エピローグ:鎧の魔王のファンタジア
それからのオレの人生というのは、語ることなどそう多くない。
「ディアブロも第三聖剣も、お飾りですか……」
ミレナ・ヴラトニア公爵夫人が残念そうに呟いた。今は簡素ながらも贅をこらしたドレスをまとい、宝飾で着飾っている。どう見ても高貴な女性だ。
「リリアナのレクター・ブレイバーもな」
オレたちがいるのは、帝城アダルハイトの皇族居住区だ。宮殿の一階に、三体のEAが置物よろしく飾られてある。
漆黒のディアブロ、紅蓮の第三聖剣、六刃を装備した白銀のレクター、通称ブレイバー。
「……帝国はもう、大規模な戦争は行わないつもり、ということでしょうか」
「そのつもりだな。正直、メノア大陸の統治以上に欲を出すことはない。少なくとも、数十年はな」
「そうですか」
「寂しいか?」
「……いえ、戦争がないのは良いことだと思います」
もはや恨みの対象はおらず、帝国に仇なす存在も見当たらない。
ミレナは元々、帝都より西側の伯爵家の出だ。戦争初期、北西三カ国により領地を荒らされ、領民にも被害があった。
そういう経緯もあって、軍属を選んだそうだ。
「オレたちには、新しい仕事がある。ヴラトニアの統治だ」
「はい」
第三皇子ヴィレーム・ヌラ・メノアは、旧ヴラトニア教国の領地に興されたヴラトニア公爵家の当主として、臣籍降下した。新たな名は、ヴィレーム・メノア・ヴラトニアである。
隣にいるミレナ・ビーノヴァー元男爵も、今ではミレナ・ヴラトニアだ。
正直、うま味など全くない土地だが、逆に都合が良い。あくまで臣下に下った力のない皇族、という立場が必要だったからだ。
というわけでこれからは二人で、ヴィート・シュタクの滅ぼした国を治めるという、難事に当たらなければならない。
退役したシュタク子爵の方は基本的に暇なので、今はこちらに注力している。
「行こうか」
「はっ」
「……なぜ敬礼」
「す、すみません」
染みついた慣習とは恐ろしいものだ。
オレはスッと左腕と胴の間に隙間を作る。そうすれば、赤髪の公爵夫人がおずおずと手を差し入れた。
思わず隠しきれない笑いが漏れる。
「……もう」
恥ずかしそうに顔を逸らしながら、わずかに抗議の声を漏らしてきた。
「しかし、一向に領都の整備が進まんな。冬が長すぎるせいだ」
「いっそ、工事業者にEAでも使わせたらどうでしょうか」
「……まさかあのビーノヴァー少佐から、そんな言葉が出るとはな」
「も、申し訳……いえ、こほん、すみません思いつきです」
「まあ冬は冬期訓練を兼ねて、軍にやらせるのも良いかもな。凍らない港も整備せにゃならんし」
二人して、色気のない会話をしながら、帝城の宮殿を後にする。
もう一度だけ、肩越しに三機のEAを見つめた。
「……ヴィル様?」
「いや、なんでもないよ、悪いな」
その日は、なかなかドレスに慣れない元軍人に歩幅を合わせながら、三機のEAの立つ場所を後にしたのだった。
戦争から三年後。
新皇帝ザハリアーシュの大号令の元、帝国は他大陸の国々との対話を始めた。
オレとハナも、もはや公爵家という新しい立場を得た身だ。皇帝に逆らうことはほとんどない。兄に逆らうことは、ごく希にあるか。
大陸全土を完全に手中へと収めた帝国ではあるが、他大陸に手を出すほど暇でもない。
外交に関しては、時には武力を用いることもあったが、基本的には平和路線だった。
だが簡単に行くものでもない。局所的とはいえ、戦争を繰り広げた相手だ。
「EAの情報の開示?」
こちらが出した提言に、ザハリアーシュが訝しげに眉間を顰める。
「ああ。と言っても、限られたものだがな」
「どういうことだ?」
「敵国はEAの情報を探ろうと躍起だ」
「確かに。帝都での防諜予算も馬鹿にならん」
「未だ類似品の開発に成功したという話は聞かない。シーカーの設計図の完成品を持ち出せなかったようだしな。しかし、いつか似たようなものを作るだろう」
「それは予想できることだ。だが今更、帝国が世界制覇なんぞ目指したりはしない。大陸だけで手一杯だ」
「そこで、他国とEAを主軸にした協調体制を取るべきだと、オレは考える」
「ふむ……わからんでもない話だ、ヴィル。どうせいつか追いつかれるなら、誘導してしまおうと」
