阿蘇、やろう

　ある日、コンドームを片手に藤田は阿蘇に言った。

「阿蘇、やろう」

「やだよ、汚れるし掃除大変だし」

「でも興味はない？」

「興味はある」

「掃除も後片付けもオレがやるし、場所もオレん家の風呂でいいから」

「そこまで言うなら……。でもやるなら風呂っていうのもな。せっかくだし近くの河原でやるか？」

「ヤダ、大胆……。景清も呼ぶ？」

「万が一警察に見つかったらそれなりに怒られるから、動画撮って送ろう」

「オーケー警察官」

　そして河原に到着。

　まず、コーラを用意します。コンドームの中にメントスを数個入れます。コンドームをコーラに被せます。メントスを入れます。

　メントスコーラぶしゃー。

「すげぇ！　ゴムめっちゃ伸びる！！　さすが世界ブランド！！」

「ヤベェ勢いすげぇ！　元気なお子さんですよ！」

「持ってみ！　持ってみ！」

「デカい！　最強！！」

パァン（コンドームが弾ける音）

「はははははは！」

「ひひひひひひ！」

　一方動画が送られてきた景清。

「めっちゃ楽しそうっすね」

「脳が中学生のまま大人になるとこうなるんだ。覚えておくといい」