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囚われたお姫様

これは18禁ではないでふよね?15禁でふよね?

なにかが私の頬を撫でる感覚と甘い薔薇の香りに、私の意識はだんだんと浮上する。暖かなランプの光に少しの眩しさを感じて数度瞬きをすれば、漸く、そこが知らない部屋だと気づいた。


「ここは・・・」

「おはようクリスティーナ、たくさん眠れたようでなによりだ」


まだよく働かない頭をゆっくり動かすと、そこには愛しい者を見るバルトロスの姿があった。バルトロスは頬に滑らせた指を、そのまま私の髪の毛へと移しくるくると弄ぶように髪を指に巻つけている。


「わ、たし・・・」


朦朧とする頭でなにがあったかを思い出すと、バルトロスに後ろからなにかを嗅がされたのを最後に意識がなくなったことを思い出しはっと息を飲んだ。


「ふふっ、怯える君の瞳も美しいなぁ。安心して?クリスティーナが大人しくしていてくれたら、私は君に酷いことはしないよ。この部屋で大事に大事に・・・死ぬまで愛してあげるからね」

「バルトロス様、お願い、私を解放してください・・・このことが知られれば貴方は継承権を剥奪されてしまいます」


なんとかまだ戻れるうちに説得を試みる。けれど歪み始めた彼を止めることは私にはできなかった。相も変わらず蕩けんばかりの微笑みのまま、何度も私の髪を撫で続けた。


「クリスティーナ、私が優秀なことは君が誰より知っているだろう?私が王になればこの国はさらに発展するよ。私には父上にはない人脈があるからね。他国の王子とも頗る良好な関係を保っている。寧ろ、私が王位を継がないことがこの国の衰退を意味しているんだ。君を閉じ込めていることを知られても、きっと周りは同情してくれるのではないかな。だって私は幼い頃から君だけを想っていたんだよ?周りだってそれを知っている。あの女を愛していないこともね。君を愛するあまり君を閉じ込めてしまう暴挙に出てしまった可哀想な私を、誰が責める?」


きらきらした碧の瞳をうっすらと閉じ、未来を思い浮かべるように視線をさ迷わせる。


「君のことをずっと隠せるなんて本当は思ってはいないさ。あの忌々しい君の義兄もいるからね。ただ、君と愛し合う時間がほしかったんだ。既成事実があれば、君は私のものだ」

「ひゃん」


髪を触っていた指が首を伝って胸に辿り着く。そしてゆっくりと、強弱をつけるように揉み始めた。


「柔らかいねぇ・・・あの男にはもう触らせた?私が初めてだったら嬉しいなぁ。あの女とのことはね、ほとんど覚えていないんだよ。ただあったのは下半身の倦怠感と纏わりつく女の匂いへの嫌悪感。そして大事な君に捧げられなかった焦燥感だけだった」


胸を揉んでいた手を離して私を引き寄せると、バルトロスはドレスの背中にある留め具に両指を這わせプツリプツリと外し始めた。まだ上手く動かない体で必死に抵抗するも虚しく、ゆっくりと、しかし確実に脱がされる。


「初めての閨で私を知ってほしかったのは君なのに・・・ねぇ、君は知りたくない?私達を引き裂いたのが誰なのか。いや、もしかしたらもう、君には検討はついているのかもしれないけれど、認めたくはないというところかな」


クスクス笑いながら最後まで留め具を外し終わると、今度は私をうつ伏せに寝かせてドレスを脱がさないまま背中だけをはだけさせる。そして露になった背中にリップ音を立てながら何度も口付けを落とした。肌にかかる吐息は熱く、彼がさらに欲情していることを表している。


「このまま、続けて良いかな?と言っても、とても止められそうにないけれど。だって君の肌は甘くて・・・もっと触れたくなる」


ちぅっと強く吸われ所有痕をつけられる。私はぼんやりする頭の中で、『メリオロス様に知られたら・・・さすがに嫌われてしまうかもしれない』とあの優しい笑みを思い出し自然と涙が溢れた。


「大丈夫。すぐに私のことしか考えられなくなるからね。私の体無しでは生きていけなくしてあげる」



やっと気付いた自分の大切な人にこのまま会えないのか。この、一方通行の愛を捧げされながら死ぬまで囚われ続けるのか。開いた背中からドレスの中に入ろうとするバルトロスの指を感じながら、これから起こる絶望にゆっくりと瞳を閉じた。







普通に見たらこれバルトロスレイプ魔・・・愛ゆえだ許せ!!

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