少し驚きながらも、ザハリアーシュが腕を組んで深く頷いた。
「正直、賭けになる部分も多いがな。だからこの協調体制にもいくかルールを設けようか」
「例えば?」
「戦時における紳士協定なんぞどうだ?」
「ほう? 良いかもしれんな。実質的に帝国が他国に大きな影響力を持てる。もはや我らに敵はいない……が、味方もおらん」
ハハッと乾いた笑いを浮かべる。
しかしオレの意図は、しっかりと理解できたようだ。
「我らが一番怖いのは、実戦から遠のくことだ。この協調体制は、他国からしてみれば喉から手が出るほどのものでありながら、我々にとって都合が良い。同調するなら、EAの情報を一部開示する」
どこかで紛争が起これば、同盟国として戦力を送り込む判断も取れる。どうとでも都合の良い解釈ができるよう、盟主として君臨すれば良いだけだ。
それに新たな技術が開発されそうなら、提供させるよう圧力をかけることもできる。
まさかEAの情報を最初に貰って、何のお返しもしない恩知らずもいないだろう。そうなったら、我々が同盟国とともに袋だたきにすれば良い。理由は紳士協定違反とでもつければ、どうとでもなる。
それでいて被害が多少は減らせる。良いこと尽くしの戦略だろうと思う。
「……まあ、結果として、大規模な紛争は減るかもしれんが」
そう付け加えれば、ザハリアーシュも同意するように頷く。
「戦争のあり方を世界中で変えると。しかも、やるなら今しかない」
現在、メノア帝国に正面から逆らう国など存在しない。各国からの使節と会い続けている皇帝として理解しているのだろう。
頑強な顎をさすりながら、興味深げにオレを見据えていた。こうして見ると、皇帝としての貫禄が出て来た気がする。
正直、これは誰かのアイディアを帝国の力で実現させるものだ。目の前の兄も気づいてるだろう。
「開示方法としては、帝国内に他国からの留学生を受け入れる場所を作り、年若い者だけに教える形を取ろうか。場所は復興中のメナリー跡地周辺が良い」
つらつらと話していくと、ザハリアーシュは降参とばかりに両手を挙げた。
「わかったわかった。では、そのように推し進めてみるか。ハナ……ブラハシュア新公爵は何と?」
「知らん。だが反対はすまい。逆に面白がるかもな」
隣の領地にいる義妹は滅多なことがない限り、帝都まで出てこないだろう。
「お前がそう言うなら、そうなんだろうな。しかし条件が一つある」
「条件?」
「そのEA技術教導施設、まとめ役はお前……いや、ヴィート・シュタクがやれ」
ザハリアーシュの出した条件に、思わず唸る。
そう来たか。
この頃のヴィート・シュタクは、公に姿を現すことがほとんどなくなっていた。
ヴラトニア公爵や元皇族としての仕事に、重きを置くようになっていたからだ。
「最近、かの英雄の姿を見ることがなくなってな。残念なことだ」
わざとらしい嘆きを見せる兄に、オレは諦めのため息を見せる。
「あー、わかった。しかしそうだな。研究室からも講師を出してもらおう」
「そうだな。オラーフ女史に頼む。EAの操作技術に関しては、ヴラトニア公爵夫人にも頑張って貰うか」
愉快愉快と皇帝が豪快に笑うが、オレにはちっとも笑えない。
「うーん、そうなると、シュタク子爵夫人も黙っていないんだが……」
常日頃からやたらと張り合う姿を思い出すと、苦笑しか思い浮かばないからだ。
後にハナから『それは鎧の魔王の理想ですね』としたり顔で笑われたが、返す言葉はなかった。
兄弟二人の密談を元に始まった、帝国が技術的優位を続けるために作ったこの教導施設。
これは後に大きく発展していくことになる。
副次効果として、参加した国家同士の交流が生まれたことが挙げられる。
帝国基準の教育を施した人間を、国外に多数送り込むことにも成功した。
こうして、世界にEAを中心とした、一つの大きな枠組みが生まれることになった。
ヴラシチミルという旗振りを失った魔法刻印技術だったが、ゆっくりと進化し人類の発展に寄与していく。
農業や工業、建築土木や治水など、様々な分野で少しずつ活用されていったからだ。
これにより、いくつかの小競り合いや緊張状態を孕みつつも、概ね平和に世界は回り続けていった。
そうして、世界の人口は緩やかに増加を始めている。
