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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
19/46

第17出撃 基地発見

毎週月曜日更新中

 婆ちゃんの地獄ドライブを乗り越えて、なんとか岩木山に到着した俺達。

 そこから先も大変だった。

 3人で手分けして基地の入口を探し歩いたからだ。

 探索を開始して4時間はたっただろうか……、入口はまだ見つからなかった。

 しかし、基地は間違いなくこの山にあるのだ。

 それは到着してすぐの事だった。



4時間前



「やっと着いた〜」


 俺は地獄のドライブが終わった事に心から喜んでいた。

 もちろん、横にいる晃子も同じようだ。

 晴れ晴れしい顔をしている。


「さて、何処から探そう? てか、本当にこの山にあるの?」


 その時だった。

 

 ピーピーピー

 

 ウサギロボが反応したのだ。


[陸奥国ミチノクチエリア、機体名キャロットロボの個体信号をキャッチ!!]


 ウサギロボが新しいロボが近くにある事を告げてくれた。

 ならば探すしかない。

 しかし、この山にあるとだけは分かったが、基地の入口が分かるわけではなかったのだ。

 


現在



「あ〜、疲れた……、こんなの見つかるわけないだろ!!」


 俺は文句を言いながら近くにあった岩に腰掛けた。

 

 ズズズズズ…………。


 近くの大岩が動いた。


「……見つけた……」


 偶然だったが、入口を発見してしまった。

 俺はすぐに晃子と婆ちゃんを呼んだ。


「見つけたのね」


「良くやったの」


 2人は褒めてくれたが、見つけたのは偶然だ。

 まぁ、それを言う事はないが……。


「まぁね、そんなことより、中に入ろう」


「そうじゃの」


「ええ」


 俺達は基地の中に入った。


「真っ暗で何も見えない……」


 基地の中は真っ暗だった。


「ナビニィー、この基地の電源はあるか?」


 俺はナビニィーに問いかけた。


『……検索……検索……、電源系統復旧させます』


 そう言った瞬間灯りがついた。


「広!!」


 最初の感想がそれだった。

 最初の基地とは違い、ただ広いだけの空間。


 それと、奥に見える巨大な扉だ。

 おそらく、2機目はこの中だ。


『ビィー、ビィー、ビィー、接近する機影あり!! 照合中……照合中……、敵機確認!! 敵機は猪型ロボ!!』


「猪型って、ボタンのやつか!! 俺達がウサギロボのパイロットって事がバレたのか? てか、なんで場所がバレたんだ」


 2機目が目の前だってのに……。


「仕方がない、ウサギロボで出るぞ!! 晃子!!」


「ええ」


 俺と晃子でボタンを抑える。

 それしかない。


(まだ黄金人参は3本あるから大丈夫なはずだ。しかし、出来れば使いたくはないがな……)


「婆ちゃんはなんとかこの扉を開けて2機目の確認を!!」


「分かった、気をつけるのじょ」


「おう!!」


 俺と晃子は急いで外に出た。

 基地の中ではウサギロボを呼んでも出られないからだ。


「よし、ここなら!! 行くぞ、人参機神ウサギロボ〜!!」」


 俺達はウサギロボを呼び乗り込んだ。


本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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― 新着の感想 ―
[一言] ウサギロボ、ニンジンの本数が少ないのに、ボタンにまで対応しなければならないとは…大変そうです…。
2024/02/22 20:30 退会済み
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