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38/79

簡単な設定

月間一位になったものの、ネタがなかったので設定を投下します


……あれ? このお話、登場人物少なすぎ?

名前:松尾篤史

レベル:三〇

ジョブ:旅人→過客

スキル:ルーム・結合・雷撃


各種ステータス

STR(攻撃力)    611  (15)

DEF(防御力)    590  (15)

VIT(体力)     601  (15)

MEN(精神力)    604  (15) 

SPD(敏捷)     602  (15) 

DEX(器用)     609  (15)

MAG(魔法攻撃力)  600  (15)

REG(魔法防御力)  590  (15)


合計         4807 (120)

※カッコ内は上昇値


不思議な現象により一五年間の記憶とルームの中身をインストールされた少年。

記憶の中では旅人が世界で一人しかもっていないユニークジョブであることを知らず、教師にそのまま報告してしまったためギルドの管理下におかれた。

十五年後には世界最強パーティー【ギルドナイト】に所属しており、レベルは六三で世界六位。

ただし他のメンバー兼監視役の五人がレベル七〇を超えていたため、行動の自由は無きに等しい状態だった。


記憶の中の自分がギルドに飼い殺しにされていたことを知り、徹底的に自分を隠そうとしているため、行動の節々に胡散臭さがにじみ出ている。


何故自分にこんなことが起こっているのかを調べるために行動を開始。

色々とやっているが、根底にある望みは【普通に暮らすこと】である。


『ギルド』に対して並々ならぬ不信感と嫌悪感があるため、ギルドの得になるようなことは極力しないと心に決めている。

また『タダ券』や『働きアリ』という言葉に嫌悪感を示しており、タダ働きだけは絶対にしないと心に決めている。ただし『割引』は好きなもよう。


現在、長年連れ添ったユニークジョブの旅人が記憶になかったジョブに昇華したせいで混乱中。


―――


名前:奥野せら

レベル:二八

ジョブ:侍

スキル:魔刀術・雷撃


各種ステータス

STR(攻撃力)    727  (14)

DEF(防御力)    200  (4)

VIT(体力)     310  (6)

MEN(精神力)    408  (8) 

SPD(敏捷)     516  (10) 

DEX(器用)     518  (10)

MAG(魔法攻撃力)  102  (2)

REG(魔法防御力)  250  (5)


合計         3031  (59)

※カッコ内は上昇値


松尾篤史の同級生の少女。

最初はレアなジョブである侍を得たことで周囲から引っ張りだこにされていたが、彼女のダンジョンに向ける姿勢について行けなかったクラスメイトから【バーサーカー】だの【死にたがり】だの【ダンジョン狂い】だの【守銭奴】だのと貶され、立て続けにパーティーを追放されていた。


そのせいでやさぐれていたいたところを、篤史にスカウトされた。


彼女が同級生に引かれるほどの勢いでダンジョンに潜っていた理由は、ダンジョンで重傷を負った両親の入院費用や生活費、さらには治療薬であるポーションを買うお金を稼ぐためであった。


現在、篤史から買い取ったポーションのおかげで両親は現役復帰ができそうなところまで回復していることや、篤史と共にダンジョンに潜って稼げているため、以前ほど積極的にダンジョンに潜ろうとは思っていない。


実は、篤史の前ではテンションが高い忠犬のようなキャラだが、篤史がいないところではテンションがガタ落ちする。


記憶の中の彼女は篤史にスカウトされることはなく、暫くソロで頑張っていたものの限界を悟りつつあったときに、黒羽弟から「ポーションをやるから俺に従え」と言われたので、スカウトに応じた。


そのとき渡されたポーションは、正規のポーションを薄めて造られた粗悪品であったが、彼女がそれに気付くことはなかった。


しばらく小銭と粗悪品のポーションを餌に黒羽弟の狗として動いていたが、ダンジョン探索に飽きた――自分に探索者としての実力がないことを理解させられた――黒羽弟に嵌められて、19歳のときにとある契約書にサインをさせられた後で捨てられてしまい、流されるままギルドが運営する風俗店に勤めることとなった。


それから、一年半後くらいに彼女が勤めている店に松尾篤史が来店。

相性が良かったのかウマが合ったのかは不明だが、篤史とはそれ以来一〇年近い付き合いとなる。

嬢をしていたときの二つ名は、25歳までは【性技無双の武踏姫】で、二五歳を超えてからは【夜天の嬢王】。ただし篤史と会う時はまったりとした感じだった。


篤史に『タダ券の人』の情報を始め、様々な事実を教えた張本人である。


―――


名前:但馬明彦

年齢:三七

レベル:二七

ジョブ:僧兵

スキル:棒術


藤本興業の専務にしてBランククラン龍星会の本部長を務める男。

自分を拾ってくれた社長に恩義を感じており、近年斜陽気味であった藤本興業と龍星会をどうやって盛り上げようかと頭を悩ませていたときに篤史と出会い、協力関係を築くことに成功。

現在は幹部社員を集めてレベリングとダンジョンの下層を探索する計画を立てている。


社長をオヤジと慕い、社長の娘を自分の妹や娘のように思っている。


篤史の記憶の中の世界では既に故人となっており、彼が護ろうとしていた藤本興業や龍星会は残ってはいない。

また、社長の娘は色んな意味で奥野せらの後輩であり、篤史とも何度か会ったことがあるとかないとか。


―――


④黒羽姉弟


篤史が一五年の記憶を宿したことで、今のところ一番割を喰らうことになった可哀想な姉弟。


ただ、姉はともかく、弟は結構な数の人間を不幸にしているので、同情の余地はあまりない。


―――


用語説明


ダンジョン。

五〇年前になんの前兆もなく世界各地に出現した不思議な地下構造物。

なぜ出現したのかも、なんのために出現したのかも、私たちは誰も知らない。

現在世界最高到達階層は、日本のギルドナイトが到達に成功した四八階層。

篤史の記憶の中では一五年かけて六九階層まで到達していたものの、未だ最深部がどこにあるのかは不明である。


―――


ギルド。

元々は日本政府とダンジョン探索で功績を上げていた探索者たちが共同で造った組織。

当初は半官半民の組織でありながら、実際にダンジョンに潜っていた探索者側の意見も重視していたのだが、月日が経つにつれて役人の力が増し、今では半官半民の皮を被った国の機関となっている。


探索者のことを『ダンジョンから資源を回収してくる蟻』と認識していることや、ことあるごとに『お国のため』を看板に掲げてなんでもやる組織でもあることから、篤史は勿論のこと、一部の探索者たちから蛇蝎の如く嫌われている。


曰く、深層の素材をタダ券で買い取る組織。

曰く、人類悪の概念を煮詰めて固めた組織。

曰く、最もドス黒い悪の組織。

曰く、吐き気を催すほどに邪悪な組織。

曰く、正義の名を掲げた人間がどれだけ悪辣なことができるのかということを証明した組織。




閲覧ありがとうございました


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