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『終焉を告げる常闇の歌』  作者: Yassie
第1章 終わりの始まり
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第9話 長い夜の始まり


 その日の夕方、俺はとある場所に来ていた。

 そこはとんでもない広さを持つ屋敷に。


「ちーっす」


 そう言って屋敷を警護する黒服の男達に声をかけながら中に入って行き、俺が向かった先は巨大なガラスの温室の様な建物。

 中に入るとそこはまるでジャングル。

 建物の中には深さ60センチ位の川が流れ、小さい熱帯魚達が泳ぐ。

 更にその奥に行くと、そこには足を組んで気怠そうな感じでソファに座る、1人の男がいる。そいつは俺が言うのもなんだけど……、超イケメンな奴だ。

 左手を肘掛けに置いて頬杖し。右手に持つ小説を、器用に親指だけでページを綺麗にめくっては読んでいる。

 目は幾らか細目で目つきが悪く、左目だけが赤いオッドアイ。しかも不思議なことに、その目が僅かに光っている様に見える……。

 髪は肩甲骨まである長い髪を、ポニーテール風にしていつも紐でしばり。左の下唇にリング状のリップピアスを1つ付けている。

 コイツはいつも後ろ身頃が長い、白蛇を模した様な柄のシャツとかを着ていて、その上から襟にファーが付いた黒いコートを肩から羽織ったりしている。

 ズボンはV系のベルトロックパンクのカーゴパンツ。

 靴はクロコダイルの皮を使ったブーツ。

 コイツがカズ、夜城和也(やしろ かずや)だ。

 俺達にとって頼れる存在であり。コイツが美羽の曲を作っている。


「うっす」


「……あぁ」


 俺が軽く声をかけても、こっちに目を向けないでぶっきらぼうな態度をする。


「……暑くねえのか?」


「暑かったら脱げば良いだけの話だろ」


「いやそうだけどよ、もうちょいで7月になるんだぜ?」


「自分が気に入っているファッションと言うものは、時に我慢してでも着なくてはならない時がある」


 いやいや、おかしいだろ……、もう時期夏なんだぞ?


「そういや今日、用事があるって言ってたよな。それでその格好なのかよ?」


「いや、それはそれだ。格好とは全然関係が無い」


「んじゃそう言えよ。寒いならもっと()()()()()()()。俺は今の温度が丁度いいけどよ」


「馬鹿が。下手にそんな事したら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 ですよねぇ……。


 実は今、俺がいるここはカズの部屋だ。

 ジャングルの様な部屋の中にはネペンテスと呼ばれる数種類の食虫植物があり、中でもネペンテス・ラジャと呼ばれる食虫植物をカズが昔から大切に育てている。

 他にはヒカケヘゴと言う大きなシダ植物が多くあり。部屋の中にはプールまであるし、その周りにヤシの木やフェニックスと呼ばれる木等、様々な植物まである。

 まるで太古の森の様な雰囲気が漂っていて、実は結構、俺は好きだ。

 部屋には、コバルトツリーモニター、エメラルドツリーモニターと呼ばれる樹上性のオオトカゲや。グリーンパイソン、ジャングルカーペットパイソン、カーコンドロパイソンって言うニシキヘビ達も飼育していて。リクガメも数種類、部屋の中を自由に歩き回っている。

