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序章

書きはじめから第三者視点です。

此処は人間界とは異なる空間にある魔族が治める国【魔界】。人間は魔界という存在を知らない。なぜなら魔族が人間と関わりを持ったのは、遥か遠い昔だから。記憶や文献がない今、人々が彼等の存在を知ることは最早皆無である。


















「魔王様。我等魔族を統べる唯一無二である御方」


恭しく頭を垂れるのは魔族でも力の強い種族ヴァンパイアの長である。


「我等魔族の数が減り続けて早350と数年・・・このままでは我等は消滅の一途を辿るのみです。それを防ぐ手立ては一つ・・・人間界の乙女に母体となってもらう他ありません」

「・・・ただの人間の娘では役不足なのは承知だろう」

「勿論でございます。魔族の強力な魔力を帯びた精を受けても壊れない、魔力を宿す乙女でなければ、意味はありますまい。そして人間が魔力を宿して産み落とされることも稀であります。ですから我等はこれほどまでに数を減らした・・・しかし奇跡的に今世に二人の魔力持ちが産み落とされました」


魔王と呼ばれた男はピクリと眉を動かした。


「ほう・・・珍しいこともあるものだ。前回魔力持ちが産まれたのは確か・・・先代の時代だったからな」

「千年ぶりでございます。しかし記録によればその乙女も少しの魔力しか持ち得なかったらしく・・・ですが今回は違います。我等魔族にも劣らない魔力を秘めております」

「ふむ・・・ではその二人の娘を魔界へ。そして娘等には我等魔族の母となっていただこうか」


しかしヴァンパイアの長は首を横に振り言葉を続けた。


「そのうちの一人はすでに純潔を失い子を身籠っております。ですから我等の望む条件から外れております」

「そうか・・・ならばもう一人にすべて託すとしようか。我等の運命を。それで、その乙女の名は?」


男の言葉に青白い肌のヴァンパイアは高揚して答えた。














「クリスティーナ・ミハエルでございます」

今回出たのは魔王様とヴァンパイアでした。ヴァンパイアの役回りは宰相辺りでしょうか。しかしクリスティーナ、最初から輪姦予定ですけど。

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