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地方戦争 後編   作者: 山本正純
隔離病棟籠城事件
23/26

最終決戦 1

 これでゲームは終了する。しかし何かが足りない。こんな勝者がいないエンディングでいいはずがない。

「賞金はどうなる」

「報酬はありません。そもそもこのゲームには勝者も世界を救うヒーローも必要ありませんから」

 私は怒りを爆発させる。事務局の都合でスタートしたゲーム。目的が世界を救うヒーローを選抜するためだとしたらまだ許せた。しかし彼らは私たちをただの駒のようにしか見ていない。感謝もしていないだろう。

 私は中島にある提案をする。

「まだ時間はある。お前を倒す」

中島は笑う。

「いいでしょう。エクストラゲームです。私は全プレイヤーのポイントを管理している。二宮君には現在あなたたちのチームのポイントを全て与えます。そして私はマイクチームのポイントを使う。負ければそのチームのポイントを全て消失する。つまりこのゲームで負ければあなたたちのチームは本当に負ける。さらにあなたが負ければこの世界を崩壊させます。パラレルワールドを救えば用はありませんからね」



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