 根っからの爬虫類好きだ。


「テメェは俺の家族を殺させてえのかよ?」


「いやそんなつもりはなかったんだが……、スマン」


「ふん。ところで飯は?」


「食いたいです」


「来ると思って、一応待っててよかった」


 なんだかんだ言って、やっぱ良い奴だ。

 カズはガラステーブルの上にある電話の子機を手にし、内線に繋げると夕飯を頼んだ。


「今日はなんだ?」


 俺が聞くと。


「今日は牛と豚のホルモンを使った俺特製アヒージョ、鴨ロースト、シーザーサラダ、オニオングラタンスープ。あっ、パンがよかったか? それとも米か?」


 カズは夕食の献立を親切に教えてくれる。

 聞くだけでヨダレがでちまいそうだ。


「んじゃ今日は米で!」


「ん。大盛りで良かったか?」


「おねしゃす!」


「もしもし? 今日は米大盛り2つで頼むよ。……ん、時間になったらお願いします」


 カズが電話でそう伝えた後、カズの真後ろの白い壁が急に動き出した。


「よう()、今日もカズにベッタリだな。つーか()()()()()()()()()()()()?」


 それは巨大な白い怪物。美羽がTV番組で話していたワニだ。

 体長約20メートルはある正に化け物と言っても良いサイズのワニ。

 いや……、本当にワニと言って良いのか分からない。本来ならそんなサイズのワニ、いるはずが無い。

 顔はただのワニと言うより、ワニと狼が合わさった様な凶悪な顔。その眼は真っ黒で、爬虫類独特の縦長の小さい目が真っ赤な色をしていて、動くたびに光の軌跡(きせき)を作る程に煌々と輝く。

 牙は二重。内側の牙はワニみたいな歯をしているけど、外側の牙は上下に大小とあり、まるでクロコダイル科の様に口を閉じていても外に出ている。その牙はどれもサーベルタイガーの牙みたいで、より凶悪さが際立っている。

 さすがにこの骸を怒らせたら超怖ぇ。

 体は筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)で、恐竜の様な鱗肌。そこにワニの様な鱗と言うより小さな甲殻にあるトゲはまるで背ビレの様にそれぞれが大きく、背中に一直線と両肩に4つ存在している。

 特に肩の筋肉がもの凄い。そのため、立ち上がった姿はまるで巨大な狼の様な体型をし。四肢は鋭利な爪を持った強靭な足をしている。

 尾はワニに近いが、普通のワニと比べると凶悪で長いし。

 模様やシミがひとつも無い純白のそれは、どちらかと言うと恐竜と言っても誰もが信じる程の怪物だった。


「相変わらず骸はカッコいいよなあ。見てて惚れ惚れするぜ」


 怖いけど、俺はこの骸を昔から知っている。どれだけ長い時間の間、骸を眺めていても飽きないどころか、益々惚れてしまう程にカッコいいと思っている。


「だとよ骸。よかったな」


〈グルルルルルルルッ〉


 骸が喉を鳴らす。慣れてない奴が聞いたら、かなり恐ろしいと思う。


「どうやら機嫌が良いみたいだな」


 でも俺には骸が機嫌が良いのが分かった。


「まあな」


 カズもどこか嬉しそうな表情で応える。


「でもなんで骸の近くにいると寒くなるんだ?」


「……知るかよ。それもあって俺は骸といる時は真夏でもこんな格好になる必要があるんだがな」


 不思議なことに、骸の近くはやたらと涼しい。いや、涼しいどころか寒くなる。


「でもある意味クーラー要らずだよな」


「まあ俺も知らねえが、どうやら骸は冷気を体内で生成し、それを体外へと放出(ほうしゅつ)。そしてそれを(まと)っているんだと思う」


 いややっぱ普通のワニじゃねえ!!


「なぁ……、やっぱ骸ってワニなんかじゃなく、なんかの恐竜だったりするんじゃないのか? もしかしたら怪獣だったりして?!」


 カズは根っからの怪獣や恐竜と言った物が大好きだ。だから俺は昔から骸がそうなんじゃないかとは思ってはいるんだが。


「あ? 骸はワニだよ。新種のワニでいいんだよ。それに今発見されてる恐竜の化石の中に、骸みたいな肉食恐竜の化石が見つかってるか? 四足歩行でこれだけデケぇ肉食恐竜がよ。ねえだろ? んな事言ってて下手に解剖されたらどう責任とるんだ? あ? コイツは俺の家族(ファミリー)なんだぞ? だからワニでいいんだよワニで」