EA技術教導施設の設立から五年ほど経過したぐらいか。
久しぶりに竜騎士がヴラトニアの領地を訪れた。
「お久しぶりです、シュタク子爵」
ソファーで向き合っている来客の、今の立ち位置は帝国内の真竜諸島特別自治区、その議会議長であるエーステレンだ。
この女もオラーフと同世代だったか。
あのハーフエルフに老けたとか言うと、すげえ怒るから気をつけている。
「どうした? 金ならないぞ」
疲れ切った顔で言い捨てると、中性的な顔つきの竜騎士があけすけに笑った。
「ははっ、まさかヴラトニア閣下からそんなことを言われるような日が来るとは」
「聖黒竜の世話係だからな。それぐらいの配慮はするさ」
ソファーに腰掛け、かつての敵で部下だった女と向かい合う。
「本当にどうした? 二公爵家の設立式以来じゃないか?」
「一つ、報告がありまして」
「報告?」
訝しげに問い返すと、エーステレンは少しだけ寂しそうに笑った。
「セラフィーナ・ラウティオラが亡くなりました」
シャールカとともに、鎧を着た竜が飛び立つ姿を見送る。
「……ようやく亡くなりましたか、あの狂人が」
すぐ隣で、白銀の髪が揺れた。
「オラーフの見立てでは魔力の使いすぎによる衰弱死で、他殺はなく事件性もない」
賢者セラフィーナ・ラウティオラ。元ブラハシュア王国の貴族であり賢者の称号持ち。
北西三カ国連合の立役者だが、聖龍レナーテの企みにより、当初の目的を喪失。
最後には帝国に洗脳され、賢者ラウティオラとして、アエリア聖国を滅ぼし女神討伐にも寄与した。
「エーステレンの家に現れ、眠るように亡くなった、か」
「……全く、最後まではた迷惑な人間でした」
そう言いながらも、ルカは珍しく肩と声を震わせていた。
仕方ないので、その体を右手で抱き寄せる。
「……嫌いだったはずなのに……申し訳ありません」
「一応、戦友ではあったからな」
オレ自身も、殺してやろうと思ったことは数え切れないぐらいある。
だがヴラシチミルとオラーフの説得で、洗脳し使い潰すと決めていた。
結局、女神戦も最後まで戦い続けた。
「葬式はどうするかな」
「……密葬ではないのですか?」
「馬鹿だな、ルカ。最後まで無様だったアイツが、嫌がるように盛大にやってやるんだよ。嫌がらせさ」
「……ふふっ」
「目に物を見せてやるぞ……馬鹿め」
そう言って、シャールカを強く抱き締める。
正直、今となっては青髪の女にどんな思いを抱いていたか、しっかりと思い出せない。
あのとき魔力体として蘇った幼馴染みたちを、この手で葬った。
何の迷いもなく断ち切ったオレには、何かを恨む資格などすでにないと思う。
結局、ラウティオラの葬式は、賢者セラフィーナ・ラウティオラとして盛大に開いてやった。
アイツの遺影をエーステレンに掲げさせて、悲しげな楽隊を歩かせ、EAを旧ブラハシュアで闊歩させ、多くを喪に服させてやった。
無様だな賢者よ。お前の成した生き様にも、敬意を抱く人間がいたようだ。
そうやって全てを終えた後、感じたことがあった。
――今になって、あの戦争で抱いた一つの感情に、決着がついた気がした。
残念ながら、あの女はオレに対して、贖罪を終えていたようである。
青髪の賢者が死んだ後も、人生をゆっくりと歩み続けた。
子供たちだけでなく、それなりに多くの人間を育てたつもりである。
その中で、いくつもの別離があった。
最初にいなくなったのは、母アネシュカの部下だった顔見知りの将軍たち。誰も彼もが敬意抱くべき軍人の鑑だった。
次に戦友だったダリボル。オレよりだいぶ年上だったのだ。見送るのも仕方あるまい。
いつのまにかソナリ・ラニ・ユルやベルナルダ・ペトルーも見なくなった。
数十年の後、真竜諸島自治区で、エーステレンのヤツも逝った。平均寿命も延び始めたとはいえ、激動の時代を生きた人間は体も痛んでいたようだった。
ザハリアーシュは在位二十年で、息子に帝位を譲った。その後、悠々自適に大陸中を漫遊し、ゆっくりと老いさらばえていった。
兄の死のすぐ後、シュタク子爵として妻を見送った。少し早いな、と思った。
ヴラトニア公爵としても、妻を見送った。称号持ちは早く死ぬのかと嘆きもした。
ただ、二人とも孫は抱いた。それでも、もう少し長生きしてくれても良かっただろう?
