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【書籍化進行中】星と魔法の交易路 ~ボロアパートから始まる異世界間貿易~  作者: ぐったり騎士
世界を超える特産品

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第34話:そういうとこだぞ

「よお、ルト。待ってたぜ」


 迷うことなくコックピットエリアにやってきた遥斗に、ヴェラは汚れた作業着のまま、ニヤリと笑いかけた。その顔には、ドックでの作業でついたであろう油汚れがいくつか光っている。前回、生体登録をしたため、遥斗が艦内に入り、このコックピットにまで辿り着いたことは既に把握していたのだろう。あたりはまだ整備中なのか、パネルやコード類がむき出しになっている部分も目立つが、それもまたこの船のリアルな姿のように感じられた。


「おう……」

「おまえなんか疲れてないか?」

「……大丈夫。ちょっと気疲れしてるだけだから」


 地球でのオークションが予想外の展開となり、遥斗の精神は連日すり減っていた。最近はようやく価格も落ち着いてきたが、それでも得体の知れない事態に巻き込まれている感覚は拭えない。


「ヴェラ、元気だったか? 修理は順調?」

「おうよ。でっかい修理はもう終わって、いまはほとんど趣味の仕上げしてるところだな。あとは定期点検の最終確認と、申請が下りればいつでも宇宙に出られる。ただだいぶ金使っちまった。この星に来る前にやった仕事の金が振り込まれたはいいが、それも全部出してすっからかんだ。お前がこなかったら、ここの駐船料も払えなくて追い出されてたところだぜ」


 からからと豪快に笑うヴェラ。遥斗は、その気兼ねない笑い声に、少しだけ肩の力が抜けるのを感じた。


「そんなことよりドラヤキだよドラヤキ!あるんだろ!?約束したよな、まだ食ったことないドラヤキくれるって」


 子供のように目を輝かせて催促するヴェラに、遥斗は苦笑した。


「わかってるって。ちゃんともってきたよ」


 そう言って遥斗は、リュックからビニール袋に入ったどら焼きを取り出した。通常のこしあん、つぶあん双方のどら焼きと、ヴェラご執心の栗どらをどさどさとテーブルに置く。さらに「生どら」や「メロンクリームどら」といった、変わり種も並べた。


「『生どら』。普通のどら焼きよりふわふわで、生クリームが入ってるんだ。で、これが『メロンクリームどら』」

「く、食っていいんだよな? な?」


 いい、と言わなければ自分が食べられそうなほど飢えた獣のようなヴェラに、遥斗は少したじろいだ。


「いいよ。ただし、今回は一個ずつだけだ。栗どらは帰りに三つ置いていくから、それで我慢しろ」


 遥斗は内心でため息をつく。これだって、どら焼きだけで二千円近い。他の菓子なども含めると三千円以上かかっている。一日のレジャー代と考えれば破格もいいところだが、個人の出費としては決して安くはない。

 オークションが高値になっていることは、この瞬間、遥斗の意識からは飛んでいる。


 ちなみに、前回のダリスコルの反応を見るに、どら焼きは他の駄菓子などに比べて数ランク上の扱いらしいので、市場で売るのはやめるつもりである。駄菓子で十分利益が出ているようなので、しばらくはそれでいいだろう。何より高いし。


 ヴェラはまず「生どら」を一口かじった。ふわりと溶けるような生地と、口いっぱいに広がる甘さ控えめの生クリームに、彼女の表情が固まる。そして、ゆっくりと目を閉じ、深い息を吐いた。


「……なんだ、これ……!?」


 ヴェラは無言で、続いて「クリームどら」の抹茶味に手を出した。抹茶のほろ苦さとクリームの甘さが絶妙に絡み合い、彼女の口元がゆるむ。メロンどらにも挑戦し、その瑞々しい香りに目を見張った。


「まさか、至高の菓子であるドラヤキにこんなバリエーションがあるとはな……。二ホンの菓子、奥が深いぜ」


 そしてすでに食べたことのあるどら焼きも一通り食べ終え、落ち着いたのか、ヴェラはコップをとって液体を飲み干すと、ほうっと幸せそうに腹をさすった。


「……で、最終的にはどれが一番美味かった?」


 遥斗が問いかけると、ヴェラは栗どらを口に含み、ゆっくりと咀嚼した。そして、瞳を大きく見開き、一点の曇りもない笑顔で言い放った。


「決まってんだろ。クリドラヤキが最強だ」


「だよな」


 どうも食べ物の趣味は合うらしい。やはり栗どらである。



 どら焼きの興奮が冷めやらぬ中、遙斗はリュックの奥から、丁寧に布に包んだ『波花の宝匣(はこ)』を取り出した。


「それで、これはヴェラへのお土産なんだ」

「あん?食い物か?」

「これは食べないでほしいなあ……」


 遥斗が布を剥がすと、波紋のように美しい木目と、しっとりとした輝きを放つ花の彫刻のついた箱が姿を現した。ヴェラの緑の瞳が、その品を捉えた途端、微かに揺れた。


 彼女はその箱を手に取った。ひんやりとした木の感触、そして複雑に絡み合う彫刻。その一つ一つを、まるで初めて触れる未知の機械を検分するかのように、指先で確かめていく。ヴェラの表情には、さっきまでの不満は消え失せ、純粋な探究心と、微かな高揚感が浮かんでいた。


