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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
30/46

第28出撃 VSシャーク1

人参機神ウサギロボ、毎週月曜日更新中

「持たせたの、もう大丈夫じゃ」


 この宿に泊まって一週間がたった。

 ようやく婆ちゃんの腰も回復したようだ。

 その間は怖いくらいアニマル帝国の動きはなかった。

 それが逆に不安を感じているのだけど。


「さて、長崎に行きますか」


 晃子が立ち上がって言った。


「ああ、でも婆ちゃんの運転なんだよな……」


「それは言わないの……」


 考えないようにしていたようだ。


「お世話になりました」


 宿のお婆さんに挨拶した。


「もう行っちまうのかい? 寂しくなるねぇ〜、でも仕方ないね〜、こんな時代になっちまったけど、頑張るんだよ」


「はい、また青森に来た時は寄りますね」


「待ってるわ、今度は2人の新婚旅行でこんね」


(ここを新婚旅行にするのはちょっと……、新婚旅行は海の見えるホテルで晃子と……)


「ちょっと、亮太? なんか鼻の下が伸びてる気がするんだけど? なに想像してたの?」


 晃子の顔が真顔になってる。


「えっ……いや……」


 ドゴォーン゙


「なんじゃ!!」


 急に巨大な鮫型ロボが現れた。


(助かった、初めてアニマル帝国の奴らに感謝したよ)


「こんなタイミングで!! 行くわよ、亮太、おばあちゃん」


「おう」


「行くじゃ」


 俺は腕時計に向かって言った。


「人参機神ウサギロボ!!」


 ウサギロボが一瞬で現れ、俺と晃子は乗り込んだ。


「ワシも行くじゃ、キャロよ、キャロットロボ出撃じゃ!!」


『了解しました、キャロット出撃』


 婆ちゃんもキャロットロボに乗り込んだ。


『キャロニウム粒子注入』


 婆ちゃんの身体がみるみる若返ってきている。


「よし、準備万端じゃ」


「現れやがったな、ウサギロボ!! 俺様はアニマル帝国幹部、シャーク様よ!! お前達を冥土に送る名よ!! 覚えておきな!!」


「四天王? シャーク?」


 アニマル帝国の四天王が現れた。

 見た感じ、前に来た小型の鮫型ロボの親玉みたいな感じた。

 水中とかでは強いけど陸では活躍出来ないだろう。

 四天王って言っても、俺達の敵じゃないはず。


「四天王なんて関係ない、晃子!! 一気に行くぞ!! 婆ちゃんはそこで見ていてくれ」


「了解、キャロニウムソード!!」


 これで決めるぞ。


「必殺、兎!!ピョン!!ピョン!! け〜ん!!」


 鮫ロボに向かって必殺剣を放つ。


 キン


 鮫ロボはノコギリ方の剣を手に持ち、キャロニウムソードを受け止めてしまった。


「なに!!」


「シャハハ、兎ピョンピョン剣敗れたり〜」





本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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