第32出撃 エネルギー無限
今回は月曜日投稿出来なくて申し訳ございません。
いろいろあり、本日投稿します。
宜しくお願いします。
『キャロニウムエネルギー無限化に成功しました』
「無限化?」
『キャロニウムエネルギー量が想定容量を超えた為、空気中の微量なキャロニウムエネルギーを取り込む事で無限生成が可能になったのです。これは、空気中のキャロニウム濃度が上がった事で可能になった形です』
つまり、以前放ったキャロニウムキャノンがいい方向に作用したって事だ。
「なら、これからはエネルギーに悩む必要はなくなったのね」
「はは、みたいだね」
「それなら後は長崎でもう1機のロボを手に入れるだけだの」
確かにその通りなんだが、あの四天王のシャークとか言う奴はかなりの強さだった。
あんな強さの奴が他にも3人もいるし、シャークだってどう見ても水中仕様の機体なような気がする。
その上、敵の親玉も残っている。
本当に俺達でアニマル帝国を壊滅させられるのか?
晃子もいるし、逃げた方がいいんじゃないか?
「どうしたの?」
「いや、ちょっとね」
まぁ、やるだけやってみるか……。
いざとなれば、晃子だけは逃がしてみせる。
「お前達、そろそろ行くじゃ」
婆ちゃんが車を準備して待っていた。
「はは、やっぱり車なんだ……、ウサギロボとキャロットロボのエネルギーが無限になったんならそっちのほうがいいんじゃないかな?」
「馬鹿者!! そんな事をしたら、敵がわんさかやってくるぞ」
「そうだよ、嫌だけどおばあちゃんの車で行くしかないんだよ」
「なにか言ったか?」
「えっと、なんでもないかな?」
晃子も婆ちゃんの運転はコリゴリのようだけど、敵が来るよりマシだと思ったようだ。
確かに戦闘しまくりよりは良いか……?
俺達は今度こそ長崎に向かって走り出した。
果たして3機目のロボでどこまで強くなれるのかが心配だけど……。
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