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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
10/46

第9出撃 VSベアロボ

毎週月曜日更新中。

宜しくお願いします。

『ビィー、ビィー、ビィー、接近する機影あり!! 照合中……、敵機は熊型機!!』


 熊型?


「亮太、晃子ちゃん、出撃じゃ!!」


 俺達は頷いた。


「よし行くぞ!! 人参機神ウサギロボ!!」


 俺はウサギロボを呼び出したが、慌てて呼び出したので、基地内でウサギロボを呼び出してしまった。

 

「ちょっと、ここで呼び出しても出れないんじゃない?」


 晃子に指摘されてしまった。


『基地内にウサギロボを確認!! 発射スタンバイ!! 更にサポートシテスム起動!!』

 

 壁の一部が回転し巨大なモニターらしき物が現れた。


『シテスムチェック……メインモニター起動……』


 モニターには外の様子が映し出された。


「これなら、ワシがサポート出来そうじゃ!!」


「分かった、でも危ないと思ったら逃げてよな」


「分かった、お前達も気をつけるんじゃぞ」


『ウサギロボ、発射!!』


 最初の時と同じで、山の噴火口から発進した。


『敵との距離、東方向500mです』


 もうそんなに近くに。


「ナビニィー、熊型機の特徴を教えてくれ」


『データ照合中……熊型機ベアロボ、接近戦主体の近接型』


 やはり熊だけあって近接型なのか。

 

「なら、離れて戦うの?」


 まぁそれが1番か?

 下手に近づいて危険な目に合わせるのは嫌だからな。


『距離200m』


「ウサギロボか……散歩のつもりだったが、デカイ獲物を見つけてしまったようだな」 


 ベアロボは散歩のつもりだったのか。


「ボスにいい土産が出来るぜ、そして幹部に昇進だぁ〜」


 ベアロボはいきなり突撃してきた。


「避けて!!」


「分かってるって!!」


 距離を取るようにしながら右に避けた。


「よし、キャロットバルカン!!」


 ウサギロボのヒゲ部分から出るバルカン攻撃だ。


「なんだ? 痒い攻撃だな?」


 まったく効いていないようだ。

 ベアロボはなんとか距離を詰めようと向かってくる。


「距離を詰められたらダメだよ」


 俺も必死で距離を開けようとするがなかなか距離が取れない。


『亮太、晃子ちゃん!!』


 婆ちゃんの声がコクピット内に響いた。


「はいお婆さん、こちら晃子」


「よし聞こえているな、今のままじゃ不利じゃ!! こっちでウサギロボの事を調べて分かったんじゃが、この基地内にはウサギロボのサポート武器も眠っていたみたいじゃ!!」


「サポート武器?」


 いきなりそんな事言われても……。


 ガァシーン


 俺達が戸惑っている間にベアロボが接近してきていた。

 捕まってしまったのだ。


「これで終わりだな」


「むっ、いかん!! キャロットボム発進じゃ!!」


 山の頂上付近から砲台が現れ、ボムが発射された。


 ドゴ、ドゴ、ドゴォーン


 ボムは見事命中した。


 その衝撃でベアロボはウサギロボを離した。


「今だ!! 兎!!ピョン!!ピョン!! け〜ん!!」


 必殺の兔剣だ。

 しかし、兔剣はベアロボの右腕を切り落としただけだった。

 ベアロボは咄嗟に下がりダメージを最小限にしたのだ。


「おのえ……、よくもやってくれたな……、覚えてやがれ〜」


 ベアロボは負け惜しみを言いながら逃げて言った。


「ヤバい、逃げちゃうよ」


『キャロニウムエネルギー10%』


「無理だな、エネルギー切れだ」


 このウサギロボは燃費悪すぎだ。

 この分だとすぐに燃料不足になる。


「婆ちゃんの所に戻ろう、なんとかしないと行けない問題が山積みだ……」


「だね」


 俺達はウサギロボから降り、婆ちゃんのいる基地に戻った。




本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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