第35話 四天王タイガー襲来
人参機神ウサギロボ、毎週月曜日更新中。
「よし、3機揃ったし、敵の本拠地にカチコミじゃ」
「カチコミって……」
正直行きたくはない。
2機の状態の時にシャークロボ相手に大苦戦しているからだ。
『敵機反応あり!! こちらの微弱な電波をキャッチされたもよう』
「えっ?」
敵が来る。
本拠地に行く前の予行練習になるか?
ここで圧勝出来れば、本拠地でも通用する可能性はある。
まぁ、今来ている敵のレベルにもよるけど。
「何型ロボか分かるか?」
『トラ型ロボです』
トラか……。
動物での危険度で言ったらかなり危険なレベルだ。
もしかしたら、四天王クラスかも知れない。
『距離500メートル』
近い。
迷ってる暇はないようだ。
「人参機神ウサギロボ〜」
「キャロットロボ」
「レタスロボ」
俺達はそれぞれのロボを呼び出した。
「うっ〜、やっぱりカッコ悪い……」
通信越しに晃子の愚痴が聞こえる。
「晃子、とりあえずウサギロボの背中に」
晃子はウサギロボの背中に回り、ウサギロボの背中をガッチリ掴んだ。
レタスロボは常に浮いているので、ウサギロボも空中から攻撃が出来るようになったのだ。
「よし、先手必勝だ。晃子!! キャロニウムソードだ!!」
「分かったわ!! レタスロボ最大加速」
いつものウサギロボのスピードではない。
レタスのおかげで超スピードで敵に向っていけている。
「兎ピョンピョン剣〜!!」
トラ型ロボがこちらを捉えきる前の攻撃。
ガキン!!
しかし、硬い身体に弾かれ、剣が折れてしまった……。
「来たか、ウサギロボ!! お前はこの四天王が1人、タイガー様がスクラップにしてくれるわ!!」
やはり四天王だったか。
しかし、まさか剣が折れるなんて。
相手の硬さに俺は身震いがしてきた。
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