 カズはそう言って、骸はワニだと主張する。


「そ、そうだな確かに。スマン、骸」


 俺が素直に謝ると骸もそれを了承したのか、<グルッ>と軽く応える。

 俺だけでなく、美羽達も知っている事なんだけど、カズは極度の動物好きであり。動物のウンチクを頼んだ瞬間、誰も止められなくなる。

 その中でも特に爬虫類が本当に大好きなんだ。

 俺も大好きだけどよ。

 だからこそ俺は、実は怪獣なのではとつい思ってしまう。まぁ、いるわけ無いんだけどさ。

 そんなカズが骸を(かたく)なにワニだと言うのは、余りにも不自然だからだし。もしかしたら周りに骸の存在を知って欲しくないが為に、ずっとワニだと言い張っているのかも知れないんだと思う。


 カズと骸が出会ったのは今から10年程前のアフリカ。


 当時、カズは親父さんに連れられてアフリカのとある場所に行っていた。

 そこでは大きな人喰いワニが出ると言う場所でもあった。

 でも、当時のカズ達はそんな事を知らずに川に近づいた。そしてその時、その大きな人喰いワニが現れ、親父さんが襲われた。

 しかしその時、危うい所で親父さんは助かった。

 何故ならその人喰いワニの頭を一噛みで潰し、川から出てきて助けてくれたのがこの骸だったからだ。

 でも助けてくれたと言うより、骸がその人喰いワニの代わりに暴れただけだった。

 カズや親父さんを無視し、目につく家とかを破壊して暴れ回った。

 そんな骸の存在は原住民達すら知らなかったらしい。

 そのあまりの恐怖に我を忘れ、半狂乱となって逃げる者までいたけど、それは無理もないよな。

 けど、骸がカズの存在に気づいた途端。今まで暴れていたのが嘘だったのかと思える程に、何故か急に大人しくなった。

 カズはそこで骸と言う名を与え。家においでと伝えると。骸は素直にそれを聞き入れ、こうして今、部屋にいる。

 その出会いを間近で見ていたのは親父さんとその部下達全員。そして、なぜか一緒に行っていた沙耶が知っている。

 そしてその出会いはきちんとビデオに収められ、厳重に保管されている。

 俺はその話しとビデオを見て、その事実を知った時にはもう……、興奮しまくった!


 なんか、カズと骸が始めて会った時のビデオが見たくなってきたな。


「なあカズ、また今度、骸と初めて会った時のビデオ見せてくれよ」


「あ? 別に構わねえよ?」


「あの時の骸の登場シーン。マジで感動したもん俺! マジでカッコいいしよお! ああぁ! なんであの時俺も一緒に行かなかったんだろ?! クソオォォォ!」


 俺は当時、別の用事があって一緒に行けなかった事を今だに後悔している。


「まっ、今度お前も一緒に行こうぜ憲明。最近ちと気になる未確認生物がいてよ」


 なに?! 未確認生物?!


「マジか?! そりゃいったいどんな奴だ?!」


「クククッ、本当にいるのならビックリするような奴だ」


「なんだよ! 教えろよ!」


 悪そうな笑いかたをして、カズは教えてくれない。

 それから程なくして夕飯が運ばれて来て。俺とカズは運ばれてきたその料理を堪能した後、またカズと先程の話で盛り上がった。


 クソッ! いったいどんな未確認生物なんだよ?! 気になるじゃねえか!



 20:00



 俺と談笑しているカズの元に、誰かがやって来るのを察した骸がそちらに目を向けると。


「楽しんでるところごめんね、ちょっと良い?」


「あっ、()()じゃん」


 俺がそう呼ぶ相手に、片手を上げて挨拶をした。

 その人の名前は"鬼頭朱莉"さん。

 俺達にとってとても優しい先生なんだ。


「ごめん、ちょっとカズに用があって」


 そう言って先生はカズを呼び。俺にはその内容がまったく解らない話しが微かに聞こえていた。


「話し合いの結果、万が一に備えてって事がたった今決まったわ。頼めるかしら?」


「……成る程な。まあ()()()()()()()()()()()()()()()()()()。まっ、最近暴れてないからいいストレス発散にもなるだろうしな」


 アレ? 暴れてない? ん?


