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1月28日(1)

すみません、今日はかなり短いです……

 今日は今まで警察が集めた事件の資料を見るため、警察署にまで足を運ぶことになっていた。土曜日で学校も休みだし、ちょうどいい。

 彼女とは警察署の入り口で待ち合わせをすることになっている。


「……やべっ」

 ポケットを見ると、彼女からもらった薬袋がない。家に忘れてきてしまった。

 しかし、今日の予定は一日中、警察署での調査だ。屍鬼しきと出くわすこともないだろう。


「おーい、笹瀬くーん」

 そのとき、彼女が手を振って、こちらに近づいてくるのが見えた。

 待ち合わせの時間ぴったり。

「ま、あれがなくても大丈夫か……」

 彼女もやってきたことだし、薬袋のことは仕方ないとして思考を切り替える。


「ごめん、待った?」

「いや、俺も今来たところだ」

「そう? なら、良かった。それじゃあ、行こうか」

「ああ」


 そうして、俺たちは警察署の玄関をくぐった。


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