表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

58/86

第58話『大きなお山』

登場人物


◎舞原 彰(まいはら あきら:アキラ)

 男性 59歳

 身長180cm超 バキバキの筋肉質 スキンヘッド まつ毛の長い、キラキラした瞳の女性のような目

 定年間近の某県警刑事

 剣道七段(練士)柔道五段

 逮捕術上級(全国大会準優勝の経験あり)

 雑学好きのうんちく親父

 涙もろく人情派

 素人童貞

 殉職後、異世界にエルフの美少女に転生


◎マイカ(アキラ)

 年齢16~18歳くらいの見た目

 白金色の長い髪

 緑色の瞳

 先の尖った耳

 巨乳

のエルフ美少女

 舞原彰の転生後の姿

 ハンデルの営むヘルト商会にて稼働中


◎ケルン

 モンスターであるケルベロスの子(♂)

 3つの頭、尻尾は1本

 中央の頭に他のケルベロスには無い、赤い尖った角が生えている。

 火を吹く

 甘いものが好き


◎ハンデル

 男性 30歳

 身長180cm強 細身の引き締まった体型

 茶色くせ毛短髪 茶色の瞳

 旅の行商人 剣の達人

 街道筋の脅威となるモンスターや盗賊などの退治を請け負う「闘商」としても活動する。

 割りと二枚目


◎マフダレーナ

 女性 58歳

 ラウムテ帝国皇宮侍女長

 身長174cm 細身

 白髪混じりのグレーの長髪(巻き上げてお団子ヘアーにしていることが多い)

 かつて近衛騎士団員で、軽業師の異名を持っていた。

 

◎エフェリーネ

 女性 22歳

 ラウムテ帝国摂政

 第9代皇帝の女帝ヨゼフィーネの一人娘

 ヨゼフィーネの死後、皇帝に即位した従弟のヤスペルの代理として政務を執り行なっている。

 身長165cm 中肉

 茶色セミロングストレートの髪

 やや淡い茶色の瞳


◎リーセロット

 女性 年齢不詳(20歳代前半から半ば辺りの見た目)

 エフェリーネの側近くに仕えるダークエルフの女性

 身長170cm 美しい体型 爆乳

 黒髪の長髪 黒い瞳

 雷の魔法を使う


◎ベレイド子爵

 男性 33歳 名はダニエル

 ラウムテ帝国副宰相

 身長175cm 痩せ型 黒髪 黒い瞳 口と顎にひげを生やしている

 政治的手腕に優れ、摂政エフェリーネの良き補佐役。


◎レフィ

 男性 5歳

 ベレイド子爵の長男

 身長約100cm 中肉 黒髪坊っちゃん刈り 灰色の瞳

 海で溺れたところをマイカに助けられ、かつ、心肺停止の状態から、マイカの救急法によって蘇生した。


◎ソフィー

 女性 27歳

 ベレイド子爵夫人 レフィの母親

 身長165cm 中肉 茶色の長髪ポニーテール 茶色の瞳

 二人目の子を懐妊中


◎ベルンハルト

 男性 25歳 姓はレーデン

 ラウムテ帝国近衛騎士団長

 身長185cm 一見細身に見えるが、脱ぐと筋肉バキバキ

 金髪の短髪 アイスブルーの瞳

 超イケメン


◎ララ

 女性 年齢不詳(20歳前後の見た目)

 リーセロット配下のダークエルフの女性

 身長165cm スリム体型 巨乳

 黒髪ショートワンレングス ダークブラウンの瞳

 クールだが、大のスイーツ好き

 影の魔法を使う。


◎アフネス

 女性 年齢不詳(20歳前後の見た目)

