第39話 改造完了、そして……
コロナになったりで、更新遅れて申し訳ございません。
月曜更新、ウサギロボZ、再開です。
三機の改造が始まり一週間がたった。
見た目的には前と変わった様子はあまりない。
一つ分かるのは、胸の所に[Z]の文字が入ったくらいだ。
ウサギロボZってところか?
他の機体も特別変わったようには感じない。
「これで改造されてるなかな?」
「大丈夫だよ。ナビニィー達を信じよ」
晃子に励まされてしまった。
俺がしっかりしないといけないのに。
「ああ、でも、これだけ派手に周りから資材を貰ってるのに、アニマル帝国のやつら襲ってこないな」
「だね、気になる所ではあるけど、改造が終わる前に来られても困るし、良いんじゃない」
まぁ、晃子の言う通りか……。
「お前達、待たせたの……」
婆ちゃんがやってきた。
どうやら、終わったようだ。
「これを見るが良い!! ウサギロボZ、キャロットZ、レタスZじゃ!!」
名前にZがついただけだ。
「……」
「ふっふっふ、格好良くて声も出ぬか」
そんなのじゃない。
「前と変わってないじゃないか?」
「なにを言うか!! このパワーアップがわからんのか!!」
『ビィー、ビィー、ビィー、虎型ロボ襲来!!』
敵襲らしい。
「おお、良いタイミングじゃ」
「ちょっ、待って!! 虎型ってこの前のタイガーロボじゃないのか? この前ボロボロにされたのに、勝てるのか?」
あれだけやられた後なので戦うのが怖い。
それは俺だけではないはずだ。
俺は晃子の方を見ると、少し震えている気がした。
「あっ、私なら大丈夫よ」
強がっては見せているが、怖くないはずがない。
「大丈夫じゃ!! 新機能もあるから、今度こそ負けはしない!!」
婆ちゃんは自信満々に答えた。
「……分かった。婆ちゃんを信じるよ」
「うむ」
俺達はそれぞれの機体に乗り込み出撃した。
今度こそ、圧倒的に勝つ為に……。
本作をお読みいただきありがとうございます。
よろしければブックマークと評価をお願い致します。
感想も宜しくお願い致します。
それでは引き続きお楽しみくださいませ。




