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しりとり

僕はアリス風のエプロンドレスを身に付けると目を閉じて意識を遠のけていった。


めをあけると、あやねおねえちゃんとゆいかおねえちゃんがわたしのほうをみていました。


ふたりともわくわくしているみたいでわたしもうれしくなっりました。


「あやねおねえちゃん、ゆいかおねえちゃん、いっしょにあそぼ♡」


ふたりは、めを♡にしてうんうんうなずいてくれます。


「いいよぉ。なにして遊ぼっか?」とあやねおねえちゃんはいいました。


「こ、これがかなちゃん?きゃ、きゃわ♡」とゆいかおねえちゃんはいいました。


「しりとりしよー」


ということで、しりとりすることになりました。


「しりとり」


「りす」


「すずめ」


………………


すりーあわーずれいたー


「りひてんしゅたいんこうこく」


「ま、待ってリヒテンシュタイン?」


「そー、よーろっぱのくにのなまえ」


「なんでそんな言葉まで知ってるの?これじゃあ、いつまで経っても終わらないよ」


「お兄ちゃん、意識はロリ化したのに語彙がお兄ちゃんのままだから」


「かなちゃん、お姉ちゃんたちかなちゃんには勝てないみたい」


「かなちゃんの勝ち~」


「わーい、やったー♪」


「ああもう!かなちゃんは可愛いなぁ」


ゆいかおねえちゃんがそういってわたしのあたまをなでなでしてくれました。


ふにゃあ♡きもちいいよー♡


「あやねおねえちゃんもなでなでして~」


「いいよ~」


なでなでなでなでなでなでなでなでなでなで


「ふわぁ」


わたしのこころはとろとろでふわふわです。


ずっとずーっとこうしていられたらいいのに。


「そろそろお着替えしよっか?」


あやねおねえちゃんがいいました。


「はーい♪」


ほんとーは、まだおねえちゃんたちにあまえたかったけど、おねえちゃんたちをこまらせたくなかったのでがまんしました。


あやねおねえちゃんがわたしのふくをきがえさせてくれます。


わたしはめをつむりました。


意識が徐々に戻ってくる。目を開けるとそこには、だらしない顔をした二人の少女がいた。





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