「これをアタシに?」

「おう、もらってくれ」

「……へぇ……ふーん……ほーん」


 ヴェラは、自分にプレゼントをした遥斗を目を大きくさせてじっと見たあと、再び手にある箱に目を落とす。

 何度か箱の向きを変え、光にかざしたり、目を凝らして細部を観察したりするが、その口元は、いつの間にか微かにニヤついている。

 ヴェラは自分がニヤついている自覚はあるが、それが他人から、特に異性から、飾り物のようなプレゼントをもらった経験がほとんどないからか、それともこの箱の造形美に純粋に惹かれているからか、あるいは遥斗からのプレゼントという行為自体に思うことがあるのかは、自分でもよく分からなかった。

 遥斗もまた、ヴェラがこんな風に笑う顔を初めて見た気がして、なんだか気恥ずかしかった。


「……これも、天然素材(ナチュコア)か?」


 ヴェラが真剣な表情で尋ねた。


「ああ。ある村で作られてる木工品なんだ」

「ほう……」


 ヴェラの目がさらに輝いた。天然素材(ナチュコア)、という言葉が彼女の心に響いたようだった。加工自体はガルノヴァの機械技術をもってすれば大したことではない。設計図さえあれば、どんな複雑な形状でも機械が正確に作り出せる。だが、素材が天然木工品であるという一点が、ガルノヴァではとてつもなく高価な価値を持つ。


(つってもこれはルトからのプレゼントだしな……さすがに売るのはだめだよな……)


 ヴェラの脳裏に一瞬、金勘定がよぎったが、すぐにその考えを振り払った。この品は、彼女にとってビジネスの道具ではない。遥斗からの、個人的な「贈り物」なのだ。


 しかし、技術者としての好奇心は抑えられない。ヴェラは無言で、手元の端末を操作し、箱にスキャナーを向けた。光線が箱の表面を滑り、端末のディスプレイに詳細なデータが投影されていく。


「……ん?」


 ヴェラの眉間に深い皺が刻まれた。ディスプレイに表示された数値に、彼女の緑の瞳が不審そうに細められる。


「……あっれぇ?」


 ヴェラの視線が、箱の表面に固定された。箱を注意深く観察すると、先ほどまでしっとりと輝いていた木目の光沢が、ごくわずかに、しかし確実に弱まっているように見えた。


「おい、ルト。これ、どこで手に入れたんだ?」

「うーん、ちょっと特別なところなんだよな……」


 遥斗は曖昧に答えるしかなかった。まさかもう一つの異世界から、などと言えるはずもない。

 ヴェラは端末を遥斗に突き出した。ディスプレイには、箱の材質を示すデータと共に、見慣れない数値と表示が点滅していた。


「これ、だいぶヴェクシス汚染されてねぇか?いや、それでも上物ではあるんだけどよ」


 その言葉に、遥斗は息をのんだ。ヴェクシス汚染。ガルノヴァにしかないヴェクシス粒子による汚染のことだ。そのため地球から持ってきたものは汚染はなかったはずである。エリドリアのものでも同じだと思ったが違うのだろうか。


「お前んとこから持ってきたものって、鉱物も動物性のものも植物もヴェクシス汚染されてたものはなかったんだけどな……なんだこれ。いや、ヴェクシス粒子じゃなくて別の粒子もあるのか?やべぇ、ちゃんと調べないとわかんねえ」


 遥斗は困惑した。そうは言われても自分にわかるわけがない。ヴェルナ村、エリドリアの素材だからだろうか? そういえば、エリドリアでシアが「ヴェクシス粒子以外の何かがある」って言っていたが、それだろうか。


「えっと……これだと価値がないの?」

「いや、そんなことはない。天然素材(ナチュコア)なのは確かだからな。ヴェクシス汚染が激しいものは二流、三流品となって一気に価値が落ちるが、それはお前がこの前持ってきたものと比較して、の話だ。これだって十分『高級品』だよ。最下層の人間じゃまず手に入んねえ。もっと中央あたりの星の平民なら少し無理すれば買える、くらいかな。500カスとか1000カスとかそのくらい?わからんけど」


