第42出撃　いざアニマル帝国本拠地へ

　あっと言う間にのんびり出来る一日が終わってしまった。

　俺はと言うと、予定通り晃子とデートしたのだった。

「よし皆の者、準備はよいな?」

「ああ」

「いけます！！」

「よろしい！！　出撃じゃ〜！！」

　最初から合体したウサギロボZでアニマル帝国本拠地のある東京に殴り込みだ。

　アニマル帝国に向かう途中、雑魚アニマルロボが襲ってきたが、今のウサギロボZの相手にはならない。

「おらおら〜、このウサギロボZ様が対等に戦えるやつはいないのか〜！！」

「これ、そんな事を言うと来るぞい」

「それ、フラグだよ〜」

　晃子まで……。

　トホホ……。

「前方上空より鷲型ロボの反応、さらに、前方地上より虎型ロボ、さらに右方の海より鮫型ロボの反応あり」

「ほら来ちゃった……」

「ごめん……」

　でも、怒ってる晃子も可愛い。

　しかし、虎型ロボは倒したはずじゃなかったのか?

　まさかこんな短期間で修理したとか?

　まぁ、会ってみれば分かる。

「距離50キロ」

　ウサギロボZになって、レーダーの性能も格段に上がっているようだ。

　しかし、鮫と虎は四天王とか言ってたな。

　おそらく鷲型も四天王だろう。

　つまり、敵は総攻撃をしかけてきたのだろう。

　ここまで戦ってきたんだ、負けてたまるか。

　

「皆、最終決戦だ！！　最後まで頑張ろうぜ！！」

「うん、頑張ろう」

　晃子のその無邪気さが可愛すぎる。

「まだまだ若いもんには負けんぞ」

　いやいや、その姿で若いもんって言われても……。

　でも、最終決戦の火蓋は切って落とされたのだ。