゾディアック)の中で知る者はゼスト、バラン、この両者のみ。

 彼女は"ラスト・ヴァンパイア"であり"ヴァンパイア・クイーン"。

 そんな彼女にはある秘密が隠されていた。


「あの子は私の子供も同然だからと言った筈だけど?」


「……私をめてるのか? そんな理由で貴様が人間を裏切ったと、本気で信じるとでも思ったか?」


「現にあの子が目覚めれば、私は凶星十三星座(ゾディアック)のナンバーズに入るのよ?」


「ナンバーズになれるからなんだと言うんだ? 過去にそれでも我々を裏切った者達がいることを知ってるだろ」


「だから何かしら? 私があの子を裏切ると本気で思ってるのかしら?」


「そうだとも……、貴様はこちら側の情報を向こうに渡すつもりで来たんだろうさ」


 そうやり取りをしていて朱莉は為息を吐き、歩き出すと曲がった先にいるルシファーの元まで行って襟首えりくびを掴むと、耳元で何かをささやいた。


「なっ……?!」


「それを知ってるのはゼストとバランだけ。いい? 下手にそれを誰かに話したら貴女はきっと2人のどちらかに殺される。だから黙ってた方が身のためよ?」


 何を聞いたのか解りはしないがルシファーの体は震えだし、怯えた顔で何度もうなずいた。


「知ったからには協力してもらうから覚悟しておいてね?」


 この時、ルシファーは知らなきゃ良かったと思った。


「じゃ、私はあの子の部屋に行くわ」


「は、はい……」


 再び歩き出した朱莉はその後、和也が眠る部屋に入るとそこには部屋中に広がる不気味なまゆがあり、不気味な鼓動こどうを鳴らしていた。


「様子はどうかしら?」


 まゆの近くに椅子があり、そこにゼストが静かに座って見つめていた。


「問題()()()()()


「……どんな時でもその話し方に気をつけて」


「……すまない」


「それで良いの。それでついさっきなんだけど、ルシファーに秘密を喋ったわ」


「なっ!!」


 喋った。それだけでゼストが声を出して驚くと、朱莉は静かにと言いたげに人差し指を口に当てた。


「も、申し訳……ない」


「はぁ……、取りあえず誰かに言ったら貴方かバランに殺されるわよって脅しておいたわ」


「そ、そうか……」


「それで? あの子の様子はどうなのかしら?」


「……以前、なんら変わり無い」


 まゆの中にいるのは和也。

 鼓動こどうがなる度に内部が光り、その都度、中で眠っている和也の影が見えた。


「この調子だと後4ヶ月ってところかしら」


「早ければ。しかし、それはあくまでも早くて後4ヶ月であり、遅ければ1年近く掛かる恐れも……」


「そうね……」


 それだけを話し、2人はこの後暫くの間、黙って見守った……。


第11章……、開・幕・です!!

はいどうも皆さん、Yassieです!!

今回の章は比較的まだおとなしい内容になるかと思いますので、引き続きお楽しみ下さいませ!!


高評価やブックマーク、感想 (皆さんの中にある考察等々)を頂けますと張り切って頑張れますので宜しくお願い致します!!

それがなによりの栄養なので是非ともおぉぉぉ……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