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七龍の契約者  作者: Light
第一章 少年期(仮)
25/59

再び召喚Part3

遅くなりました‼︎


では、どうぞ!


感想やレビュー良ければお待ちしてます‼︎

「ちょっ、ちょっと待て…待ってくれレオ。落ち着くんだ…。」


アリウスは、口をパクパク開閉していたかと思うと、ふと思いついたように真剣な表情を浮かべる


「待てって何を待つんだよ……。」


レオナールは、そんな突拍子も無いアリウスの言動に首を傾げながら呆れたように呟く



「………ぇ?…いや、いきなり七頭も高位ランクの龍を召喚したから国でも乗っ取る気なのかと………。」



アリウスは、複雑な表情を浮かべながら真剣にレオナールに問いかける


「………アリウス、お前は馬鹿か?もし俺が、そんな想いがあればとうの昔にこの国は滅んでるだろ?」



容赦の無いアリウスの真剣なボケに、呆れたようにツッコミを入れるレオナール



……だが、レオナールはアリウスの気持ちも分からないでもなかった。

龍は下級龍でCランク、中級龍でBランクに位置づけされる。上級龍ともなるとBランク以上…古龍となるとAランク以上…下手すればSランクと位置づけされることもあるのだ。

そもそも、龍が一頭出現しただけでも国が傾きかねない大事件だが…それが前触れもなく目の前に七頭も出現したのだ…少なからず不安に思ってしまっても仕方ないと言えるだろう。



「だ、だよな。いや、レオがそんなことを考えるような奴じゃないと思っていたが……龍がこんなに居れば…な。少し変な考えが頭を過るぞ…。流石に肝が冷えた…。」



アリウスは、安堵の表情を浮かべながらホッと胸を撫で下ろす


レオナールは、そんなアリウスを居た堪れない表情で見つめていた


「……ん?どうした?」


「ああ〜…その、安心しているところ悪いんだが…まだ話に続きがあるのだよ………。」


視線を泳がせながら話すレオナールを見て、アリウスは次第に表情が強張りつつもレオナールに話を催促する


「ど、どういうことだ?」


レオナールは、このあと起こるであろうアリウスの問答を想定しため息を吐きつつ気持ちを切り替えた


「アリウス…お前は、龍達こいつらってどう見える?…いや、言い方が悪いな。龍達こいつらってどのくらいの力を持っていると思う?」


レオナールの意味深な問い掛けにアリウスは首を傾げながら考え答える


「どういう意味だ?どのくらいの力って…属性龍といえば子龍でもCランク以上…いや、Bランクは確実と言われる強力な魔物と聞いているが…。」



「そう…普通に考えれば確かにドラゴン…それも龍と言うだけでもCランク以上の高位ランクの魔物に分類されるのは間違いないよな。それに、に属性龍の子龍とするならばBランクは否めないだろうな……。それでだが…」


レオナールは、アリウスに一つ一つ言葉を選びながら説明をしていると途中でアリウスが制止する。


「待てレオ…ちょっと聞き捨てならない言葉が聞こえたんだが……『に』ってどういう意味だ…?」


アリウスは、冷静を装おうとするも焦りを隠せずレオナールに話し掛ける声が少し震えていた


「……これから話そうと思ってたんだがな…まぁいいや。俺が直接言うより自分の目で確かめてみたらどうだ?何の為の魔眼だよ。」



俺が龍王種だと伝えても信じ難いだろうし…その点アリウスなら魔眼があるから納得するだろうしな。



レオナールは、そう考えつつアリウスに魔眼を使うように促す


「………あっ。あまりにも予想外なことが起こり過ぎて忘れていたな…。」


アリウスは、ボソッと呟きながらルーメンを鑑定する






「…………………。」





直後…アリウスは、目を見開いて硬直した



「アリウス様?」


『お兄様どうかされましたか?』


リリルとティアは首を傾げながらそれぞれ口頭と手記でアリウスに問いかける



アリウスは、そんな二人に一瞬目を向けるが反応することなくルーメンへ注がれていた視線をスライドしてイグニスに注ぎ…一頭、また一頭…と鑑定をしていく






アリウスは、全頭の龍達を鑑定し終えるとギギギと油を注していない機械のように首を回し、レオナールを視線に捉えていた






…………。





場の空気が完全に硬直した頃、痺れを切らしたリリルがアリウスに問いかける



「アリウス様、どうかされたのですか?」



……この一言で、アリウスの思いは決壊した…



「ど、ど、どうしたもこうしたもあるかーーーー‼︎⁉︎」



突如として吠えたアリウスにティアとリリル…そして、レオナールも同様に目を丸くして驚愕する



「と、取り敢えず落ち着け…。アリウス…」



そんな中、レオナールは宥めようとアリウスを諭す……が、それは火に油の状況だった



「誰のせいだ、誰の‼︎…おいレオ、つくづくお前という奴は限度を知れ‼︎お前のさっきの言い様で、もしや属性龍の子龍でもAランクに匹敵する力があるのかと頭を過ったが…まさか、まさか……Sランクを越えるなんて誰も考えるわけないだろうがーーーー⁉︎」


アリウスは、マシンガンのように語り尽くし肩で息をしながらレオナールを見つめるのだった

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