第55話『光の魔法』
登場人物
◎舞原 彰(まいはら あきら:アキラ)
男性 59歳
身長180cm超 バキバキの筋肉質 スキンヘッド まつ毛の長い、キラキラした瞳の女性のような目
定年間近の某県警刑事
剣道七段(練士)柔道五段
逮捕術上級(全国大会準優勝の経験あり)
雑学好きのうんちく親父
涙もろく人情派
素人童貞
殉職後、異世界にエルフの美少女に転生
◎マイカ(アキラ)
年齢16~18歳くらいの見た目
白金色の長い髪
緑色の瞳
先の尖った耳
巨乳
のエルフ美少女
舞原彰の転生後の姿
ハンデルの営むヘルト商会にて稼働中
◎ケルン
モンスターであるケルベロスの子(♂)
3つの頭、尻尾は1本
中央の頭に他のケルベロスには無い、赤い尖った角が生えている。
火を吹く
甘いものが好き
◎ハンデル
男性 30歳
身長180cm強 細身の引き締まった体型
茶色くせ毛短髪 茶色の瞳
旅の行商人 剣の達人
街道筋の脅威となるモンスターや盗賊などの退治を請け負う「闘商」としても活動する。
割りと二枚目
◎エフェリーネ
女性 22歳
ラウムテ帝国摂政
第9代皇帝の女帝ヨゼフィーネの一人娘
ヨゼフィーネの死後、皇帝に即位した従弟のヤスペルの代理として政務を執り行なっている。
身長165cm 中肉
茶色セミロングストレートの髪
やや淡い茶色の瞳
◎リーセロット
女性 年齢不詳(20歳代前半から半ば辺りの見た目)
エフェリーネの側近くに仕えるダークエルフの女性
身長170cm 美しい体型 爆乳
黒髪の長髪 黒い瞳
雷の魔法を使う
◎ベレイド子爵
男性 33歳 名はダニエル
ラウムテ帝国副宰相
身長175cm 痩せ型 黒髪 黒い瞳 口と顎にひげを生やしている
政治的手腕に優れ、摂政エフェリーネの良き補佐役。
◎レフィ
男性 5歳
ベレイド子爵の長男
身長約100cm 中肉 黒髪坊っちゃん刈り 灰色の瞳
海で溺れたところをマイカに助けられ、かつ、心肺停止の状態から、マイカの救急法によって蘇生した。
◎ソフィー
女性 27歳
ベレイド子爵夫人 レフィの母親
身長165cm 中肉 茶色の長髪ポニーテール 茶色の瞳
二人目の子を懐妊中
◎ベルンハルト
男性 25歳 姓はレーデン
ラウムテ帝国近衛騎士団長
身長185cm 一見細身に見えるが、脱ぐと筋肉バキバキ
金髪の短髪 アイスブルーの瞳
超イケメン
◎ララ
女性 年齢不詳(20歳前後の見た目)
リーセロット配下のダークエルフの女性
身長165cm スリム体型 巨乳
黒髪ショートワンレングス ダークブラウンの瞳
クールだが、大のスイーツ好き
影の魔法を使う。
◎アフネス
女性 年齢不詳(20歳前後の見た目)
ラウムテ帝国に仕えるハーフエルフの女性
父はノーマルエルフ 母は獣人種である猫人族
身長約150cmの小柄 中肉 巨乳
金色の瞳 猫目 黒いボブヘアー
エルフの耳の他、頭上にも猫のような耳がある
真実を見極める特殊能力を持つ
対魔法の魔法、土の魔法、風の魔法を使える。
「で、他にはー?何か聞きたいことあるー?」
と、アフネスはマイカに尋ねてきた。
「…私の身体がたまに光るみたいなんだけれど…光の属性?とかがあるんじゃないかって言われたことがあるんだけれど。」
「んー、そだよー。マイカっち、スゴく強い光の属性の持主だよー。
光に関わる事なら大体のことが出来ると思うよー。」
「光に関わること?」
「ん、光の魔法を使えるよー。」
「あ!魔法って、どうやれば使えるようになるの?」
「イメージよ、イメージ。
頭ん中で完ペキにイメージ出来れば使えるよーになんの、魔法ってもんは。
ってか、そんだけ強い属性なら、知らず知らずの内に使ったりしてないー?」
「…そういえば、私が眠ってる間に光ってて、その光に触れたら心身が癒されたって、うちの雇用主が言っていた。それも魔法なのかな?」
「えー、雇用主って、オトコー?
マイカっち、異世界に来てまだ間もないのに、もうオトコと寝たのー?」
「ちちち、違う!別々に寝てたよ!
でも私の身体が光ってるのを不思議に思って近づいてきただけだよ!!」
「あー、マイカっち、中身オッサンだもんねー、それは無いかー。
んー、魔法だろーねー。じゃあ、それイメージしてみ。」
「イメージ…」
(…全身から…白くて柔らかい光が出て…いや、光を纏う感じか…その光が人の心も体も癒す…)
するとマイカの全身が白くて柔らかい光で包まれていった。
着ているエルフの衣にも反射して虹色に光る。
「出来たじゃんマイカっち!
どれどれー、ホントだー、癒されるー…
ムニャムニャ…おやすみなさい……」
アフネスがマイカの光に両手を当てると、机に顔を伏せて眠ろうとした。
「コラッ、アフネス!居眠りするな!!」
「もう、リーセロットちんはいつも邪魔するー。
ファー…マイカっち、もういいよ。魔法引っ込めてー。」
「い、いや、どうやって引っ込めるのコレ?判らないんだけど。」
そう言ったマイカの身体は、ずっと光りっ放しになっている。
「そっかー、えっとねー、何か、その魔法に名前付けたらー?