結局、幸せにしてやれたんだろうか。
――ヴィル、と。
――隊長、と。
今でも若い頃の、アイツらの声が耳の奥に響いている。
まだ生きているヤツらもいたか。
オラーフには、あの教導施設の長を押しつけてやった。ハーフエルフで寿命が長い分、頑張れるだろう。たまに老いたオレの体を見に来ては、微笑むことがある。
ブラハシュアの公爵となったハナは、生涯独身だった。養子はザハリアーシュの孫から取って終えた。
アイツは戦後は特に業績も残さず、たまに兄たちをからかう程度の、そういう人生を選んだようである。
先日も顔を見せに来た。
残念ながら、病身のオレよりも長生きしそうだ。
さらに時が経った。
ある冬の夕暮れに、雪がうっすらと積もる邸宅の庭を、杖をついて歩いていた。
さくり、さくりと雪を踏みにじる間隔も、若い頃に比べゆっくりとしたものだ。
「公爵閣下!? お体に障りますよ!」
オレの姿に気づいた金髪の年若い侍女が、慌てた様子で駆け寄ってくる。
「すまんな、少し空を見たくなった」
オレも随分と老いたものだ。
すでに七十も近い。この年代の人間としては、長生きした方だ。
灰色の空を見上げる。
雲の厚い、冬の雪空だった。
「公爵閣下?」
「戻るとしよう」
「そうして下さいませ」
柔らかな笑みとともに、侍女が付き添ってくれる。
ゆっくりと、細くなった足で、雪を踏みながら歩いていった。
「今日は、何かあったか?」
そう問うと、まだ若い侍女は元気良く、
「今日も平和でした!」
と答えてくれる。
「……そうか。それは良いことだ」
「はい!」
どうやら今日も世界は平和なようだ。
邸宅内に戻り、ベッドに寝かされる。
「では、失礼いたします」
「ありがとう」
元気良く頭を下げた侍女が、部屋から出て行った。
今は一人だ。
同じ建物内に子供や孫たちも暮らしているが、すでに半引退した身だ。後は死とともに、公爵の位を後継者に譲るだけだろう。
目を閉じれば、それなりに長い人生が思い浮かぶ。
幼い頃は毎日、幼馴染みたちと石畳の街を駆け回っていた。
最近はそんなことばかり思い出す。
少し後ろを歩く小さなリリアナの手を引っ張って、楽しく暮らしている自分を夢想する。
微睡みながら、意識と無意識の間を往復していた。
夜中になり、閉まっている窓の側で、ふわりとカーテンが揺れた。
目だけを動かせば、誰かが立っていると気づく。
「ああ……お前か」
そこには懐かしい姿の、一人の女が存在していた。
――ただいま、ヴィル。
小さく口を動かし、声を届かせる。
「おかえり……リリ……アナ」
彼女の名前を、何とか口にすることができた。
その人間がゆっくりと歩いて近づき、ベッドの側に立って、腰を下ろした。
――すっかり、お爺ちゃんだね。
優しい温もりが、枯れた手に触れる。
「そうだ、そうだな……最初に目論んだ通りだ」
オレは幼馴染みを殺した連中を根絶やしにし、最後まで心穏やかに生きて死ぬと、復讐の形をそう決めたのだ。
どうやら叶ったようだと、今になって思い出す。
「今の世界を、見たか?」
――見せてもらったよ、ヴィル
「どうだ、お前のいない世界は? ……少しだけ、平和になっただろう?」
自信たっぷりに、皺だらけの口角を吊り上げた。
――うん。貴方は私の願いを全て奪い去って、そして叶えてしまった。
「ははっ、うん……うん、そうだ、そうしてやった」
笑ったせいか、咳が溢れた。リリアナがオレの胸を優しく撫でる。
彼女は、もう少しだけ平和な世界を祈った。
魔素たちの意思を叩きつぶさなければ、勝手に戦争が起こされる。それは復讐以外の、決戦における大事な動機の一つだった。
鎧の魔王は、ファンタジアを夢見た。だから、オレがこの手でわずかに叶えてやったんだ。
「幸せにすることは、オレには出来なくて」
代わりにその夢だけは、ぼんやりと形作ってやったのだ。
――ずるいよね。
拗ねたような顔が見えた。思わずオレも笑みが零れる。
小さく咳が零れた。
どうやらお別れの時間、というヤツのようだ。
どのみち、オレがこいつに語れるようなことなど、何もない。何もないのだ。
「……せっかくだがな、もう眠いんだ」
――うん、おやすみ、ヴィル。
「おや……すみ……リリ……アナ」
最後の言葉だろうと思いながら、何とか喉を動かした。
ゆっくりと、意識が遠ざかり始める。
都合の良い幻に優しく頬を撫でられながら、死んでいくようだ。
懐かしい幻想が見える。
ヴレヴォの町で、祭りが行われていた。
行き交う人々の間を、オレは一人の少女の手を引っ張って歩いていた。
ヴィルと声をかけられた先には、大好きな人々が見える。
父も母もいた。幼馴染みたちもいた。尊敬する先達たちもいれば、頼りになる後輩たちも見えた。
――いこうぜ、リリアナ。
後ろの女の子に声をかけ、オレは走り出す。
最後に懐かしい幻を見ながら、オレはこの世界から去って行った。
――鎧の魔王のファンタジア・完――
これにてヴィルの物語は完結となります。
色々と至らぬ点もあったかと思いますが……
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
よろしければご評価・感想などもお願いします。
また他の作品でお会いできましたら幸いです。




