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かなちゃんにいじわるしてみた(綾音視点)

ツインテールのウィッグをつけパステルカラーの女児服を身に付けたかなちゃんはアリスコスのときよりもさらに幼い印象になりとても可愛かった。


「は、はずかしいよぉ。あやねおねえちゃん」


「恥ずかしがらないで。とっても似合ってるよ!かなちゃん」


かなちゃんは顔を真っ赤にして涙目になって言う。


「うぅ、あんまりみないで」


私はそんなかなちゃんが可愛くていじわるしたくなった。


「かなちゃんは私のこと好き?」


「うん!だいすきだよ♪」


「結花先輩のことも?」


「うん!ゆいかおねえちゃんもだいすき!」


「じゃあどちらか一人選ぶならどっち?」


「えー。そんなのえらべないよ」


「結花先輩にはプロポーズしたのに私にはしてないよね。私より結花先輩が好きなんだ?」


「そ、そんなことは、、、」


「じゃあ私にもプロポーズしてくれる?」


「だ、だってあやねおねえちゃんとはけっこんできないから、、、」


「ふーん、じゃあ結花先輩へのプロポーズを取り消してくれる?」


「そ、それは、、ごめんなさい」


かなちゃんは目からぽろぽろと涙をこぼしながら謝る。ちょっぴりやり過ぎたかな?


「私の方こそごめんね。冗談だから気にしないで」


そう言ってぎゅっと抱きしめる。


「ほんとー?」


「本当だよ」


一応、本音ではある。妹としては他人にお兄ちゃんを取られるのは不本意だけど、結花先輩だったら許せる。まあ、つい先日お兄ちゃんを裏切って傷つけた件については責任を取ってもらわなきゃだけど、ちゃんと責任を取る人ではあると思ってる。そこは信頼してる。


安心したのかわんわん泣いているかなちゃんの頭をぽんぽんすると満開の笑顔を見せてくれる。


「おねえちゃん♡」


かわいい。


そんな可愛い可愛いかなちゃんを存分に可愛がっていたのだが、かなちゃんは疲れたのか眠ってしまった。


かなちゃんを私のベッドに寝かせて私もベッドに入る。


今夜は私のベッドで一緒に寝てもいいよね?





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