その名前をー、口に出しても頭ん中でもいーから唱えてー、発動と解除のきっかけにすんのー。」
「ふむ、名前か…」
(光を纏っている状態だから…纏う…柔らかい…光を…)
「纏柔光、解除!」
マイカがそう唱えると、マイカが身体に纏っていた白くて柔らかい光がパッと消えた。
「アハハ、出来た出来たー。
じゃあマイカっち、もう一度その魔法を発動させてー。」
「ん。光の魔法!纏柔光!!」
マイカがそう唱えると、再びマイカは白くて柔らかい光を身体に纏うことが出来た。
そして、今度は口に出さずに心の中で「解除!」とのみ唱えてみると魔法を収めることが出来た。
「はいOK。もうコツは掴めたねー。これで色々な魔法が使えるよー。」
「は…何か、思ってたよりも簡単…」
「それはマイカっちが才能あるからだよー。強い属性と才能、どっちが欠けてても魔法は使えないからねー。
マイカっちは両方とも優れとるんよー。さすがは高位エルフっち!
で、あと勝手に使えてたもんないー?」
(んー、光に関すること…光…光学的なものも含まれるのかな?んで、紫外線なり、赤外線なり……あっ!)
「そういえば私、凄く夜目が利くんだけど、この部屋に入ってきた時も、真っ暗だったのに良く見えたし。」
「それって光と関係あんのー?」
「うん、ある。元の世界に暗視スコープっていう、暗い所でもモノを見る事が出来る道具があったんだけど、それは光の成分の一つである紫外線とか赤外線とかの作用を使うものなんだ。」
「へえー、じゃあ、それもやってみよー。」
アフネスが部屋の灯りとなっている、光を放つ大きな水晶玉に触れたところ、光が消えて部屋の中は真っ暗になった。
「どおー、マイカっち見えるー?」
「うん、見える。なんか、さっきよりもハッキリ見えてる。」
「じゃあ、それも名前つけてみー。んで解除してみればー?」
「うん。」
(光…紫外線…赤外線…を、瞳に…収束するイメージで…)
「収光瞳、解除!」
すると、今まで部屋内部の様子が見えていたマイカの視界は真っ暗となり、何も見えなくなった。
「わっ!真っ暗になった。何も見えなくなったよ!」
「あー、それ、やっぱり魔法だったみたいねーマイカっち。
じゃあ、魔法を発動させてみー。」
「うん。光の魔法!収光瞳!!」
そう唱えたところ、マイカの視界は明るくなり、再び部屋内部の様子が見えるようになった。
「うん、見える!この凄く夜目が利くのって、魔法の効果だったんだね。」
その時、アフネスが前触れもなく、いきなり水晶玉の灯りを再び点けた。
「あっ!…いや…眩しくない。いきなり明るくなっても目が眩んだりしないや。」
「そのマイカっちの、収光瞳?明るくなったら自動的に解除されるみたいねー、便利ねー。」
「うん、便利…って、アフネス、いきなり点けないでよ、ビックリしたじゃん!」
「へへへ、試しちった。ゴメンて。」
「うん、いいけど。
ところで、さっきから聞こうと思ってたんだけど、その水晶、何なの?
魔法の効果を閉じ込めるって言ってたけど、灯りだから、光の魔法なの?」
「うううん、光じゃなくて雷の魔法だよー。
リーセロットちんに雷の魔法を込めてもらったのー。」
「へえー、雷の魔法かあ。」
「ちなみにララちんは影の魔法ねー。」
「影の魔法、あ、あの影に潜むやつね。」
「はい、あ、うん。
影の魔法については、私から直々に話します、いや、話すわね。」
と、ララが横から口を挟んできた。
「影の魔法を使うと、人影や物影に潜んだり、自ら影になったり、影を濃くしたり…とか出来るの。」
「へえー、魔法って色々あるんだね。リーセロットは雷の魔法で…ちなみにアフネスの魔法は?」
「ワタシはねー、メインは対魔法の魔法ー。
それと、パパから貰った土の魔法と、キモデブから奪った風の魔法を使えるよー。」
「…キモデブって誰なんだろ…?
え!?3種類も違う魔法が使えるの?
土の魔法と風の魔法は何となく想像が出来るけど、対魔法の魔法って、どんなの?」
「んー、これから追々話すよー。
だってマイカっちは、もうワタシ達の仲間でしょー?
これから会う時、その都度色々と話し合ってこーよ。」
「うん、そうだね。
会うのは今回限り、って訳じゃないんだったら一遍じゃなくてもいいね。
また教えてね。」
第55話(終)
※エルデカ捜査メモ〈55〉
アフネスが使う対魔法の魔法とは、本来は、魔法を防いだり、反射したり、消すことが出来る魔法であるが、アフネスの持つ巨大な魔力と、その天才性とが相まって、他人の魔法を奪い、その奪った魔法を自らのものに出来るという効果まで付随されている。
いわば、強化型対魔法の魔法であるが、これにより、かつて敵の風の魔法使いから風の魔法を、父の庸常エルフのバーレントから土の魔法を奪い、自らが使えるようになった。
意図せずに父から魔法を奪ってしまったことにより、悲劇が生まれてしまったため、話すことに躊躇したのだ。