「でも、下手に暴れて周りに被害が出たら事が事だから、そこは気をつけてもらわないと」


 まずいな……、聞いたらいけないような話しだぞこれ……。


「なら俺も久しぶりに出るか」


「カズが?!」


 お前も行くんかい!


「なに? 不服?」


 当たり前だろ! お前が首を突っ込んだら軽く()()()()()かも知んねェだろ!


「不服な訳無いじゃない。アナタが出てくれば間違い無く簡単に終わらせられるもの」


 はィ?!


「んじゃ決まりだ。親父に伝えておいてよ」


「分かったわ」


「決行は?」


「……今夜よ」


 あっ、これそろそろ帰んなきゃなんねえ感じだな俺……。


「マジか……、まあ昨日の今日なら早く動くに越したことは無いか」


「集合時間は2200時よ」


 いやそれは解んねえよ!


「了解だ」


 解んのかよ!


 そこで話しが終わったのか、先生は俺に顔を向けた。


「んじゃ私はこれで行くわね憲明君」


「ウス!」


 そう言って先生はカズの部屋をあとにした。


 さて、一応聞いてみるか。


「なんだったんだ?」


「別になんでもねえよ」


 やっぱ内緒か。分かってたけどよ。


「そういや今日、ここに来た時、なんか何時もより物々しい雰囲気があったなぁ。やけに皆、ピリピリしてるって感じだったし」


「あ? なんでもねえし気のせいだ。それと俺はこの後出掛けなきゃならなくなった」


 俺が来る頃、屋敷の外では特に何もしている訳では無かった。

 けど、何時もとなんだか様子がおかしいと言う事に、俺はなんとなく感じていた。


「ええぇ……、マジかよぉ」


 っと、俺はそれとなく言ってみる。


「悪いがそろそろ帰れ。準備しなきゃならねえからよ」


「しゃぁねえな。んじゃ、メシご馳走さん! また来る!」


「おぉ、悪いな、気をつけて帰れよ?」


 そして俺がカズの部屋を出てすぐ、屋敷に超大型のトラックが入って来た。中にひっそりと大型肉食恐竜を余裕で運べるんじゃねえかって、勝手に想像しちまう程の。


 久々に見た。これ、いつも何を運んでるんだ? おっと、あんまり見てたらまた()()()()()()()に怒られちまうな。今度何を運ぶのに使ってるのかカズに聞くか。


 だが時既に遅しだった。


「おいゴルァ! なに見とんじゃ! ああん?」


 うーっわ出た。


「うっす、御堂(みどう)さん」


 いきなり怒ってきた男の名は、御堂浩(みどう ひろし)