 ラウムテ帝国に仕えるハーフエルフの女性

 父はノーマルエルフ 母は獣人種である猫人族

 身長約150cmの小柄 中肉 巨乳

 金色の瞳 猫目 黒いボブヘアー

 エルフの耳の他、頭上にも猫のような耳がある

 真実を見極める特殊能力を持つ

 対魔法の魔法、土の魔法、風の魔法を使える。

「待たせたなマイカ。マフダレーナ侍女長様との話し合いは直ぐに終わったんだが、その後、御用商人としての登録手続きやら何やらで、時間がかかってしまった。」


「お池に浮かぶー♪、お山が6つー♪、大きな大きなお山が6つー♪」


「…おいマイカ、何だその変な歌は?」


 ハンデルが皇宮裏門であるナー門の待機所に来たところ、マイカが一人、木製ベンチに座り放心状態で妙な小唄を歌っていた。


「…やあハンデル、山はいいよにゃあー。」


「何言ってんだマイカ、大丈夫か?」


 その時、待機所の物陰から人が二人現れた。

 リーセロットとララである。

 二人とも、それぞれウシャンカ帽とターバンでエルフの特徴のある耳を隠している。


「初めましてハンデルさん。私は摂政秘書官のリーセロット。こちらは部下のララです。」


貴女(あなた)は、インハングの街で…」


 ハンデルがララを見て言った。


「はい。あの節は…」


 クールな表情のララの瞳がキラリと光った。


「マイカ!お迎えが来たわよ、しっかりなさい!」


 リーセロットに呼び掛けられたマイカの視線に、リーセロットの大きく前に張り出した胸部が映った。


「…んあ?中でもドでかい2つのお山~♪

 ……あっ、リーセロットか!

 何?リーセロット。」


「何?じゃないわよ、マイカ。あなたの雇用主も用件が終わったみたいよ。」


「…おっ!ハンデルか。いつの間に来たんだ?」


「お前さん、さっき返事しただろうが、山はどうとかって…

 何だ?また皇宮の裏の山にでも登ったのか?」


「…いや、登ってないけど…うん、山はいいよにゃあ。」


「本当、どうしたんだ?あの、マイカに何があったんです?」


 マイカがいまだ心(ここ)()らずの状態だっため、ハンデルがリーセロットとララに尋ねた。


「いえ、親睦を深めるために一緒に入浴したのですけどね、私達と、もう一人の女性とマイカの4人で。」


と、リーセロット。


「背中を流してあげようとしたのに、拒否して、ずっと湯舟に浸かりっぱなしだったので、のぼせたみたいなんです。

 その後、充分に休憩させたのですが。」


と、ララ。


「入浴?貴女(あなた)達と!?

