第86話『マイカ謎の覚醒』
登場人物
◎舞原 彰(まいはら あきら:アキラ)
男性 59歳
身長180cm超 バキバキの筋肉質 スキンヘッド まつ毛の長い、キラキラした瞳の女性のような目
定年間近の某県警刑事
剣道七段(練士)柔道五段
逮捕術上級(全国大会準優勝の経験あり)
雑学好きのうんちく親父
涙もろく人情派
素人童貞
殉職後、異世界にエルフの美少女に転生
◎マイカ(アキラ)
年齢16~18歳くらいの見た目
白金色の長い髪
緑色の瞳
先の尖った耳
巨乳
のエルフ美少女
舞原彰の転生後の姿
ハンデルの営むヘルト商会にて稼働
ラウムテ帝国の皇家直臣となり、異世界初の警察組織建設のため奮闘中
◎ケルン
モンスターであるケルベロスの子(♂)
3つの頭、尻尾は1本
中央の頭に他のケルベロスには無い、赤い尖った角が生えている。
火を吹く
甘いものが好き
◎ハンデル
男性 30歳
身長180cm強 細身の引き締まった体型
茶色くせ毛短髪 茶色の瞳
旅の行商人 剣の達人
街道筋の脅威となるモンスターや盗賊などの退治を請け負う「闘商」としても活動する。
割りと二枚目
◎エフェリーネ
女性 22歳
ラウムテ帝国摂政
第9代皇帝の女帝ヨゼフィーネの一人娘
ヨゼフィーネの死後、皇帝に即位した従弟のヤスペルの代理として政務を執り行なっている。
身長165cm 中肉
茶色セミロングストレートの髪
やや淡い茶色の瞳
◎リーセロット
女性 年齢不詳(20歳代前半から半ば辺りの見た目)
エフェリーネの側近くに仕えるダークエルフの女性
身長170cm 美しい体型 爆乳
黒髪の長髪 黒い瞳
雷の魔法を使う
◎ペトラ
55歳(見た目は常人の20歳代半ばくらいの若さ)
女性 姓はリデル
ステルクステ騎士団団長
身長約230cm 筋肉質だが丸みを帯びた体型で、腹部腰部が細く括れている。
赤い肌 赤い瞳 銀色の蓬髪
亜人のオーガ族で大陸最強の戦士と謳われている。
レズでドM
好ましいと思わない相手には、とことんドS
◎コルネーリア
17歳 女性
ペトラの従士筆頭
2歳の幼少期からペトラの傍にいる。
身長約180cm スリム体型
金色短髪 琥珀色の瞳
剣技に長けている。
◎アードルフ
41歳 獣人種である狸人族の男性
身長約170cm ずんぐりむっくりな体型
焦げ茶色の短髪 同じ毛色の太い尻尾
頭上に半円形の耳
ステルクステ騎士団団長ペトラの副官
巨大な戦闘斧を使う剛の者
変化の魔法を使う
◎イエルン
21歳 黄色に所々黄土色の斑点がある毛に全身を覆われた獣人、豹人族の男性
身長190cm弱 スリムでしなやかな体型
ステルクステ騎士団団長ペトラの副官アードルフの従士
非常に速い速度で走れる
◎アッケルマン辺境伯
男性 42歳 実年齢より若く見える
身長約180cm 細身 栗色短髪七三分け 榛色の瞳
ラウムテ帝国 伯爵 名はフィリベルト
その所領地は帝国貴族中、ウェイデン侯爵家に次ぐ広大さ。
北方を敵対するフリムラフ教国と接する為、その抑えの任に就く。
モンスターの収集家で、モンスターの狩猟捕獲だけを目的とする部隊を編成している。
◎ライン
男性 37歳
身長約185cm 筋肉質
黒髪短髪 黒い瞳 黒色の髭面
アッケルマン辺境伯に仕える騎士
アッケルマン伯爵が編成するモンスター猟獲隊の隊長
「それまで!!」
ペトラが終了の合図をかけると、見物していた騎士、従士達から大きな拍手と歓声が沸き起こった。
マイカは合図がかかると直ぐにコルネーリアから離れたが、コルネーリアはうつ伏せのまま動かない。
「ほれコルネーリアや、もう終わりだぞ。」
ペトラがコルネーリアに優しく声をかけて身を起こすのを手伝い、被っていた革製ヘルメットを取り外してやった。
「うっ…うぅっ…ペトラ様に2歳の頃よりお仕えして15年……あのエルフの女…いきなり現れてペトラ様の心を奪って…うぅっ…くっ、悔しい……」
コルネーリアは両目から大粒の悔し涙をボロボロと流していた。
(え!?コルネーリアさんって、まだ17歳なの?…確かによく見たら面影に幼さが残っているような…
2歳の頃から…そうか、オレに親代わりともいえるペトラを奪られたように思ったのかな…?)