 顔のあちこちに傷跡が残る、かなりの強面だ。

 歳は40代前半辺り。

 角刈りの髪にツーブロックを入れ、両方に2本線を入れている。

 周りの人と同様にその身は上から下まで、見事に黒服。

 身長2メートルはあり、何処かの格闘家みたいにとてもガタイが良い。

 その話し方は最早ヤクザだ。

 いや、ヤクザなんだけどよ。


「ワレぇこんな時に何しとんじゃぁ?」


「なにしてるも、今から帰るところだぜ?」


「ああん?」


 そういやなんか慌ただしいな。


「なんかあったのかよ? かなりバタバタしてるみたいだけど」


「ワレには関係ない事に決まっとんじゃろうが!」


「まあそうだけどよ。なんか気になって」


「一々気にせんでええんじゃゴルァ!」


 相変わらず怖ぇーなこの人。


 でもその時だった。


「こんな時になに騒いでんだ騒々しい」


 屋敷の中から1人の男が出てきた。

 身長は御堂さんに比べたら小さいが、その姿は威風堂々とした佇まいをしている。


「あ、兄貴、すいやせん」


 御堂さんは兄貴と呼ぶ人物に深々と頭を下げた。


「なんだ、憲明じゃないか。あんまり邪険にしてやるな御堂」


「は、はい」


「悪かったな。今夜は色々と忙しいから皆バタバタしてて気が立ってるんだ。許してやってくれ」


 その人はとても穏やかな喋りで俺に申し訳ないと逆に謝る。


 相変わらずこの人はカッコいい。


「いや別にいいっすよ。そんな時に来ていた俺が悪いんだから逆に気にしないで下さいよ、(つかさ)さん」


 この人の名は、犬神司(いぬがみ つかさ)

 歳は御堂さんより上で40代後半……、だった気がする。

 髪はスパイラルパーマをかけたソフトリーゼントにしたワイルドな髪型。

 顔はシュッとしていて目が細く、眼鏡を掛けている。

 犬神さんも御堂さん達の様に全身黒服だが、背広の下にはベストを着ていて、ビシッと綺麗に着こなしている。

 一見、どこかのエリートサラリーマンの様に見えるんだよな。


「そう言ってくれるな。お前は今日、ここがこんなに忙しくなっているとは知らずに来たんだろ? だったらそれを(とが)めるのは筋違いと言うやつだ。違うか? 御堂」


 にこやかな顔で話す犬神さんはとても優しそうな雰囲気がある。


「そ、その通りです」


 だが、御堂さんは知っている。この人を怒らせるとヤバイと言う事を。

 現に、犬神さんが御堂さんへと向けた視線に、恐怖していた様子を感じる。


「ならば一言、憲明に謝罪の言葉を」


「憲明、すまなかったな」


「良いって良いって、なんだかんだで俺は司さんや御堂さんに昔から良くして貰ってるしよ。だから気にしないでくれよ」


「すまんな。帰るなら送るが?」


「いや良いよ。こんな忙しい時に俺のせいでもっとバタバタさせる訳にもいかねえからのんびりと帰るよ」


「そうか、では気をつけてな」


「うっす!」


 そう言って俺はのんびりと帰って行くことを選んだ。ーーー



 ーーーー


 この時、憲明はまだ知らない。

 これから恐ろしい体験に遭遇することを。


「御堂。聞いてると思うが、今夜はあの方も出られるからな」


「ほ、本当に出るんですかい?!」


 御堂は幾らか冷や汗をかいて訪ねた。


「勿論だ」


 犬神はその後、外で作業してる者達に大声で伝える。


「いいかお前達! 今夜は()()()()は勿論! 若と()()出られる! 皆、気を引き締めてかかれ!」


「「おう!」」


 その言葉に、周りの者は緊張した面持ちで返事を返し、黒服達は次々と黒いバンに、何かが入った重たい木箱を次々と乗せていく。

 その様子を屋敷の中から朱莉が眺めていた。


「(まさかあの子まで出るって言うなんて……)」


 それから時間はあっという間に経過して行った。

 骸が超大型トラックの荷台に入った時、朱莉が出発の号令を出す。


「さあ……、()()に出るわよ」


遂にカズが出てきましたね。この男、凶悪につき。

その見た目とは裏腹に、周りから化け物と呼ばれる最恐の男で、憲明にとって一番の親友であり、美羽が恋心を抱いている相手です。

そしてここから憲明達は、大きな渦へと巻き込まれることになります。

それでは感想も絶賛受け付けておりますし、いいね、⭐、ブックマークも宜しくお願い致します!!

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― 新着の感想 ―
ひとまず最初の方だけですが、拝読しました。 いいですね、史実を絡めて展開されるファンタジー要素。竜の強大さと恐ろしさが伝わってきます。 ここからどう、ローファンタジー要素が絡んでくるのかわかりません…
カズがどういう動きをしていくのか、楽しみです。 次が気になります。
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