 ずいぶん適当である。

 ヴェラは箱をテーブルに置き、改めて遥斗に向き合った。


「まあいいさ。ビジネスじゃない、『お土産』の金銭価値を気にするなんて野暮だろ。ありがとよ」

「おう……」


 きしし、と少し耳を赤くしながら笑うヴェラ。その少し意地悪そうでありながらも本当に嬉しそうな笑顔が、遥斗は結構好きであった。


「……ま、興味あるから調査はするけどな。ああそうだ、前に渡したクザからデータ引き出していいか? お前のニホン語解読のバージョンアップもそうだけど、二ホンの情報も欲しいんだよな。エネルギーチャージも一緒にするからよ?」


「あ、そうか。うーん、渡すデータは絞っていいんだよな。それならいいよ。シア、外してヴェラに預けるけどいいか?」

「ルト様、シアルヴェンでのヴェクシスチャージは特に設置する必要はありません。すでに船内はチャージモードなので、ルト様は私にチャージとデータ連携を許可する、とだけ告げてください。それで開始します。データのセキュリティはどうしますか」

「わかった。チャージ開始。データについては俺のプライベート、行動から得た記録はすべて不可。『日本』のネットワークで得た情報はいいよ」

Aisa(アイサ)


 シアの答えと同時に、シアルヴェンの艦内ディスプレイに、緑色のデータが流れ始めた。


 そんな中、その声を聴いたヴェラが反応する。


「なんだ、お前、クザシリーズに何かするのにわざわざ同意得ようとしてんの?しかも固有の名前までつけたんか。しかもシアってお前まさか……」


 何か思うことがあるのか、少したじろぎながら言うヴェラ。


「いい名前だろ?シアルヴェンからとったんだ」


 そうはっきり言う遥斗。そこには何一つ恥じるものがないような、真っ直ぐな顔だ。


「……ま、そうだよな。知るわけないか。……それにしても、扱いがなあ……」


 ヴェラは、ディスプレイに映し出されたシアのデータを見ながら、少し「スン」っとした顔で遥斗に言った。遙斗は、ヴェラの反応に少しむっとした。


「なんだよ。悪いかよ。シアは俺のパートナーなんだから、別にいいだろ」


「まあ、いいんだけどさ。ふうん」


 ヴェラはそう言いながら、興味深げにディスプレイのデータを見ていた。


「……なんか想像以上に言語解読がはかどったな。シアルヴェン、『シア』の音声や通信がニホン語のときは、アタシのデバイスに翻訳したものを送れ」


Aisa(アイサ)


 どこにつけているかはわからないが、ヴェラもシアと同じようなデバイスを持っているらしい。これでヴェラは日本語を正確に理解できるようになったということだろう。ヴェラとの間では、もう秘密の会話はできないということでもある。


 まだ不満げな遥斗に向けて、シアが淡々と状況を伝えてくる。


「キャプテン・ヴェラのご指摘は、ガルノヴァ人における一般的なAIに対する感覚を反映しております。ルト様が私にしていることは一種の『遊び』として認知されています。地球人の感覚でいえば、チャットGBTやグロッケのような汎用AIに人格を演じてもらい、友人や恋人として会話を楽しむといった趣味嗜好に類します」

「え、俺、そういう扱いなの!?」


 遥斗は叫んだ。しかし、言われてみれば納得してしまう部分もあった。地球でもAIに名前を付けて話しかけたり、まるで生き物のように扱う人やそういうサービスがあることは知っている。現代っ子である遥斗はそういう趣味を馬鹿にするつもりはないが、ガルノヴァ的には遥斗はそういうものと同じらしい。そりゃ同好の士でもないヴェラには「スン」ってされるはずである。


「いいもん……後悔なんてしてないもん。シアはパートナーだもん……」

「はい、私はルト様の最高の相棒であり、ルト様のできるデバイスです」

「シア!」

「ルト様!」


 ヴェラは、人とモノ、一人と一つの寸劇じみたやり取りを見ながら、再び「ふうん」と、何かを悟ったような、しかし相変わらず「スン」とした顔をしていた。


 しばらくそれを見ていた後、ヴェラはディスプレイから視線を外し、遥斗に真剣な目を向けた。


「まあ、お前の趣味は自由だ。そういう『設定』を楽しむのはいいさ。ただし、クザーーシアだっけ?それに本当に人格があると勘違いするなよ。普通に暮らしてる分にはいい。だが、この宇宙で、船乗りみたいな危険な毎日を送るなら話は別だ」


 遥斗は、彼女の普段の豪快さとは違う、真剣な警告の眼差しにたじろいだ。


「なんでダメなんだよ……」


 少し拗ねたように聞き返した遙斗の問いに、ヴェラは少しだけため息をついた後、出来の悪い弟に諭すように静かに言う。


「何かあった時、【AIの命を守る】ために自分を危険にさらすバカが必ず出るからだ。そいつはあくまで情報処理媒体。情報としての価値がないなら見捨てるべきもの、使い捨てが前提だ」