「驚いたぞマイカ!おのし、メチャクチャ腕が立つではないか!!
この手合わせ、コルネーリアには闘気の使用を禁じておったのだが…最後に禁を破って闘気を込めて突きおった。それすら通用せんとは…」
「いや違う!私がこんなに強い筈がない!
これは何かの間違いだと思う!!」
「何じゃマイカ、もしかしてコルネーリアに気を遣っておるのか?
気遣いなら無用じゃぞ。」
「ううん、本当に、本当に私、昨日の今日までこんなに強くなかった!こんなに速く動けなかった!どうして、こんな少女の身体なのに…」
「おのしは時折不可思議なことを言うのお。
エルフは元々、身体能力は高いだろうが。」
「…えっ?」
「また不可思議な反応じゃな…
魔法なり特殊能力なりは、エルフといえども皆が持っとるわけではないが、身体能力については全般的に常人よりも上だぞ。
ほれ、そこのリーセロットなんぞが良い例だ、あやつは強いぞ。」
「うん。確かにリーセロットが凄く強いのは知ってる…でも、私は…弱かった……」
(そうさ弱かったよ…あの時…アソゥ団に襲われた時にこんなに強かったなら、あんな目に遭わずに済んだのに……)
「うーむ…まあ、あれかの?今までコルネーリアほど強いヤツと闘ったことが無かったんじゃろ?マイカは。
なので、今まで本来の力を引き出せていなかったのではなかろうかの?」
「いや!…」
(いや、これ以上弁解すると余計に話がややこしくなるだけだ。ペトラの意見に乗るとしよう。
でも、本当に一体何なんだろう?この急激な変化は…帝都に戻ったら、またアフネスに鑑定してもらおう…)
「いや!あっ、うん、そうそう!私、今までコルネーリアさんほど凄く強い人と手合わせしたことなんてないよ。
だから今まで限界と思っていたレベルを一気に越えられたんじゃないのかなあ…」
「おうおう、さもあろう、強者との出会いは、限界突破の良いきっかけになるもんだからのお。
しかし見事な剣捌きだったなマイカ。相当に修練を積んだ跡が見えた。
あと、ちと気になったのは、おのしの剣技は儂がよく知ってるものに似ておる。マイカ、おのしの師は誰だ?」
「小さい時から何人もの先生から教わったよ、千葉先生…伊東先生…坂本先生…
あと、最近は雇用主に稽古をつけてもらっているよ。」
「雇用主?ならば帝国摂政か?
若い女なのだろう?それが今の師か?」
「いや、私は元々ヘルト商会ってところの雇われ人で、今の剣の師はそこの…」
「闘商ハンデルか!?」
「え?ペトラ、ハンデルのこと知ってるの?」
「ああ、知っとるとも。我が領内に時計やら望遠鏡やらの買い付けによく来るし…
それにハンデル坊やとは師を同じくする姉弟弟子の間柄だ。」
「きょうだい弟子?」
「おおよ、儂もヘルト先生に武芸を教わった。
そうか、どおりでマイカの剣は我らがヘルト流の匂いがすると思った。
よし!別室で儂がヘルト先生に師事した経緯なんかを話してやろう。」
「別室?」
「ああ、儂の部屋に行こう。
さっ、コルネーリアもいつまでも泣いておらんと、ついてまいれ。
誰か!儂の私室に酒とつまみを持ってきてくれ!!」
第86話(終)
※エルデカ捜査メモ〈86〉
ペトラとハンデルの師であるヘルトは長命種のドワーフ族で現在既に200歳を超えているが、その長い半生においても武術の方の弟子といえる者はペトラとハンデル二人だけである(商業の方の弟子は他にも数名いる。ハンデルは武術と商業の両方の弟子)
マイカにとっても不思議な謎のパワー覚醒。
本質を見極めるスキルを持ったアフネスなら、この謎が解けるかもしれません。
マイカの中の何が目覚めたのか…
これからもよろしくお願いいたします。




