第27出撃 四天王シャーク(アニマル帝国視点)
人参機神ウサギロボ、毎週月曜日更新中です。
「くっ、まさか部下がしくじるとは……、こんな事他の四天王にしられてはマズイ!!」
四天王の1人、シャークは焦っていた。
自分に任せろと言ったので、失敗はマズイのだ。
「陸地だったから部下は負けましてなんて言い訳は通用しないし……、こうなったら俺様がいくしかないか……」
「えっ、シャーク様自らいかれるのですか?」
「そうだ!! 俺様のメカを陸地仕様にしておけ!! 完了しだい出るぞ」
(確かに俺様の部隊は水中や水上での戦闘がメインだが、陸地仕様に歓送すれば戦える。少なくても部下の機体よりも3倍の性能は出る、ウサギロボめ……俺様がスクラップにしてくれるぞ)
シャークの指示で基地内は慌ただしくなってきた。
鮫ロボを陸地仕様に換装する事はかなり大事なのだ。
「急げ〜」
作業は急ピッチで進められていく。
「よしよし、出来てきてるな」
「ふふふ、騒がしいわよ。部下が失敗した鮫ちゃん」
「……ちっ、イーグルか……、何処でそんな情報を掴みやがった」
こいつに知られていたとは。
「さぁ、何処からかしらねぇ〜」
(ちっ、ふざけたやつだ)
「それで、なんのようだ!!」
「ふふふ、慌てないの。 見た所今度はあなたが出撃するのね。 しかも水中戦の機体を無理やり陸地仕様に変えて……」
「だからなんだってんだ」
「そんなハンデを背負って、ウサギロボに勝てるのかしら?」
「部下から得た情報もある、それにボタンの野郎を倒したあのキャノン砲に気をつけていれば、敵ではない」
人参剣とかいう物は、部下からの情報があるから対処は出来るが、あのスピード野郎のボタンを倒したキャノン砲はまだ未知数だ。
「はいこれ」
イーグルは1枚のディスクを渡していた。
「これは?」
「ボタンとの戦闘記録よ、これでキャノン砲も攻略できるわよ」
「そんな事聞いてんじゃねぇ!! なんで俺様に渡す!!」
こいつからこんな物を貰うのは気味が悪い。
「なぁ〜に、気まぐれよ、じゃあね〜、精々四天王の面汚しにならないように頑張って頂戴〜」
そう言って、イーグルは帰っていた。
「あっ、シャーク様、換装終わりました」
「むっ、そうか早かったな、よし出るぞ!!
待ってろよ、ウサギロボ!! 」
陸地様に換装された鮫ロボは基地を飛び出して言った。
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