 いや、コイツは!…あ…いや、何でも…」


「…えっ!?もしかしてハンデルさん、貴方(あなた)もマイカの前の事を知っていらっしゃるの?」


「はい。あっ、リーセロット様方もお聞きになられたのですね?マイカが異世界から転生してきた事を。

 なのに、よく一緒に入浴など…コイツ、心は男のままですよ!」


「ええ、筋骨隆々の(イカ)ついオッサンだと…

 まあ、今は美しい少女の姿なので構わないかなあ、と思って…

 しかし、刺激が強かったみたいで…」


「はあ…前世はオッサンだという事は聞きましたが、具体的な風貌までは…どうしてマイカの前世の姿がお判りになられたのでしょう?」


 ここでリーセロットとララは顔を合わせてお互いに頷き合い、リーセロットはウシャンカ帽を、ララはターバンを取り外してみせた。


「あっ、その耳は!貴女(あなた)達もエルフ!?」


「はい、ハンデルさん。貴方(あなた)は信頼に足る人物とお見受けし、正体を明かしました。

 あと、もう一人、一緒に入浴した者もエルフです。その、もう一人のエルフの能力(スキル)で、マイカの前の姿が判りました。」


 ハンデルの問いにリーセロットがそう答えた。


「何と!稀少種のエルフが同じ所に3人も…マイカを入れると4人か…

 御三方(おさんかた)は、普段はエルフである事を隠しておられるので?」


「はい、色々と訳があって。一つの理由としては、ヘローフ教の目を欺くためです。」


「ヘローフ教…まだ帝国内でもかなりの勢力が残っているのでしょうか?」


「ええ、ここ帝都では目立っていませんが、帝国本領を出ると随分と(うごめ)いているようです。

 私達の事はあまり知られていないでしょうが、マイカは、エルフのマイカの名は、既に帝都…いや、帝国中に鳴り響いてしまいました。」


「あ!それは私のせいです。

 私が、彼女がエルフである事の珍しさを利用して…配慮が足りませんでした。」


「いえ、過ぎた事を責めるつもりはありません。

 貴方(あなた)ほどの手練(てだれ)の元にいれば、まずは安心でしょう。それに、私達も目を光らせておきますので。」


「はい!この闘商ハンデルが身を(もっ)てマイカを守ります!!」


「お願いします。しかし、マイカは摂政殿下との拝謁の結果、皇家の直臣となりました。

 その臣下としての活動もこれから行なわねばなりません。その際にはどうしたものか…」


「皇家の直臣?では、マイカは貴族の位を頂いたのでしょうか?」


「いえ、それは固辞したので、身分は平民のままで皇家直臣の立場を与えられました。」


「平民のまま直臣…それでマイカに何をさせようと?」


「マイカが望みとして申し出た、警察なる組織の長として活動してもらう事になりました。」


「警、察…?」


「何やら、様々な犯罪を捜査したり、民衆の安全を守る活動をしたり、という公的機関らしいです。」


「それならマイカから聞いた事があります。前世でそのような仕事をしていたと。」


「ええ、まずはその警察の組織を立ち上げるために働いてもらわねばなりません。

 頻繁に皇宮へ来てもらう事になりますが、毎回、今回のように迎えを出す訳にもまいりませんし…」


「確かに。こう見えてもマイカ自身、かなりの武芸の達者なのですが、一人では心許(こころもと)ないですね。」


「そこで提案したいのは、マイカを皇宮内で居住させるのはどうか?という事です。

 ハンデルさん、貴方(あなた)もこれから皇宮には頻繁に訪れるようになるのでしょう?

 ですので、彼女への用件があれば、その折にでも。」


 (うーむ…そうなればマイカを色んな所に連れ出して、ファッションモデルや客寄せの売り子として使役するのが難しくなるな…

 しかし、その事によってマイカの身に危険が及ぶ可能性を作ってしまった訳だし…)


「判りました。その件、マイカとよく話し合って決めます。」


「よろしくお願いします、ハンデルさん。

 …で、マイカ…マイカ!いつまでボーっとしてるの?

 ハンデルさん、お帰りになるわよ!あなたも一緒に帰るんでしょ?」


「……はっ!あ、うん、帰る。

 リーセロット、ララ、じゃあまたね。」


「うん。またね、マイカ。

 …次に来た時も、また一緒にお風呂入ろうね!」


「今度こそ背中を…いや、全身くまなく洗ってあげます…いや、あげるわ、マイカ!」


「………」


「おい!マイカ、大丈夫か!?」


 ハンデルが見ると、マイカは両の鼻の穴から鼻血を流していた。


               第58話(終)


※エルデカ捜査メモ〈58〉


 かつてヘローフ教を国是とする宗教国家フリムラフ教国は、現ラウムテ帝国が所在するヘルダラ大陸の約3分の2を勢力下に置いていた事もあり、そのため、いまだに大陸全体にヘローフ教信者が多く存在する。

 その中には、フリムラフ教国を駆逐し、大陸北端の寒冷地域に追いやった帝国に対してテロ行為を行う者も、少なからず存在する。

 そのヘローフ教過激派連中であるが、普段は一市民として暮らしているため、判明しにくい現状にある。

 皇宮から帰る前の一時をエピソードにしてみました。

 次に来る時も、マイカは3人のエルフ女性と一緒にお風呂入るのでしょうかね?

 鼻血まで出してからに…ww

 今回は入浴シーンは割愛しましたが、次回は書こうかな…

 これからもよろしくお願いいたしますm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