 遥斗は、その言葉に息を詰まらせた。言い返したい衝動に駆られたが、彼女の言葉の裏にある「危険な現実」と「合理性」を理解してしまい、喉の奥で言葉が詰まった。


「いいか、それは道具だ。道具はあくまで使う人間のためにある。道具のために人間が危険になるんじゃ、本末転倒なんだ」


「……」


 遥斗が押し黙っていると、接続中のシアの声が、遥斗の心に直接響くかのように静かに語りかけた。


「キャプテン・ヴェラの仰るとおりです。私に人格を認めていただいたことには感謝いたしますし、その想いは深く尊重いたします。ですが、いざというときは、私はデータと物質として扱い、迷わず破棄していただきたい。ルト様が私に人格を認めるというのであれば、それこそが、私の願いです」


 シアのその言葉は、遙斗の反論を完全に封じ込めた。彼の感情は揺さぶられたが、AIとしてのシアの「願い」が、彼の感情的な思考を上回っていた。


 シアにそう言われてしまえば、自分はもう何も言えない。自分の責任だけならまだいい。しかし、これからヴェラと一緒にこの宇宙で過ごすのなら、AIを優先させるということは、ヴェラにも危険が及びかねないということだ。それはもう、自分のわがままでしかない。ただ、やりきれない感情だけが遥斗の胸に残った。


 ヴェラは、顔をゆがめている遥斗の様子を見て、どこか諦めたような、しかし微かな優しさも感じさせる声で続けた。


「……といっても、人間は一度そこに感情移入したら、なかなか戻れないもんだからな。頭で分かっても、ルトは必ずお前――シアを助けることを考えてしまうだろう。手遅れだろうな」


 そう言って、一気に体を弛緩させるようにため息をついた。


「これはお前をからかうためとはいえ、クザの初期音質を女設定にしちまったアタシの責任もある。まさかお前が『そういう趣味』だとは思ってなかったからだが、失敗した」


 そして、また顔を真剣なものにして、告げる。


「シアルヴェン、ルトのデバイス――シア専用のバックアップメモリ領域を確保。そこは私でもルトの許可がない限り閲覧、編集できない最高セキュリティに設定。非常時の場合のみ最高権限でロックは解除されるが、この解除記録は消去不可。ルトが確認できるものとする。この命令はルトのみが解除できるものとする」


Aisa(アイサ)


「ヴェラ、それって……」


 つまり、もしヴェラが最高セキュリティを破ってデータを覗いたとしても、遙斗にはその記録が残るということだ。ヴェラが私利私欲で覗いたなら、遥斗は彼女への信頼を失うだろう。ヴェラと遥斗の信頼関係こそが、そのセキュリティとなっている。それは、まだ短い付き合いではあるしビジネス的なパートナーだとしても、ヴェラの現状を考えれば強固なものだと遥斗でも理解できた。


「ま、そのためのバックアップは、ここで常に取っておいてやる。何かあっても、こいつがお前のAIを復元できる。……船乗りが自分の船の権限をここまで渡すのは、本当に信頼する仲間(クルー)だけなんだぞ」


 遥斗は、ヴェラの合理的な言葉の裏に隠された、不器用な優しさに気付かされた。彼女は、遥斗の感情を理解し、その結果起こりうるであろう危険を予測した上で、自分なりの「守る」方法を提示してくれたのだ。


「ありがとう……ヴェラ」


「いいよ。アタシだって、道具でしかないこのシアルヴェンのために自分を担保にした大馬鹿だ。似たもん同士なんだよ、アタシらは」


 そう言って笑うヴェラの顔は、どこか吹っ切れたような、清々しいものだった。




 情報交換が終わり、ザルティスに向かう準備をする。

 ヴェラは前と同じでジャケットとキャップを付けた。


「それにしても、シア、ねえ……」


「ん?なんだよヴェラ。いい名前だろ?シアルヴェンからとってるんだし」


「そりゃわかるけどよ……知らねえんだから仕方ないけど、だから余計に腹立つわ」


 ヴェラは少し口を尖らせて不満げだ。すると、シアが言葉を挟んだ。


「ルト様、一般的に相手が大事にする情報処理系端末のデバイス名と同じ名前、連なる名前をつけて愛でるのは、地球の感覚で言うなら恋人同士がお互いの名前を入れたペアルックの服を着ていたり、想い人の名前をタトゥーにしていれるようなものです。キャプテン・ヴェラのデバイスはシアルヴェンと連動しているので、名前は実質シアルヴェンです」


「まじで!?そんなつもりないよ!?」


「そういうとこだぞ、お前」


 ヴェラはテーブルの上の、先ほどプレゼントされた波花の箱を見ながら、呆れたようにため息をついた。

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